TUF17フィナーレ大会レビュー


キャット・ジンガノ def. ミーシャ・テイト

テイトがとにかく気だけは強いんですと言った感じでオラオラと攻め込み、最初の2Rを取っていたかのように見えたが、3Rにはいってガス欠だったのか、あるいは動きを見切られてしまったか、ジンガノがクリンチから無慈悲で徹底的なヒザ蹴りを炸裂させてテイトをフィニッシュした。テイトはホントにノーフィアーで楽しい試合を見せてくれるし、今回もFOTNボーナスを獲得したのだが、なにかこう、がつんと決まれば相手は即死といったここ一番の決定力が欲しいような気はする。他方のジンガノ、事前のインタビューなどでは終始ナーバスな様子だったし、この試合にも泣きながら入場してきたと報じられているが、ラウンドが進むにつれて、落ち着きを取り戻し、本領を発揮し始めた感じだ。これにより次期TUFは(アメリカではFXからFox Sports 1チャンネルに移行する)チーム・ラウジーとチーム・ジンガノの対決となる。ちなみにジンガノはオクタゴンに登った初めてのママさんファイターであったのだそうだ。試合後には息子さんが「じゃあ次はロンダ・ラウジーと戦うんだね!」と大興奮していたという。たしかにママがラウジーと戦うなんて、息子にとってはなかなかに楽しそうだ。

Zingano MMA - Cat Zingano Eats Cockroach In Phuket (閲覧注意)

ケルビン・ガステラム def. ユライア・ホール

強烈な回し蹴り一撃KOを披露するなど、TUFで対戦相手を次々と病院送りにし、コーチ役のチェール・ソネンをして「いますぐアンデウソン・シウバに挑戦すべき」と評されたユライア・ホールに、ど根性ファイター系のガステラムがひたすら食らいつき続け、最後はグラウンドでガステラムが上から、ホールが下から殴り合うという熱戦の末、ガステラムがスプリットデシジョンのアップセット勝利を手にした。ホールはさすがに雰囲気のある選手で、瞬間的に才能の爆発も垣間見せたけれども、この試合に関しては、いつまでたっても本気を出さないんだなあという印象で不完全燃焼感が残った。ところで、いくつかの報道を見てもどうも不明瞭にほのめかされているだけなのだが、ユライアはこの試合の前にすでにUFCと契約していたとも言われており、それが本当なら、UFCとの契約をかけて決勝に進出してきたガステラムとはそもそものモチベーションの高さが違っていたのかもしれない。というか、本気ではなかったのかもしれないとか?

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ティト・オーティスが、自らの引退マッチとなったUFC148、フォレスト・グリフィン戦(グリフィンの判定勝ち)は片八百長だったと今頃主張!Fighters Only

俺のラストマッチは思ったような結果が出なかった。自分では勝ったと思った。ヤツは2度倒れたし、俺は4回のテイクダウンを決めた。圧倒的だったと思う。

あの試合を見直してみると、画面にはUFC史上初めて、「くりだそうとした打撃数(Strikes Attempted)」というデータが表示されていた。「ヒットした打撃数」ではないぞ。そんな数字を出してどうなるんだ?

ヤツは何もしていない。俺はヤツの攻撃は全部ブロックした。解説のジョー・ローガンも、これはワンサイドな試合だとコメントしていた。そのことは電話でも話をしたのに、ローガンのポッドキャストではなぜかその問題に触れようとしなかった。ローキックを全部カットしたから、俺のすねの骨がほとんど飛び出していたほどだ。まるで効いていない。試合後ヤツはオクタゴンから走って逃げた。負けたと思ったからだろう。

そしたらダナ・ホワイトがヤツを追いかけて連れ戻してきた。これはちょっと臭うんじゃないか。どうしてダナは試合結果を知っていたんだ?俺は臭いとにらんでいる。結果が決まっていたのだろうか。あらかじめこうなるとわかっていたのだろうか。俺がKOか一本を取らない限り、ヤツらは結果がこうなることを知っていたんじゃないのか。



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アンデウソン・シウバ、自らを優れたコーチだと語る

UFCも予定していることと思うが、近い将来私はコーチ役としてリアリティショーに出演するだろう。実は私自身、選手としてよりもコーチとして優れていると思っている。

私がMMAを始めた頃には、いまほどの深みや幅はなかった。コーチに追いつき、追い越せるようにひたすらにやってきたんだ。私の夢はずっと前から、十分に上達したら、自分のジムを開いて、私が学んできた技術を受け継いでいくことだ。天職としてのMMAはまだ始まったばかりだよ。



アンデウソン・シウバ、実の弟が薬物中毒であると明かす

私には弟がいる。私がクリチバに行った4歳の頃、彼は2歳だった。われわれはそこで叔父さんに育てられた。十分に面倒を見てもらったが、弟は結局、悪の道に染まった。

家族ぐるみで救い出そうとしたが、彼からは反応がなかった。何度も治療を受けさせようとしているのだが、今のところお話しできることはほとんどない。



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4月6日にミシガン州で行われたアマチュアMMA大会に出場したナイジェリア人ファイター、Felix Elochukwu氏(35)が試合後に急死した。3RにTKO負けを喫したElochukwu氏は、リングアナウンサーによる対戦相手選手の勝利コールを立って聞いていたが、控室に戻ってから気分が良くない旨を訴え、搬送先の病院で亡くなったという。死因は調査中。

ミシガン州ではプロMMA大会はアスレティックコミッションが管轄しているが、アマ大会については放置状態で、かねてからそのことを危険視する向きはあった。また、ほとんどのコミッションでは、ファイターズライセンス支給時に、35歳以上の選手に対してはより詳細な健康診断を実施しているが、今回はコミッションの目が届かないところでの悲劇となった。

UFCカナダ代表のトム・ライトは、「この選手に既往症はあったのだろうか。あるいは、きちんと訓練されたレフリーが裁いていたのか。EMTや救急車の備えは万全だったのか。対戦相手との実力差を踏まえた公正な試合だったのか。われわれには何もわからない。規制された大会であれば、そういうことが明らかにされている。だからMMAでは規制が大切なんだ」とコメントしている

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リンク先、「トップ20MMAステアダウン」ビデオ。ダナ・ホワイトの嬉しそうな「割り込み芸」はいつ見ても一級品。

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ジョルジュ・サンピエールが自伝「The Way of the Fight」を刊行した。「いかにしていじめを克服し、世界的なアスリート、そしてチャンピオンになったか、そしてその途上で学んだこと」が書かれているという。映画「キャプテンアメリカ」出演を含め、GSPのランディ・クートゥア化が進んでいる。


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(2013/04/23)
Georges St. Pierre

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ファンがMMAファイターを直接支援することを目的とした「Fund a Fighter」というサイトが開設され、キャット・ジンガノが早速利用している

ジンガノは、ミーシャ・テイト戦に先立つ栄養費、生活費のための資金を募った。結果的に献金したファンは2人、献金額は1人が100ドル、もう1人が40ドルであった。

献金したファンには金額に応じた特典が定められており、40ドルの特典はキャットのサイン入り写真、100ドルの特典はキャットと30分間電話でおしゃべりということになっている。


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