UFC159, DEEP62レビュー

UFC159、WOWOWで観戦したが、もともと格差のあるマッチメークとなっていたところ、現実があっさりとむき出しになっただけのような、いかにもあっけない結末となった。それにしてもソネンとベルチャーは思ったより何もできなかった・・・

足の親指骨折が1件、指の脱臼が1件、そして目つぶしが2件発生する呪われた大会でもあった。メインイベントがあと27秒続いていたら、史上もっとも奇妙な王座交代劇まで起きてしまうところであった。

ジョーンズ足指骨折シーン>視聴注意

ポストファイト・カンフェランスでのチェール・ソネン

最低だ。このあとなにをすればいい?ヴァンダレイ・シウバ戦か?もうやることがないんだ。

これまでたくさん試合をしてきた。すべてが思い通りに言ったわけではない。ただ,本当に打ちのめされたのはこれで2回目だ。しかもヤツはソネンのゲームで俺を倒した。非常に落胆しているし厳しい結果だ。

何をされたのか、くわしくはリプレイを見ないといけない。知らない間にヤツは俺の足の上にいた。どうやってセットアップしたのかわからなかった。これまでのキャリアで3回もテイクダウンされたことはない。でも今日は1ラウンドで3回テイクダウンされた。

アンデウソンを軽んじるつもりはないが、自分はアンデウソンを30分間いたぶった。でもジョンのことは1秒もいたぶれなかった。ジョンの方がベターファイターだと思う。

アンデウソンとジョンはトップ2のファイターだ。臆病心は捨てて2人は戦うべきだ。マイクをつかんで、こいつと戦わせろと言うべきだ。ダナが2人に電話をかけてお伺いを立てている有様だが、これはファイトビジネスなんだ。 →(ダナ・ホワイト)実はアンデウソンはさっき電話をしてきたぞ。試合をしたいと言っていた。相手がジョンなのかGSPなのかはまだ内緒だ。



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サムライで放送されたDEEP62、ラスト2試合のみ取り急ぎ観戦した。

dj taiki def 前田吉朗

dj の素晴らしいカムバック勝利であった、1Rは前田に好きなように転がされ、もうだめだというような顔をしていたが、2Rにすごいスピードの打撃で逃げ回る前田に致命傷を与えた。山あり谷あり、ハートを尽くした大変楽しい試合だった。ゴン格のツイッターによれば、1Rに効かされて以降、記憶がないまま自動操縦で戦っていたと言うから驚きだ(参考文献:MMAスポーツ心理学の最新動向

体型といい戦い方といい、しょっちゅう引退を口にするところといい、自らの環境の不遇をなげきがちなところといい、djをみていると僕はいつもニック・ディアスを思い出すのだが、青木の解説によれば、djは変人だけれども、たいへんまじめに練習をする人なのだそうだ。その辺もやはりニックに似ている。djの天然ボケはもっと丹念に拾われ、広く伝えられ、深く研究されるべきコンテンツではないかとかねがね思っている。

北岡悟 def. 中村大介

ジョン・フィッチ戦法で3R通じて、中村をすりつぶした北岡。最終ラウンドに見せた専守防衛のような動きにたいするブーイングが飛ぶと、「これが格闘技だ」と客に噛みつき、青木もサムアップでそれに賛同してみせていた。

さて、「これが格闘技だ」。いったい何をいっているのか、みなさんは本当にすっきりとわかっておられるか。トンチンカンなりに推察すると、「格闘技は点取りゲームでもあるので、2Rを確実に先取したと思うなら、3Rは守ったり逃げたりするのも合理的な選択肢であり、客はそういうゲームを見に来ている以上、ブーイングなどすべきではない」といったところだろうか。これ以上の意味が含まれているならご教示いただきたい。よくわからないのは、そのくらいのことをどうしてそんなに一生懸命主張するものだろうかという点である。

客はべつに、そういう仕組みを知らないからブーイングしているのではないだろう。採点で勝っているからやってるんだろうな、硬く勝ちたいんだろうなという程度のことは了解して見ていた。だからといって拍手喝采だとも思わない。JCBのDEEPの客だけではなく、北米を含む世界中の客が、スコアリングやマスト判定という仕組みを理解した上でなお、あの最後の動きには盛大にブーイングするだろう。

そんなことを思いながら、DEEP中継の直後に、WOWOWでロンダ・ラウジーの試合の再放送が流れていたのを見ていたが、ラウジーはもちろん、「これが格闘技だ」などと説明しない。

なんだか「北米基準」の都合のいいところだけを押し売りされているような気分にはなる。



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