英雄か詐欺師か、ベウフォート季節外れの桜吹雪!


ジャカレイ・スーザ def. クリス・カモージ(UFC on FX8)

UFCデビュー戦だからなのか、地元ブラジルでの試合だからなのか、ジャカレイが充実していて無茶苦茶に強かった。もう最初から顔は自信満々、雰囲気も落ち着き払っており、カモージをまさに子ども扱い。見たこともない強烈なオモプラッタから、一瞬キムラ、くるくる回ってマウントもサイドもバックも全部取って、結果的にふと気がつくと肩固めが決まっていた。ジャカレイに上に乗られて、あんなにいろいろなことをされたのでは、守る側はたまったものではない。勝利のワニさんギミックも絶好調。DREAMファイターのUFCデビューとしては過去最強か。ただ、アンデウソン・シウバとチームメイトだという点は残念である。

ヴィトー・ベウフォート def. ルーク・ロックホールド(UFC on FX8)

ヴィトーの爆発力にますます拍車がかかっている。素直に見れば、リスペクトすべきことなのだろうけれど、僕にはもう、ヴィトーは昔のアルティメット・ウォリアーのようにしか見えない・・・体つきがやばすぎる。年をとって、渋いサブミッションが冴えてきたとか、ゲームプランが頭いいとかいうのなら自然なことだけれど、年をとって爆発力が増加しているというのは、見ていてちょっと引く・・・

こちらのリンク先、UFC on FX8の大会後記者会見の映像。18分30秒ごろのヴィトー・ベウフォート。

(アメリカ人記者)TRTのことについて伺いたいのですが・・・

(ヴィトー)だれかあいつを殴ってくれないか。おまえ、つまらないんだよ。出て行け。おまえには答えん。



27分30秒ごろのベウフォート

(ブラジル人記者)この強さはTRTと関係ありますか

(ベウフォート)貴様、それ、冗談だよな。



>ベウフォート先生のスター気取りは目に余るように思うが、それでもブラジル人記者にとってはやはり英雄であるようで、ベウフォートがアメリカ人記者をシッシと追い払うような仕草をすると、賛同する拍手がわき上がったりしている。これを報じる米MMAサイトのなかには不愉快だとヒートしている記事もあった。

いまのベウフォートはまさに殺し屋、ずっと前に見た、若い頃のパワフルなクラッシャーが戻ってきたように見える。そしてまさにそこが問題なのだ。同世代の選手が引退していく中、ベウフォートだけが現役感があって、しかも再生してトップに上り詰めようとしている。キャリア17年にしてこの現状は、祝うべきことでもあると同時に、シニカルにみてしまう原因にもなる。年をとって若い頃より賢くなっただけなのかもしれない。あるいは、兄弟の悲劇の死の苦しみが、ベウフォートのキャリア中盤に大きな影を落としていたのかもしれない。そしてあるいは、TRTと関係があるのかもしれない。もしベウフォートが、かつてのマーク・マグワイアのように、暗雲立ちこめたままで王座を獲得するとなれば、無条件に祝福することはできないであろう。(MMA Fighting)



36歳のベウフォートは、低テストステロンを訴えている。今回はじめて大会を管轄した、新設のブラジル・アスレティック・コミッションでは、すでにベウフォートのTRTを許可している。ベウフォートはアメリカではTRTの許可を受けていない。ネバダ州コミッションのキース・カイザーは、ベウフォートには2006年の薬物検査で陽性になった過去があるため、ネバダ州でTRTの申請がなされても簡単には許可が下りないだろうと語っている。

ベウフォートの戦いぶりに向けられる疑いの目を晴らすには、次の試合をネバダ州で行うしかない。ダナ・ホワイトは今年に入って、TRTに対して厳しく臨むという方針を明らかにしていた。アスレティック・コミッションがTRTを禁止しないなら、UFCが禁止していく、疑わしい選手には死ぬほど何度も検査をすると宣言していたのである。

残念ながら、そのような検査は行われることはなかった。UFCバイスプレシデントのマーク・ラトナーは先週、UFCは今回ベウフォートに対する薬物検査は実施しなかったと明らかにした。ラトナーは、検査の主体はブラジルのコミッションであると語っている。(ESPN)



>ちなみに、目に見える範囲では、レフリーはリオン・ロバーツさんやマリオ・ヤマサキさんが担当していたし、ジャッジにも聞き覚えのある名前があったので、ブラジルのコミッションが管轄と言っても、実際にはUFCが連れてきたレフリーやジャッジが中心に運営されていたように思う。

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今大会前座でグレイソン・チバウに敗戦したジョン・チョリッシュが引退を発表した。チョリッシュは試合前から、勝っても負けても今回が最後だとコメントしていた。チョリッシュは、プレリムファイターのファイトマネーでは、キャンプを組んだり、セコンドをつれて試合に行ったりしていると結果赤字になってしまうので、仕事として継続していくのは合理的だとは言えないと語っている。チョリッシュはウォール街で商品取引のトレーダーとしての仕事も持っている。Figure 4

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マーク・ハントが渡米ビザを取得、週末のドスサントス戦は行われることが確定したらしい。うっかりケーキを食べ過ぎたりしていないといいけれど。Figure 4

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ラバー・ジョンソン、クリスチャン・モアクラフト、シーク・コンゴと言ったヘビー級ファイターを相次いでリリースしたUFCが、新たなB級ヘビー級ファイターを海外から調達した。Daniel Omielanczukはポーランド人、よくわからない対戦相手に最近11連勝を飾っている。もう1人はウクライナのNikita Krylov、20歳にして戦績14-0なのだそうだ。Wresling Observer。

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【RFC12】川村亮も初参戦、メインはバンタム級王座決定戦に!!(MMA Planet)
アジアの大会が日本人選手祭りになることが増えてきていますね〜。アジアの大会にももうちょっとアンテナを張らないとね。


小橋建太とその時代――小橋が三沢に勝ったのは、ヒョードルvsノゲイラと同じ月だった(『Dropkick』チャンネル)
NOAHは総合格闘技に対しては一線を引き、新日本のように中途半端に直接的にかかわることはなかった。しかし、NOAH武道館大会とPRIDEとが同日興業となったときには、PRIDEを意識しているとは小橋も誰も言わないけれども、PRIDEをぶっとばしかねないすごい大会をやってのけることがしばしばだったものである。もうNOAHでいいじゃないか・・・と思ってしまうほどすさまじいこともあった・・・なんてことをこの記事を読んで思い出した次第。


ニコ動投稿で1千万円賠償 格闘技動画の著作権侵害、千葉の男性が敗訴 (MSA産経)
敗訴した男性をかばうわけではないし、裁判に詳しいわけでもないのだけれど、一個人に1千万円支払わせるという判決が出るんだなあと。事実上支払えるんですかね。

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高橋テツヤ

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