われわれはアンデウソン・シウバのことを本当に知っているのだろうか


アンデウソン・シウバのマネージャとしてお馴染み、エド・ソアレスが主宰するMMAプロモーション、RFA8大会のメインイベントに出場予定だったジェフ・カランが急に欠場したが、その欠場理由について CagePotatoが驚きの報道をしている。なんでも、カラン家で飼っていた犬が重傷を負ったため、なのだそうだ。この情報を晒され、Twitterでファンから非難されたカランは、「ちょっと来い、ただでおまえの歯をへし折ってやる」などと荒れ邦題状態となっているという・・・

ペットのケガが心配な気持ちには共感するが、それが欠場理由であることは隠し通せや・・・

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UFCが中国版TUFの製作を発表。UFCでは中国で選手スカウト活動を行っているそうで、トライアウトは北京とシンガポール、マカオで7月から8月にかけて行われる。階級は145, 155, 170。番組はLiaoNingTVというチャンネルで放送される。フィナーレ大会はマカオで開催されるものと目されているが、日程等は発表されていない。MMA Weeklyなどより。

>ロケーションにシンガポールやマカオも混ざっているので、純粋にメインランドだけで展開されるわけでもなさそう。東南アジア在住の中国系ファイターなども参戦可能なのだろう。コーチ役は不明だが、いまのところ中国人のUFC登録選手は2人しかいないので、その人たちになるのだろうか。それとも、ガイジン選手が指導に来る構図なのかもしれない。言葉の壁はあるが・・・

たぶん、こういうことをやること自体は、先行投資だと割り切ることが出来れば、さほど難しくないのではないかと思う。問題は、この大会がUFCレベルの選手を輩出できるのかどうかだろう。

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当ブログではモタモタしていてすっかり触れ損ねたが、UFCから他団体に転出したジョン・フィッチ、ランページ・ジャクソンらが、それぞれ新しい所属先で入団記者会見を行ったわけだが、いずれも所信表明と言うよりは、別れた彼女(=UFC)への恨み節のような演説を長々とぶつという一幕があったことはご存じの通りである。両選手とも、いかに愛されていなかったか、切ない思いを吐露しはじめると止まらないようであった。フィッチなどはUFCの金払いについて、具体的金額まで上げていかにひどいかを訴えかけていたものだが、ここにきて新たに、UFC現役選手、来週末にUFC162でホジャー・グレイシーと戦う予定になっているストライクフォースファイターのティム・ケネディがUFCの金払いについての不平を述べている

副業をしていて良かったよ。UFCのファイトマネーは低いからね。ホントにおおくの選手が副業をしなくちゃいけないのは痛々しい話だよ。自分なんか、この業界でトップ3%位に入る選手だと思うんだけど、それでも試合だけで生きていくのは無理だね。



ケネディによると、UFC162での出場給55,000ドルの使い道は次のようになるという。

13% ジム費
12% 栄養費
10% マネージャー代
10% コーチ代
8% 宿泊費
3% 医療費
3% 備品、設備
残りの41%   自分の収入



自分の収入は2万ドル強。ここからまだ税金を支払う必要があるのだという。

なおこの件、本人はすでに謝罪して発言を取り下げている。

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アメリカでは最高裁が同性婚を認める判決を出して話題を呼んでいるが、この件について、UFCファイターのジョシュ・トムソンがTwitterで個人の意見を述べた。

トムソンは、反対もしないし、ゲイの人を攻めるつもりもないが、こうなるといったいどこで一線を引くべきなのかと疑問を提起、それでは1人の男性が複数の女性と結婚するのはどうか、1人の女性が複数の男性と結婚するのは如何か、大人が子どもと結婚するのはだめなのか、兄弟同士はどうなんだと疑問を連打した。「要するに、どこに一線を引くべきなんだ?あんたが誰と結婚しようが俺は構わんが、今回の件は子どもや兄弟や重婚への門戸も開いたことになるんじゃないのか。だって、そういうことをしたい人たちは幸せにならなくてもいいというのか。同性婚で平等が成し遂げられたわけじゃない。平等への扉が開いたんだ」などとツイートした。

トムソン陣営は翌日、悪意はなかった、言葉が一人歩きするような報道はしないで欲しいなどと事実上の謝罪コメントを発表。ダナ・ホワイトは、「誰しも意見を持つのは自由だが、みっともないからトムソンは格闘技に専念した方がいい」と釘を刺した。UFCからトムソンへのおとがめはとくにない。レスリングオブザーバ。

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UFC本拠地のラスベガスはいま熱波に襲われているとのこと。リンク先の天気予報では、最高気温が華氏115度などとなっているが、これは摂氏に直すとなんと46.1度。来週末はそのラスベガスで「UFC162:シウバ vs ワイドマン」。プレリムでは徳留選手も出場。相手との戦いの前に、まず暑さを制しないといけない?

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米MMA初の合同テスト、MMA Combineがユライア・フェイバー、フィル・デイビスらの主宰により発足した。7月のUFC Fan Expoの場で第1回の合同テストを行うという。今回はすでに満席と言うことだが、アメリカでプロファイターを目指す人にとっては登竜門の1つになるかも?

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レスリングオブザーバ最新号によると、UFCでは設立20周年を記念したドキュメンタリーを制作中で、年内に公開予定だとのこと。またMMAサイトSherdogも、UFCやMMAの20年史の本を11月に出版するそうだ。

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米ESPN Magazineの毎年恒例「The Body Issue」(米7月12日発売)でミーシャ・テイトがヌードを披露するそうだ。過去にはジナ・カラーノロンダ・ラウジー、ジョン・ジョーンズも登場している。

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「われわれはアンデウソン・シウバのことを本当に知っているのだろうか」というエッセイ (MMA Junkie)。共感する。僕もアンデウソンの発言は、どこまで本気なのか、おもしろがるところなのか、真剣に分析するべきところなのか、さっぱりわからないと感じる。結果的に見れば、アンデウソンはひたすらに、与えられた試合をこなしてきているだけであり、過去の荒唐無稽なコメント一つ一つには、ほとんど意味が無かったように見える。

(ダナ・ホワイトが、アンデウソンから電話があって、ジョン・ジョーンズと戦いたいと言ってきた、と語った件について)・・・シウバは「ダナ・ホワイトに電話なんかしていないことはみんなが知っている」という。「そもそも電話番号だって知らないんだ。彼と話はしないよ」。

ちょっと待て。UFCミドル級ベルトを7年も持っている男が、UFCの社長の電話番号を知らないだって?電話一本かけるすべがない?

さすがにそんな話は真に受けるわけにはいかない。スティーブン・セガールに蹴り技を習ったという話だって誰も真に受けてはいないし、対戦相手をおちょくるような試合運びをしておいて、わざとやったのではないと主張するときにも誰も真に受けていない。

それがアンデウソン・シウバなのだ。誰もが、金網の中の彼は、MMA史上もっとも偉大なP4P選手であると広く認めている。彼の能力も、彼の強さも知っている。パトリック・コーテやターレス・レイテス、ダミアン・マイアをおちょくったときでさえ、それは偉大さの表れであるように見えた。ファイター・シウバにたいする理解は進んでいく。

だからといって、人間シウバを同じように理解できているとは言いがたい。シウバには水蒸気のようなところがある。触れようとしてみても、そこには何もない。言葉の壁はあるのかもしれない。しかし、海外選手がみな、そのようなアイデンティティ・クライシスを持っているわけでもない・・・シウバはいつでも届かないところにいる。本当のところ、どうしたいのかは非常にわかりずらい。冗談なのか、馬鹿にされているのかも定かではない。ロイ・ジョーンズと戦いたいと彼が言うとき、われわれはそれを真に受けるべきなのかどうか、判断できない。

ダナ・ホワイトはシウバとの交渉を「アーチストのようだ」と語っている。他の選手とは違った意味で、難しい男だという意味なのだと想像する・・・シウバがケージを去り、史上最強の男としての伝説を残したとき、われわれは彼について、ほかに何を知っているといえるのだろうか・・・・



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【Interview】RFC12を見た川尻達也、「俺は違うと思っている」(MMA Planet)

この記事は大人な感じにまとまっているが、本人のTwitterはもっともっと雄弁で熱い。Twitter上では川尻・青木対談も見られる。青木の発言は極論すればボブ・サップの意見に収斂していくように見える。是非は別として、トップファイターの発言としては極めてユニークであることは確かだろう。

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総合格闘家・北岡悟が語る「格闘技レビュー」の世界(日刊SPA!)

実は4月末の試合で、最終ラウンドの残り30秒で判定勝ちできると踏んで闘うのを避けて勝ちに徹したら、ネットの格闘技マニアの間で賛否両論で・・・



そうかなあ、その作戦には賛も否もないと思うのだが、問題があるとすればそのあとのマイクのほうなのでは・・・ちなみにDEEP Cageの「チェ・ドゥホ vs. 昇侍」の放送席で解説者・北岡は「これが格闘技だ!」となんども叫んでいたけれども、まあ、あんまり触りたくないんだけれども、やっぱりその台詞は彼氏に言われても今ひとつ腑に落ちないというのが個人の意見であると言わざるを得ない。

で、北岡氏が何をもって格闘技であると認定するのかは別としても、「チェ・ドゥホ vs. 昇侍」、まるでおとぎ話のようなマネーファイトだったとは思うし、両選手に感謝したくなるほどではあるのだけれど、心のどこかに、これではレナード・ガルシアやクリス・ライトルではないか、ファイトオブザナイトを取ればそれでいいのか・・・と、必ずしも心置きなく楽しんでいるわけではない自分もいることは確かであって、たぶん、ある要素は120点なんだけど、別の要素が60点くらいに見えてしまうというのか、これはいつの日か地上波で放送されるまで取っておきたかったというか、どうしてもUFCのフィルターを通してみてしまうこちらの要求度が酷というか、Gryphon氏による同趣旨のTwitterのまとめサイトもたいへん興味深く拝見したけれども、なかなかこの気分を文字化するのは難しい。

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こちらのシュートボクシングのFacebookページによると、6月23日後楽園ホール大会が7月6日(土)26時からBSフジで放送予定とある。

映画タイガーマスク公式サイト

引退....2 (川原誠也ブログ)

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僕がよく行くスポーツクラブのヨガクラスで教えている美人先生は、ロータス世田谷でも教えているんだそうですよ。でもご本人にインタビューしてみたところ、MMAのことはチンプンカンプンで、好きなのはグレートサスケなのだそうですよ。
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高橋テツヤ

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