ペティス圧倒!スター誕生【UFC164】




ジョシュ・バーネット def. フランク・ミア

このところすっかりUFCの門番役を任じているフランク・ミアに勝てたと言うことで、ジョシュ・バーネットのUFCヘビー級トップ戦線での活躍をしばらくの間は楽しめることになりそうだ。これまでのPRIDEファイター(こんな単語、いつまで使ってるんだかとは思いつつ)の試合ぶりから、ジョシュもうっかりボロが出てしまうのではないかと危惧していたが、UFCジッターもリングラストもなく、体力に物を言わせてさっさと押しつぶしたような、スマートな展開だった。

選手コールの時点から、ジョシュには軽いブーイングが飛んでいた。試合の決着がやや拙速であったかにも見えたせいで、試合後のインタビューではジョシュにさらなるブーイングが飛んでいた。とはいえ、そのあとのメインイベントでベンソン・ヘンダーソンが浴びていたブーイングに比べれば、ジョシュへのブーイングの量はいかにも中途半端であった。

ジョシュもプロレスラーなのだから、盛大なブーイングはむしろ嬉しいはずだが、中途半端なブーイングというのがどうも気になる。ジョー・ローガンをバックドロップしようとしたシーンも、会場からもローガンからもこれといったリアクションもなく、すべり芸が完成してしまっていた。

ジョシュの入場Tシャツが気になったのと同じくらい、アメリカのファンのジョシュに対する冷たさや無関心さが気になるところではある。もっとも、思えばジョシュは日本でもすべり芸の第一人者であったのかもしれないが・・・米MMA記者がいったいジョシュのことをどう評価しているのか、これから露出も増えてくるのだろうから、少し研究テーマとして留意しておきたいと思う。

ジョシュの試合後インタビュー

俺だってストップなんかしてほしくなんかなかった。俺もフランクも、止められるくらいなら死んだ方がマシだからね。

UFCに戻ってこれて嬉しいよ。ブーイングも歓声も全部受け止める。全部俺の力になる。

メインイベントのあとでもう一回やりなおしてもいいんだぞ。駐車場でもう一度戦ってもいい。そうすればみなさんを満足させることも出来るんだが。



アンソニー・ペティス def. ベンソン・ヘンダーソン

連戦連勝の悪役王者にローカルヒーローが挑戦する・・・やっていることはNWAと同じだなあとつくづく思う。そりゃあ盛り上がる。だからフィニッシュシーンでレフリーのハーブ・ディーンが両手を振り、その意味を図りかねた観衆が3秒ばかり沈黙したとき、僕も「え、ペティスが勝ったように見えつつ、実は何らかの疑惑で王者の防衛?」とまで考えてしまったほどだった。もちろんそんなアホなことはなく、ペティス堂々の勝利、華やぐ会場の雰囲気はまさにスター誕生の瞬間そのものであった。ちなみに決め技は、ドラゴンゲート吉野正人選手が得意にしている、ソル・ナシエンテというジャベととてもよく似ていた。

ベンソン・ヘンダーソンはこのところ、サブミッションをかけられる姿じたいが余り見られなくなっていたが、WEC時代は「なぜあの関節技を決められても平気なのか!」とビックリするくらい、一本負けをしない人だった。完璧に入っているように見えるアームバーを、ホーンが鳴るまで1分くらい、涼しい顔で耐え抜いてしまうのだ。その印象が強かったので、この人は何をされてもタップしない人なのだと思い込んでいた。

試合後インタビューでペティスは、「ジョー・シウバ、あんたの仕事を楽にしてあげよう。ジョセ・アルド、このベルト、そしてあんたのベルト(賭けて戦おう)」と挑発、しっかりと物語を紡いでいた。この一言が言えると言えないとでPPVが10万件くらいは違ってくるんじゃないかと思う。こちらの記事によれば、試合を終えて引き上げる花道で、ペティスはコーチのデューク・ルーファスに、「おれ、どう見えた?ちゃんとプロフェッショナルに見えた?」と繰り返し尋ねていたというからご機嫌だ。試合後にプロポーズをしていた前王者とは、どうやら正反対のキャラの持ち主のようで、淡々とした防衛ロードと言うよりは、これからいろんな冒険を見せてくれることになるかもしれない。試合後のダナ・ホワイトもあからさまに嬉しそうで、どうやらペティスのことが大好きみたいだ。


ダナ・ホワイト、UFC164ポストファイトスクラム。MMA Fighting

Q ペティスのヒザのケガは深刻なものなのでしょうか。

ホントに悪夢だよ。せっかくスーパースター誕生なのになあ・・・コンタクトスポーツなんだからしょうがないけどさ。やれやれ、実にもったいないよ。「しめしめ、これはおもしろいことになってきたぞ」と浮かれていたら、ドクターがヒザが折れているかもと言ってきたよ。

Q 検査してみないとわかりませんよね。

そうだね。前回のケガでは4~6週間で治療を終えていたね。今回もそれくらいだと良いのだけれど。


Q ペティスのパフォーマンスはどうでしたか。

すばらしい。ホームランだ。ベンソンも長い間タイトルを防衛してきたが、今日のペティスの戦いぶりは、ライト級史上最強じゃないかと思わせるほどだった。

戦前にペティス有利と予想していた人も、まさか一本取るとは思っていなかっただろう。

Q 格闘技ファンとしては、アルドの次戦の対戦相手は誰が一番良いと思いますか。

そりゃ100%ペティスだろう。すごい試合になる。

Q アルドのコーチが、「ペティスがライト級のベルトを返上してフェザーに落としてくるなら挑戦を受けてもいい」と声明を出していますが。

アルド陣営はライト級で戦うことになると不利だと思っているんだろうな。私はペティスが落としてくる方が実はアルドにとってもリスキーだと思うがな。なんにせよ、マネージャが早速にこういうコメントを出すと、外から見ていて、怖がっているように見えるぞ。アルドの意見ではなく、マネージャが取りあえず言ってみただけなのかもしれないが、怖がっているように見えている時点でペティスが有利になっている。



ダナ・ホワイト、Ariel Halewani記者によるインタビュー。リンク情報紛失。

Q  ここまで紆余曲折を経てきたアンソニー・ペティスのホームタウンでの戴冠劇、感動したのではないですか。

ヘンダーソンは155のバッドガイたちを倒してきたが、ペティスはそのヘンダーソンをぶっ壊してしまった。一本を取る前のミドルもひどいダメージを与えていたね。この子はレベルが違うわ。ペティスのパフォーマンスには心底ぶっとんだよ。

Q 観客も何が起きたのかわかりかねて、歓声も少し遅れてわき起こっていました。

バーバルタップだったからな。何があったのかわからないから、みんな混乱する。

Q ベンドはWEC時代を含め、初の一本負けです。

そうだね。KOならまだわかるが、一本とは思いもよらないよな。

Q ジョセ・アルドとのチャンピオン対決のアピールがありました。

悪くないアイデアだ。というか、元々はその試合をする計画だったんだ。アルドが受けるかどうかだが、今日のような試合を見れば、皆がペティスを追いかけ始めるんじゃないか。

Q とはいえ、フェザー級にはリカルド・ラマスが、ライト級にはTJグラントが待ち構えています。

そうだね、そういう選手たちにとってはフェアとは言えない状況だ。でもペティスにしても、最後のWECライト級王者だったというのに、UFCでタイトルマッチにたどり着くまでにずいぶん時間がかかった。そういうことはありうるんだよ。

Q ジョシュ・バーネットの試合はどうでしたか。

ストップはちょっと早かったと思う。せめてもうちょっと続けて、ミアが反撃できるかどうか確認すべきだったと思う。個人的にはあのまま続けても試合結果は同じになったのではないかと思うけれど。

バーネットはミアとのグラウンドゲームを避け、ミアが嫌いなクリンチで戦い続けた。ミアに勝つために、やるべき事をやったという印象だ。

Q 「チェール・ソネン vs. ラシャド・エバンス」戦といううわさがあります。

われわれも数日前に議論し始めたばかりの案だ。案はほかにもある。まずはラスベガスに戻って、みんなと相談してみる。個人的には嫌いなカードじゃない。



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