ジョシュ・バーネットUFC復帰戦前後の発言まとめ

いまさらになってしまったが、ジョシュ・バーネットのUFC復帰初戦前後の記事から印象的なところをつまんで紹介しておきたい。

2002年3月23日、MGMグランドで開催されたUFC36で、ジョシュ・バーネット(当時24歳)はランディ・クートゥアを破り、UFC史上もっとも若いヘビー級チャンピオンになった。試合後のクートゥアは「ジョシュにバトンを渡すことができた。これからは彼が、このスポーツを代表する偉大なチャンピオンになってくれるだろう」と語った。

ちょうどのその試合をもって、ジョシュのUFCとの契約は満了していた。噂によれば、ジョシュはUFCに対して、1試合100万ドルでの契約更新を迫ったとされている。当時のズッファはこれに応じることができず、そしてズッファはその後、将来有望な選手とは契約満了をまたずに契約を更新するようになったと言われている。(ESPN)



バーネットとUFCはあることを隠していた。UFC34でボビー・ホフマンに勝った際、バーネットの薬物検査結果が陽性を示したのだ。ところがネバダ州アスレティック・コミッションの薬物検査は当時まだ試験的に実施されていたに過ぎなかったため、この検査結果は闇に葬られた。

バーネットはひきつづき、クートゥアに挑戦するというチャンスをもらったが、すぐにそれをフイにしてしまった。再び薬物検査で陽性を示したのだ。獲得したタイトルを剥奪され、6ヶ月の出場停止を食らったバーネットは、記者の前でUFCに対する不満をぶちまけ、その後長年にわたってアメリカのMMAを捨てたのだった。

長年のプロレスファンだったバーネットは、新日本プロレスとパンクラスに参加する。プロレスラーになると同時に、ビル・ロビンソンの元でキャッチレスリングの研究も続けたのである。(Bleacher Report)



僕の最初のコーチであるビル・ロビンソンはこういった。「学ぶ方法を学ばねばならん」。だから、単に試合に出場し、技術を見せるだけでは、MMAの全体像を理解したとは言えない。マット・ヒューム、ハル・シマニシ、ビル・ロビンソン、カール・ゴッチ、エリック・ポールソンといったコーチを通じて、僕は多くを学び取った。同時に僕はいつも、一つ一つの技術が全体像のなかでどんな意味を持っているのか、別の状況ではどんな風に使えるのかということを理解する姿勢を学び取ったんだ。(MMA Weekly)



(ジョシュのことを、PRIDE最後の生き残りだと見ているファンがいることについて)僕はPRIDEにいたんだ。そこで生きてきた。記憶にある限り、何も死んでしまうわけではないんだよ。PRIDEが死んだかどうかは僕の問題じゃない。僕自身は、僕に未払い金があるような、死んだ団体の旗を振るつもりはない。

ファイターと、試合をするアスリートの2種類の選手がいるというキミの指摘は正しい。そして、いまのMMAではアスリート型の方が多い。それも驚くことではないよ。このスポーツに入ってくることがとても簡単になってきているからね。昔は、試合のオファーをもらうにも、トレーニングをするにも、ジムを見つけるだけでも、乗り越えるべき障害がたくさんあったものだ。僕が最初に入会を申し込んだのはAMCパンクラチオンだった。その頃の僕は、もうそこの選手を1人倒していたんだけど、それでも身体検査から入門テスト、面接まであったよ。時間をかけて鍛える値打ちのある男なのかどうか、見極められていたのだろう。僕は今でも会費を払っているんだよ。

いまでは普通のスポーツ用品店にMMA用品は売っているし、インストラクションビデオはYouTubeで見れる。何でもそろってる。でも当時はグローブすら持っていなかった。だから、指なしのグローブを買ってきて、詰め物を取りだしたり、留め具を外したりして、手作りでMMAのグローブを作ったものだよ。

MMAを始めた理由の1つには、世界を見てみたかったと言うことがある。当時はそんなにカネの回っているスポーツでもなかったし、自分が金持ちになれるとも、有名になれるとも期待していなかった。ただ試合に出て、対戦相手をしこたまぶちのめしながら、そのご褒美として世界を見てみたいなと思っていたんだよ。

今の選手は、かつて僕らが考えていたような理由では戦っていないようだね。UFCに入って、ある程度活躍したら、有名になってカネが儲かると考えている選手がたくさんいる。僕らは血と誇りのために戦った。今の選手は名誉が欲しいんだね。
(Hov-MMA.com)



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調べ物でマット・ヒューズの少し前のインタビューを読んでいたら、「若い選手には金銭面のことをアドバイスしたい。まずは税金面から始めるとよい。最初から法人になっておくことで、手元に残るカネが多くなる。個人ではなく法人としてやることだ」と語っていた。日本でも基本は同じのはずだ。格闘技選手諸氏は、こういうことはちゃんとやっておられるのだろうか。個人事業者として開業届けを出すだけで、経費が落とせるようになり、確定申告で最低でも数万円くらい戻ってくるのが普通ではないかと思う。法人になることの意味やメリット、具体的なやり方などは、タイトルがピンとこないかもしれないけど、僕にはこの本がわかりやすかった。


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