チェールは考える。アンデウソンは沈む。ヴァンダレイは臭う。

このブログではタイムリーに拾えなかった、ヴァンダレイ・シウバとチェール・ソネンのプロレス風アングルを時系列でまとめておく。この両者が来年早々にも、ブラジル版TUF新シーズンのコーチを務めるとの噂もある(レスリングオブザーバ)。

チェール・ソネン(9/23)

ヴァンダレイの言い分はこうだ。「ソネンとは試合をしたいのだけれど、UFCからのオファーがない」。これほど憎しみあっている2人のメガファイトをUFCがオファーしていないなどということを真に受けるアホはいない。レベルの違うあほらしさだ。

ヴァンダレイが日本で戦っていたころにさかのぼり、その頃の試合がフェイクだったという事実を指摘したのは私が最初だ。ヤツが本当に22連勝したわけじゃない。試合はお膳立てされていた。これにはヴァンダレイとクロコップが激怒したが、ゲイリー・グッドリッジやマーク・コールマン、ドン・フライたちが「チェールは正しいよ」とカミングアウトしてきてくれた。ヴァンダレイがいくら怒ったところで事実は変わらない。



(9/27)「ミスターオリンピアコンテスト」という謎のイベントでヴァンダレイ・シウバとチェール・ソネンが一触即発!そのときの動画

このヴァンダレイの行動についてソネンが分析。レスリングオブザーバ最新号。

3つある。まず1つ目。公の場で騒ぎを起こすときには、カメラを持ってくるんじゃない。作り物に見える。視聴者を馬鹿にすることになる。2番目に、この国のこの業界では、貴様が俺にやったように、一度対戦を拒否した相手に、そんな靴に効き方をする権利はない。そして第3に、俺様のような悪党を挑発するのはときにとても危険だ。公開することになる。昔ながらのインタビューを受けたいのなら、私の番組「UFC Tonight」にくるといい。足代くらいは出してやる。



ダナ・ホワイト (9/30)

こいつの名前はアックス・マーダラー(斧の殺し屋)というんだぞ。何を期待しているんだ?これが彼のやり方だよ。ブラジル人は誇り高いんだ。ヴァンダレイはもうずっと、チェールのブラジルについての発言を怒っている。

オクタゴンの外で殴り合わない限り、お互いに言いたいことを言ったっていいだろう。2人ともプロなんだから。



チェール・ソネン (10/3)

ヴァンダレイは(ラシャド・エバンス戦の準備に)邪魔だ。それは間違いない。インタビューでヴァンダレイについてコメントしないといけないのは奇妙だ。反面、ヤツはうまくやっている。注目して欲しかったんだろう。オクタゴンにのぼることなく、見出しを飾っている。試合がないときに報じられるのはなかなか難しいことなんだ。

ヴァンダレイはメディアに乗りたいんだ。UFCがヴァンダレイにメディアを回してやらないからだ。だって、ヤツはいまは関係ないから。馬鹿にしてるんじゃないぞ。試合の予定がないだろ。



チェール・ソネン (10/8)

「アックス・マーダラーなどという名前の男が3人の手下を連れてやってきて、俺を指さしたんだぞ。俺の故郷ではこんな事はかなり大きな問題だ。むかし親父から、相手が殴りかかってくるまで、ケンカは始めるなと教わった。しかしヴァンダレイはすでに構えていた。手下も構えたら、一戦交えるところだった。」

「ストリートファイトは好きではないんだ。プロの名が汚れるし、賛成できることでもない。しかしだ。俺は自分の手の届く範囲に、他の男が入ってくることは許さない。ヴァンダレイよ、もしその指が俺様に触れたら、俺様はその場でおまえをぶちのめす。ほかに選択肢はない。自己防衛をしなければならない。ヤツは手下を3人連れていたから、俺様には不利な状況だが、できるだけたくさんのクズどもをテイクダウンしてやりたい。」

それにしても、3人も引き連れてやってきて、ぶつくさ言うだけのビデオを公開するというのはなかなか勇気がある。俺はそこに一番戸惑っている。俺なら、「ああ、こいつは失敗した。ビデオは暖炉で燃やしてしまおう」と思うからな。



ヴァンダレイ・シウバ (10/13)
特製Tシャツ姿の写真を披露。Tシャツには

ANDERSON KNOWS
CHAEL TALKS
WAND DOES



というメッセージ。

チェール・ソネン (10/13)
Tweet連投でヴァンダレイTシャツのポエムに返歌。

@sonnench
Chael Thinks
Anderson Sinks
Wandy Stinks
(チェールは考える。アンデウソンは沈む。ヴァンダレイは臭う)


@sonnench
Mayhem's inna clink
Tito's onna brink
There's dishes inna sink
and WANDERLEI STINKS
(メイヘムは監獄 ティトは瀬戸際 シンクには皿 そしてヴァンダレイは臭う)


@sonnench
Dark is the night
And mean dogs bite
And wind moves kites
But WANDY WON'T FIGHT
(暗いは夜 痩せた犬は噛み タコは風に舞う しかしヴァンダレイは戦いを避ける)


訳注:こんなもの直訳しても仕方なく、ライムを踏んで、最後にヴァンダレイを馬鹿にして落とす技を味わうべき。この日のソネンは、こんなポエムツイートを9種類連投したのであった・・・

*****

あの人は今シリーズ、ヒカルド・アローナ編。MMA Fighting

PRIDEが終わった後、UFCとの交渉はしなかった。年に5回も戦っていたんだ。少し休みたかった。で、復帰しようかと思った頃に、ヒザをケガしてしまい、計画が変更になった。

自分は15歳の時からプロとして戦ってきた。30歳で引退しないと生けなくなった。実はPRIDEの2年後にBitetti Combatで1試合しているんだが、その試合でヒザをやった。治るまで2年かかった。



2010年5月、ノゲイラ兄の試合に帯同してUFC114の会場を訪れたアローナは、ダナ・ホワイトとも会っているという。ダナはアローナに、あと1勝すれば契約してもいいと告げたと言うが、結局その後試合はしていない。

試合に向けた練習を、パウロ・フィリヨと一緒に始めたところ、もう一方のヒザ靭帯も断裂してしまった。今年の年末までに手術を受ける。

ほかの多くの選手と同じように、私にとってもUFCがゴールだ。あと1勝必要なのか、2勝必要なのかわからないが、心配はしていない。身体が言うことを聞いてくれさえすれば、UFCにたどり着くことはできる。まずはヒザの手術を成功させて完治させないといけない。時はどんどん経ってしまうが、私は自分の経験の豊富さを信じている。

復帰時期のメドについては決めないことにした。しっかり直さないといけないからね。完治までに1年、そのあと2014年の終わり頃に、次の動きを決めることになると思う。柔術やサブミッションで復帰する手もある。もし復帰までに1年以上かかることになったとしても、焦る必要はない。まずは完治させることが先決だからね。

そんなわけで最近は試合はしていないが、Quicksilver社とMoskova社がスポンサーとして支えてくれているから生活はできているよ。体重は10年前と同じ、205パウンドだ。



MMAあの人はいま――ブライアン・ジョンストンとロジャー・フエルタ■MMA Unleashed

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VTJ3、手が付けられないほど圧倒的に強かった秒殺女王が、最後の最後に無念の涙でキャリアを終える様子をじっくりと堪能させてもらった。目の負傷など、いくら待っても余計に腫れてくるだけだろうにとは思ったけれども、とにかくじっと回復を待っているだけのシーンを、これが見納めかと思いつつ、これほどマイティな人の大舞台でも思うに任せぬこともあるものよと無情を感じつつ、飽きる事なく見続けた。VTJとしては、今後こういう場合にどうするのか、きちんとルールを決めて、次回からはもっと早めに判断を下すようにしてほしい。でも今回限りは、何とか試合を成立させたい本人の意思、それに沿おうとする周囲の人の手詰まり感も、それはそれで日本的で好ましいものに見えた。リングアナ兼司会進行のフランシスコ・ザビエル君の仕切りなどお構いなしに、試合を終えたアギラーと藤井がいちゃいちゃしていたのも好ましかった。ちなみに煽りVで、藤井のMMAデビューが30歳だったと聞いて、改めて感服しなおした。

所英男の判定については、これがHERO’Sだったらもちろん、桜吹雪舞い散るトコロの激勝という多幸感あふれる結末となっていたと思うが、VTJがいかなる判定基準を持っているのかがわからないので、判定結果を聞いたときには、こちらも何もわからない状態で放り出された気分になった。はて、これがUFCだったら、ジャッジは所にスコアを付けただろうか、所のすごさや楽しさは、レスリングやボクシングが大好きなアメリカのジャッジの目にはあまり映えないんじゃないかなどと想像した。ただ、今日になって掲載されたMMA Weeklyのインタビュー記事の中で所は、VTJの試合前ミーティングで、「ポジションをよくするとか、フィニッシュしようとする動きなどのグラウンドワークを、アメリカ基準に比べて著しく重く採点する」と説明されていたと明かしている。なんだ、VTJは基本的には米ユニファイドルールでやっているわけじゃないんだ。そうであるならこの試合は、所がカンプザーノをボロ人形のように転がし続けていた試合でしたという評価で良かったのではないだろうか。カンプザーノに付けたのは磯野さんと中井さんである。理由はちゃんとあるんだろうと思う。聞いてみたいものだ。

ちなみに、「西浦 vs. 大沢」の判定にも、かなりの違和感があったように思うがどうか。
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