GLORY13 TOKYOレビュー


レスリングオブザーバ最新号が、2013年のプロレス・格闘技業界のまとめ記事を掲載している(まとめ期間は2012年12月から2013年11月)。その中から一部のデータをちらりと紹介。

【観客動員数(世界)】
72,000人 - 4/7 WWE WrestleMania East Rutherford, NJ MetLife Stadium (Rock vs. John Cena; Undertaker vs. C.M. Punk; HHH vs. Brock Lesnar)

29,000人 - 1/4 New Japan Tokyo Dome (Hiroshi Tanahashi vs. Kazuchika Okada)

25,000人 - 12/5 IGF Islamabad, Pakistan (Kazuyuki Fujita vs. Shogun Okamoto)

20,145人 - 3/16 UFC 158 Montreal Bell Centre (Georges St-Pierre vs. Nick Diaz)

20,000人 - 5/31 One FC Manila, Philippines (Koji Oishi vs. Honorio Banario)

【入場料収入(北米)】

$11,300,000 - WWE WrestleMania 4/7 MetLife Stadium East Rutherford, NJ The Rock vs. John Cena

$5,739,350 - 11/16 UFC 167 Georges St-Pierre vs. Johny Hendricks

$4,826,450 - UFC 162 7/6 Las Vegas Anderson Silva vs. Chris Weidman

$3,640,000 - UFC 158 3/16 Montreal Georges St-Pierre vs. Nick Diaz

$3,286,025 - UFC 155 12/29/12 Las Vegas Cain Velasquez vs. Junior Dos


【PPV販売件数(米国)】
2,200,000 - 9/14 Floyd Mayweather vs. Canelo Alvarez

1,150,000 - 12/8/12 Juan Manuel Marquez vs. Manny Pacquiao

950,000 - 3/16 UFC 158 Georges St-Pierre vs. Nick Diaz

900,000 - 5/4/ Floyd Mayweather vs. Robert Guerrero

662,000 - 4/7 WWE WrestleMania The Rock vs. John Cena

【UFC PPV販売数 年別推移】
    大会数 PPV販売総数 平均
2007  10 4,660,000 466,000
2008  13 6,885,000 530,000
2009 13 7,755,000 595,000
2010  15 8,970,000 598,000
2011 15 5,950,000 397,000
2012 13 6,025,000 463,000
2013  13 5,470,000 420,770

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ダナ・ホワイトが子どもへのクリスマスプレゼントに、雪を輸入してラスベガスの自宅のドライブウエイを埋め尽くしたと報じられている。おりしもUFC168のPPV価格が通常より5ドル値上げされることが話題になっていたため、この2つのニュースをセットにして、これが値上げの理由なのかとネタにする向きもあるようだ。

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ちょっと古くさいイメージでPRにいそしむワイドマン氏。くわしくはMMA Unleashedもあわせて!
Chris Weidman Gets Smashed on Head With Bottles



ロンダ・ラウジーがUFC168大会前記者会見で明かしたところによると、投宿先のMGMのホテルでは、ラウジーの部屋とテイトの部屋は隣り合っているのだという。深夜2時にテイトが掃除機をかけている音がうるさく、ラウジーは「壁に家具を投げつけてやろうかと思った」などと思ったのだそうだ。いい感じに細かいイライラを蓄積してくれている。レスリングオブザーバ。

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レスリングオブザーバ前号の「UFC on FOX」大会レビューより。抄訳。

地上波FOXでの放送により、UFCは幅広い視聴者層に認知され、新しいファン層を獲得し、PPV販売が増加する――というのが当初期待されていたことだった。しかしそうはならなかった。PPV販売件数は縮小傾向なのである。もう1つ期待されていたことは、地上波放送がスター選手を生み出してくれると言うことだった。しかし、今年地上波大会で3勝し、強い姿を見せたデミトリアス・ジョンソンは、PPVを売るどころか、視聴率男にすらなっていない・・・

・・・ベナビデス戦の勝利により、ジョンソンに挑む有力なコンテンダーはいなくなってしまった。ニューカマーのアリ・バガウチノフ(Ali Bagautinov)やアルプテキン・オズキリック(Alptekin Ozkilic)は今後有望だが、ほとんどのファンにとって現時点では名前を読むことすらできない。UFCデビュー戦が好評だったジョー・サンポは計量失格をやらかした。ジョン・リネカーも3連続KOでトップクラスと言って良いが、過去5戦で3度の計量失格というのはまずすぎる。元ベラトールのバンタム級王者ザック・マコウスキーが先日、10日前のショートノーティスでUFCデビューを果たし、さっそくスコット・ヨルゲンセンを下してトップコンテンダーにリストアップされていることをみても、UFCフライ級の選手層の薄さがうかがえる・・・



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BSフジで放送された「GLORY13 TOKYO」を見終わった。FOX BSで放送された「GLORY 12 NEW YORK」とほぼ連続で放送されたこともあり、2大会を立て続けにテレビ観戦したことになる。ニューヨーク大会では、ペトロシアンをKOし、そのままワンナイトトーナメントを制したアンディ・リスティが、いかにも新時代のスターとしてのオーラを発していたのが印象的だった。ナイフのように鋭く冷たく光るような戦いぶりだった。

他方で東京大会では、衝撃のニューヨーク大会と比べてしまうのは酷かもしれないけれども、正直言ってこれと言って印象に残るものがなかった。続々と出てくるK1レジェンドファイターはそろって敗退、試合内容にも厳しいものがあった。GLORYの映像はなかなかにスタイリッシュで無駄なく作られていて(ライティングの美しさは特筆ものだ)、個人的にはそれにすっかり満足し、かつ慣れていたので、そこにかぶせられてくるフジテレビ流の煽りVやらバックステージレポートやらは、わかりやすいと言うよりは、押しつけがましく、野暮なものとして映った。しかもフジの演出は、K-1レジェンドファイターに対する期待値を上げるような作業ばかりしていたから、そういう選手が全敗した結果、あとにはまるで何も残らなかった印象を残したのだった。

K-1の卒業式のようなものがあっても悪くないと思っていたが、実際に目にしてみると、卒業式をするにはあきらかに遅すぎたようだ。あと、来年以降、BSフジがちゃんとGLORY中継をFOXから引き継いでくれるのかも気になる。今回大会だけをつまみ食いして、あとは知らんと言うことでは困る。そんなことなら、もう手を付けないで欲しいのだ。


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