WWE Networkの勇敢なる皮算用


レスリングオブザーバー1月20日号が、WWE NetworkとUFC Fight Passに関する情報分析を掲載していた。ごく一部を紹介。

・・・ラスベガスで行われたWWE Networkスタートの記者会見は、米コンシューマー・エレクトロニクス・ショー (Consumer Electronics Show, CES) の中で行われ、WWEが時代の先端を走っているという印象を与えていた。実際には、NBAもMLBもすでにストリーミングサービスを開始済みである。しかし、WWEほど中核事業で賭けに出たスポーツリーグはこれまでにはなかった。また他のサービスが、すでにテレビ放送済みの映像などのアーカイブをあとから見るためのものであるのに対し、WWE Networkはあたかも24時間のテレビチャンネルのように専用の番組でプログラミングされていることも目新しい。

WWE Networkは2月24日スタート、視聴料金は月額9ドル99セントであるが、最低でも6か月分の加入が必要だ。これに対し、アメリカでテレビ放送がない大会を中継するとうたっているUFC Fight Passの場合には、契約期間の縛りは特に設けられていない。

・・・UFCでは月額9ドル99のFight Passの加入者数について、2014年末までに全世界で10万件程度と見込んでいる。WWE Networkでは、年末までに北米だけで100万〜200万件の加入を見込んでいる。それでも、WWEが証券取引所に提出した資料によると、開始コストと従来型PPVの売上げ減のため、WWE Network初年度となる今年の財務成績は、昨年よりも悪化する見通しとなっている。開示書類の中でWWEの財務担当役員は次のように書いている。

「ネットワーク事業の開始により、2014年の当社のOIBDA(償却前営業利益)は昨年比で減少するものと見込んでおります。これは、PPV売上げの機会喪失と、ネットワーク事業立ち上げにかかる各種コスト(プログラミング、マーケティング、カスタマーサービス、コンテンツデリバリ)が、当初新規加入者の獲得による売上の実現だけでは十分にまかなえないと見られるからです。」

WWEの長期見通しによると、事業開始コストが一段落する2015年において、この事業は加入者数100万人で損益分岐、200万人でOIBDA5000万ドル、300万人でOIBDA1億5000万ドルになるということだ。

WWE Networkの2014年の事業コストは総額で6500万ドルが見込まれている。またこの事業の開始により、これまでWWEが米国であげてきたPPVおよびDVDの売上げのうち、6000万ドルが失われるとWWEでは見込んでいる。

2014年終わりか2015年の初め頃までには、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、香港、北欧諸国でもサービスを開始する予定で、米国外での当初加入者数は25万件程度だと見込んでいる。

・・・全米でインターネットに接続している世帯数は8000万とされている。有料動画ストリーミングサービスの人気を確立したNetflixの加入者数は現在3000万件だ。ライバルのHulu Plusの加入者数は500万、MLBのストリーミングサービスは、月額18ドル50〜19ドル99で、加入者数300万件となっている。

・・・WWE Networkでは、WWE、WCW、ECWの過去の全PPV411大会がオンデマンドで提供される。さらに、これまで発売されたすべでのDVDも公開、WWE、WCW、ECWのテレビ中継も順次公開していくという。



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先週の土曜日、テキサス州のアスレティック・コミッションがSherdogに対して、「UFC166のジェシカ・アイ対サラ・カフマン戦の試合結果をノーディシジョンに変更する」旨を、通知した。「ノーコンテスト」は試合を無かったことにするという意味だが、「ノーディシジョン」は試合はあったが何か間違いがあったことを示す。

何故このような通知がなされたのか、理由が明らかにされなかったため、米MMAメディアでは憶測が飛び交ったが、週明けになって結局、ジェシカ・アイが薬物検査で失格していたことがあきらかになった。処分は「保護観察」という不思議なもので、UFC170で組まれているアイとアレクシス・デイビスとの試合への出場には影響しない。検出された薬物は抗凝血剤で、アイが16歳で交通事故に遭ったとき以来、ずっと服用しているものだという。

Figure Four Weeklyでは、WWEですら固く禁じられているこの危険な薬物を摂取しながら、MMAの試合をしてもよい理由が全くわからないと指摘している(流血時に血が止まらなくなるはずである)。また、昨年10月の大会の処分がなぜいまごろ下されたのか、試合結果訂正がなぜ公式機関ではなくSherdogに通知されたのか、なぜノーコンテストではなくノーディシジョンなのか、そして日頃から薬物検査体制がいい加減なテキサス州がなぜ前座の女子戦の薬物検査をわざわざ行ったのかなど、謎は深まる一方だという。

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UFCが北米で展開している「UFCジム」が先週土曜日、ハワイのオアフ島での新規店舗オープンをもって100店舗を達成したとのこと。

UFCGym.com

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@CRUSHER_MMA
試合でさ。
最初はちょっと相手の出方うかがう為に様子見よう。
とか意味あるの?
たった15分で。
俺がそんな相手と戦うなら最初からガンガンいって相手の冷静さも判断能力もゼロにさせて試合のペース奪っちゃうけど。。。
相手は全力で自分を殺りにきてるんだからそんな余裕ないでしょ。



ああ、プロの方もそう思っているのか・・・もちろんファンとは違う目線で言っているのだろうけれども、ファンもそう感じても必ずしも稚拙ではないんだという安心感。

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長野美香コメント
先日DEEP JEWELSからのリリースの通り、私、長野美香は妊娠していることがわかり今回の石岡沙織選手とのエキシビジョンマッチが中止になってしまった事を関係者やファンの方に深くお詫びさせていただきます。実際、昨年12月末に結婚し、気の緩みからプロとして本当に恥ずかしい結果となった事に反省しており、何よりDEEP JEWELSとファンの皆さまに迷惑をかけた事を謝罪させていただきます。本当に申し訳ございませんでした。



おめでたい限りのお話と、「気の緩み」という言葉使いとの痛々しい違和感・・・
ただ、このままでは旦那様がちょっと幸せすぎるので、大会当日は石岡選手がファンの代わりに旦那様のケツを蹴るというのはどうでしょう。

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JBCと亀田の騒動、誰かわかりやすく説明してくれないかな・・・そもそも何がポイントなのかがわかりにくいことに加え、亀田の弁護士がタレント弁護士の北村さんであることなど余計な情報もあって、全体的なアングル感もぬぐいきれず、ニュースを読んでもどこまで真に受けて良いのかすらわからず、しかしながら記者が恫喝されたなどという生々しい報道もあり、どうも真の問題と外から見えている問題が違うのではないかという気もするし、情報処理がはかどらないことこの上ない。それと、最近リング上ではすっかりコンサバで退屈な亀田兄弟、今回のもめ事をぜひリング上に還元して、怒り爆発の大勝負を見せてほしいものである。



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高橋テツヤ

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