ネバダ州TRT禁止化でベウフォートが右往左往


2月27日(現地時間)に開催されたネバダ州アスレティック・コミッション(NSAC)の小委員会で、選手のテストステロン補充療法(TRT)の使用禁止が満場一致で可決された。即日実施される。今後新規のTRT利用許可申請を受け付けないだけでなく、これまでTRTが許可されていた選手についても利用が禁止となる。ボクシング、MMA、キックボクシングが対象となる。

NSACでは、米国内の他州でも、同様のルールの採用を推奨している。NSACの発表を受けてUFCも声明を発表、UFCが開催する海外大会においても、このルールを採用し自主規制を行っていくことを表明した。

これをうけて、5月大会でクリス・ワイドマンのミドル級タイトルに挑戦予定であったヴィトー・ベウフォートが、この大会の欠場を発表、UFCでは代役にリョート・マチダを起用することとなった。ニュース番組「FOX Sports Live」で発表されたヴィトーの声明は次の通り

NSACがTRTを禁じることになりました。他州でも同様のルールになる模様であることから、私は今後TRTの利用をやめ、TRTなしでMMAを続けていこうと思います。とはいえ、次の試合までの残り時間を考え、私は今般はネバダ州にファイターズライセンスの申請を行わないことと致しました。



しかしその後ベウフォートは自らのFacebookで別の声明を発表している。

ヴィトー・ベウフォートはUFC173での試合を諦めたことがありません。私は「TRTをやめる」といったのであって、「試合をやめる」とは言っておりません。私の欠場を決めたのはUFCです。UFCは私に、ワイドマン対リョートの勝者と戦って欲しいと言っております。



MMA FIghtingによると、NSACは2月7日にヴィトー・ベウフォートに対して、抜き打ちの薬物検査を実施したのだという。結果は明らかになっており、NSACもUFCも本人も知っているというが、ヴィトーがNSACにファイターズライセンスをいまだ申請しておらず、今後も申請しないこととなったため、公表されることはないという。


【信心深いベウフォートさんのニューヘアスタイル!】

これまでにみた範囲での米MMAメディアの反応は、MMAがよりクリーンになるとして歓迎するものがおおい。しかしながら、従来許可を得ていた選手についても一律に禁じると、健康上の問題が生じる選手も出るのではないかとの声もある。アントニオ・シウバのマネージャは早速、NSACの新ルールに反対の声を上げている

いずれにせよ、今回のルール変更でたしかに「合法に」行うステロイド使用は無くなるかもしれないが、合法にステロイドを使っている選手はいまのところ15人だけであり(こちらにTRT許可を受けている選手のリスト)、「違法に」ステロイドを使用している選手が、たとえばGSPの言うように大勢いるのであるとすれば、今回の決定はそのことに対する対策にはまったくなっていない。

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UFC残留が決まり、TUFコーチ出演、アンソニー・ペティス戦までを一気にゲットしたギルバート・メレンデスのコメント。

ロレンゾ・フェルティータから電話を直接もらうと、なんだか自分がエリートになったような気分になる。もちろん、中心人物はダナだし、2人ともすごいビジネスマンなんだけど、ちゃんとリスペクトされるのはいい気分だった。(Yahoo!)

電話会議でUFCがベラトールのオファーにマッチングしてくれることを聞いたとき、思わず保留ボタンを押したよ。笑いが止まらず、女の子みたいに叫んで躍り上がった。本当に興奮した。

こんなことはしたくなかったし、UFCから出て行きたいと思ったことだって一度も無い。世界最高の団体だし、最強の選手がそろっている。ここが僕のいるべき場所なんだ。そうはいっても家族もいるし、将来のこともある。だからいろんなオプションを比較検討する必要があった。これからはこんな風にやっていきたいという計画は持っていた。UFCでそれができることをずっと願っていたんだ。(MMA Junkie)



メレンデスが出演するTUF20は5月から撮影開始、米国での放映は9月から、ペティスとのコーチ対決は年末頃と見込まれている。

一方、メレンデス獲得がならなかったベラトールCEOのビヨン・レブニー、こちらはUFC再契約報道前のコメント。MMA Fighting

ブラジルのファヴェーラ(スラム)出身だろうが、シベリアのツンドラ出身だろうが、UFC出身だろうが、ベラトールはベストファイターであれば契約を推進していく。それが当社のミッションだ。PPVを売るのも、ケーブルテレビで数字を取るのも、選手のおかげなんだ。ビヨンでもベラトールでもない。選手のプロモーションこそが唯一無二の道なんだ。

これからますます、選手獲得に注力していく。業界の大きな構図が代わったと思ってもらっていい。いまやMMA業界は二大団体時代を迎えた。選手にとってはすばらしいことだ。仕事口が1つしか無いときには、選手に交渉力が無い。でも選択肢があれば、話は変わってくる。格闘技プロモーションのCEOがこんなことをいうのは奇妙に聞こえるかもしれないが、それが真実なんだ。こちらの懐は確かに痛む。しかし、選手が正当な報酬を受け取ることは、このスポーツにとっていいことなんだ。メレンデスのようなケースはこれからもっと頻繁に起きる。ローカル団体で埋もれたタレントから、UFCのスーパースターまで、いろいろなところから選手が来ることになる。



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WWEが社運を賭けてスタートしたインターネットサービス「WWE Network」が2月24日にスタートしたが、初日はユーザー登録やログインで不具合が続出するという波乱の幕開けとなった。

WWEではさっそく、「これまでにないほどのアクセス集中により、テクノロジーパートナーであるMajor League Baseball Advanced Media社のシステムが落ちてしまった」とのリリースを発表、初日から提携先を名指しでしかりつけていた。同日夜には事態は改善されたという。

Major League Baseball Advanced Media社というのはMLBのデジタル部門で、MLB.tvその他のビデオコンテンツの配信を行っている。(Variety)

Apple、Apple TVに北米プロレス専門チャンネル「WWE Network」を追加(MACお宝鑑定団Blog)

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UFCは魅津希の獲得に強い意欲を見せているとMMA Fightingが伝えている。ゴン格のインタビューでは「UFC進出は時期尚早」といった周囲の声が紹介されていたように思うが、今回の記事によれば、所属ジムも後押しをしている模様。年内にアジア大会でデビューする可能性が濃厚なのだそうだ。魅津希はDEEP Jewelsであと1試合契約が残されている。

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レッスルワン2.22広島大会の第6試合にあのMMAファイターが出場していた!

レッスルワンと言えば、TNAとの合同興行がG+で生中継されることはご存じか。


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高橋テツヤ

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