ロシアン・ジャニター、マチュシェンコ勇退

4月11日、ベラトール116大会のジョーイ・ベルトラン戦をもって現役を引退したウラジミール・マチュシェンコ(43)のインタビューがMMA Fightingにあった。ラストマッチ、3Rにベルトランのノースサウスにタップしたマチュシェンコは、グローブをマットの中心に置いてケージを去ったという。

(最高の思い出はUFC129、5万人の観客の前でジェイソン・ブリルズに秒殺KO勝ちしたこと)
あれはすごかった。20秒かそこらで勝ったんだが、そのとき周りを見渡して、いやはや、時代は変わったなあとつくづく思ったんだよ。

自分の勝ちの話じゃなくて、格闘技全体が、思えば遠くまで来たものだと思ったんだ。もちろん自分自身だって、こんなビッグスポーツの一員だと思えば気分は悪くないさ。

ダナ・ホワイトのこともジョー・シルバのことも、MMAの創世記から知っているが、誰もここまで大きくなると思っていなかったと思うぞ。ある意味奇跡だよ。

今では戦いもどんどん洗練されてきていて、それもいいことだと思っている。もう街のケンカではないし、酔っ払いのバーファイトでもないんだ。MMAはサイエンスになったんだ。

日本でヒョードルと戦うという話もあったんだぞ。実現していればいい試合になっただろう。もし勝ちでもしたら、いまごろはエミリャーエンコ・ヒョードルなんて誰も知らなくて、マチュシェンコこそがレジェンドになっていたかもしれないな。まあ、その試合はマネージャのヘマもあって実現しなかったということなんだけどな。

いまはもう身体のあちこちが痛くてね。引退を先延ばしにしすぎたかもしれないな。でも戦うことは楽しいからなあ。戦って、テレビで放送されて、街でファンから声をかけてもらえるのはいいもんだよ。

勝ち名乗りを受けるのも、この世で一番気分のいいことだ。金も名誉も後回しにして、それだけのために戦っている選手もたくさんいる。それくらい、麻薬的な魅力があるんだよ。レフリーに手を挙げられて、ファンが拍手をしてくれると、これはもう、いい気分の極みだよ。



ニックネーム「Janitor」(用務員)の由来はこうだ。マチュシェンコがまだ18歳の頃、シベリアで開催されたレスリングの国際大会に出場して優勝した。試合前日にマチュシェンコがモップでマットを掃除していたところを見ていたライバルのアメリカチームの監督は、マチュシェンコのことを用務員だと思い込み、アメリカ選手に「貴様らはロシア人の用務員に負けたんだぞ!昨日ひょこっとやってきて出場登録をした用務員にな!」とどやしつけたことがきっかけだったという。当時のマチュシェンコはそんな英語のやりとりを理解できなかったのだが、のちに渡米し、マーク・コールマンらから「やあ、ジャニター君」と呼ばれるようになって事情を理解したのだという。

マチュシェンコは今後、カリフォルニア州のジムで後進の指導に当たるという。



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キース・カイザー氏の辞任により空席となっていたネバダ州アスレティックコミッションのエグゼキュティブ・ディレクターに、ボブ・ベネット(Bob Bennett)氏(60)が就任したことが発表された。ベネット氏はFBI出身、かつてネバダ州でボクシングのジャッジを務めた経験があり、ボクシングに詳しい人物なのだそうだが、MMAについてはほとんど何も知らないと見られている。レスリングオブザーバー。

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ラスベガスMGMグランドで新しいアリーナの建設が着工した。セレモニーにはダナ・ホワイトやゴールデンボーイのリチャード・シェイファーらが出席、フロイド・メイウエザーはブルドーザーに乗って登場した。これまでのグランドガーデンアリーナは収容人員15000だったが、新アリーナは2万人収容可能だという。ダナ・ホワイトは早速、新アリーナにメガイベントで一番乗りしてやると闘魂に火を付けているという。レスリングオブザーバー

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米カントリー歌手の大御所、アメリカ版北島三郎ともいわれる(違うか)ウィリー・ネルソン(81)がこのほど、地元ナッシュビルのテコンドー道場で黒帯5段を授与された。ネルソンは若い頃からボクシングとレスリングを愛好し、ブルース・リーの大ファンだったという。Fightland

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The 50 best talkers in wrestling history (WWE.com)

WWE公式サイトが、プロレスラー「Best Talker」の史上トップ50という記事を発表した。トップ10は次の通り。

10. クリス・ジェリコ
9. ハルク・ホーガン
8. ボビー・ヒーナン
7. ミック・フォーリー
6. ポール・ヘイマン
5. ダスティ・ローデス
4. スティーブ・オースティン
3. ロディ・パイパー
2. ザ・ロック
1. リック・フレア

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高橋テツヤ

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