UFC174レビュー

UFC174。サッカー終了と同時にWOWOWに切り替えたところ、アルロフスキーの試合の第3Rだった。「フレンズ」のロスみたいな選手に押さえ込まれていたが、まあそれにしてもアルロフスキー、長いインターバルを経てよくぞ戻ってきたものだと感心する。そういえばアフリクションではヒョードルに打ち落とされていたなあとか、ストライクフォースではブレット・ロジャーズあたりに死んだかと思うほどの完全KOされていたよなあなどと思い出す。年の功なのか表情にコクが出ていて、なかなかに絵にはなってる。画面がスタジオに切り替わると高柳氏が「ちょうどいまごろ、サッカーが終わったのでどっとWOWOWにチャンネルを合わせた人がいるでしょう」と図星の指摘をしてきたのでちょっとムカつく。悪かったな。高柳氏はもう3歩も4歩も退いて、ライセンス藤原氏をもうちょっと自由にしゃべらせてやってはどうか。画面の中のみんなが高柳氏に気を遣っている印象があるけど、視聴者的にはそれって無意味。試合のほうはそのあと、まあまあのネームバリューの試合が続いたのだけれども、どういうわけか猛烈な睡魔に襲われ、何度も何度も落ちる。フッと気がつくたびにダーッと気合いを入れ直すのだが、すぐにヨダレを垂れて落ちてしまう。結局夜になって、メシを食いながらもう一度見直したのだが、条件反射のようにまた眠くなる。要は、眠くなるにも理由があるような試合が多かったのだ。

サッカーとは逆にUFCでは日本人が連勝!田中選手は初めて見た。こういう試合をする人なんだ。自分の意思を相手にすごく押しつけている感じでよい。相手がノーバディに見えた。米MMA記者の中には、田中選手の髪型を誉めている人がいた。国本選手、マッチョバディと褐色の肌はまるでセクシモト。それにしてもストラッサーってどういう意味?

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Fox Sportsのポストファイトショー、ダナ・ホワイトインタビュー

Q デミトリアス・ジョンソンは、もはやGSPやアンデウソンの高みに届きつつあると思いませんか。

そうだな。これといった弱点もないし、いつも感心させてくれる。

Q デミトリアスの試合は好きですか。

好きだ。KOを見たいと言うファンもいるのだろうが、デミトリアスはKOもできる男だ。1試合に200発もパンチを出すんだからな。

Q 評価がそこまで高くないという意見もあります。

選手のキャリアにはそういう時期もあるんだよ。というか、評価は高くないか?KOも一本勝ちもしているぞ。今回はアリのようなタフな選手が相手だったから仕方ない。

Q フライ級の次の挑戦者は誰になりそうですか。ダドソンが印象的なアピールをしていましたが。

ダドソンとの再戦がいいだろうね。業界最速ツートップの激突だ。やるとはいってないぞ。個人的にはいいアイデアだと思うと言っているんだ。

Q ローリー・マクドナルドに対しては、タイトルショットにふさわしい選手であることを試合で示せ、とプレッシャーをかけていましたね。

ウッドリーを完封していたね。レベルの違いを示したと思う。あえて批判するとすれば、右を効かせたあと、腕をブラブラさせてクラクラしているフリをしていただろ。ああいう態度は好きになれない。さっさとフィニッシュしないといけない。それ以外はすばらしかったんじゃないか。

Q 彼はテストに合格しましたか。

(苦笑)うむ、ローリーのことは好きだ。試合ぶりも、マイクパフォーマンスも悪くなかった。彼なりのパフォーマンスはしてくれた。ただ、次のタイトルショットは「マット・ブラウン vs. ロビー・ローラー」の勝者だ。

Q 「ショーブ vs. アルロフスキー」の判定結果には賛否両論です。

賛否両論になっているかねえ。私が思うに、みんなの意見は「つまらん試合だった」ということだろう。ひどい試合だった。この試合で負けたのはファンだよ。この試合をメインカードに据えたのは私のミスだった。ショーブが星を盗まれたと不満に思っているなら、それはおかしな話だ。アルロフルキーはスローで、ソフトだった。おたがいにたいしてパンチも出していないのに、ショーブの顔はバットで殴られたみたいになっていた。コメディじゃないんだぞ。盗まれたのはこっちだよ。



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米国ケーブルチャンネルで放送されている格闘技中継の最近の視聴者数成績を、MMA Fightingの記事などを参照にまとめておこう。おおむね今時は、UFCの非PPVの豪華大会はベラトールに勝つが、UFCの地味大会はベラトールと同じくらいか、ときには後塵を拝しており、この2強より一歩下がってGlory、さらに一歩下がってWSOFといった序列に落ち着いている。分母としての視聴可能世帯数は、Spikeが一番多く、Fox Sports 1、NBC Sports Networkがこの順であとに続く。UFCが桁違いに圧勝していると思い込んでいる人もいるかもしれないが、視聴者数だけを取れば、案外そうでもない。もっとも、社会的なインパクトはUFCが桁違いに大きいとは思うが・・・(ソース1 ソース2

もう1つ、最近ちょっと気になるのは、UFCがどうも、「プレリミナリーカードのメインイベント」といった考え方を持ち込み始めている気がすると言うことである。「ミオシッチ vs. マルドナド」のプレリムは、メインカードに劣らない視聴者数を獲得したが、これによりプレリムの最後のカードであった「ロドリゴ・ダム vs. ラシド・マゴメドフ」の集客力が高く評価されているというのだ。先週末のUFC中継では、UFC174のプレリミナリーカードについて、「Prelims: Sarafian vs. Kunimoto」と題して告知が流れていた。「前座のメインイベント」だなんて、個人的にはアホらしい話だと思うけれど、こうしてKunimotoという文字が画面を飾ると、満更でもないなあとも思ったりもする。

UFC Fight Night:ヘンダーソン vs. ハビロフ
プレリミナリーファイト(FS1) 812,000
メインカード(FS1) 1,217,000

UFC Fight Night:ミオシッチ vs. マルドナド(5月31日)
プレリミナリーファイト(FS1) 560,000
メインカード(FS1) 609,000

UFC Fight Night: ブラウン vs. シウバ(5月10日)
プレリミナリーファイト(FS2) 125,000
メインカード(FS1) 655,000

UFC Fight Night: ヘンダーソン vs.ショーグン(3月23日)
プレリミナリーファイト(FS1) 369,000
メインカード(FS1) 936,000

Bellator 120 PPV: ランページ vs.モー(5月17日)
プレリミナリーファイト(Spike) 712,000

Bellator 119(5月9日)
メインカード (Spike) 511,000

Glory 16(5月3日)
メインカード (Spike) 498,000

WSOF 9 (3月29日)
メインカード (NBC Sports Network) 242,000

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