UFC on FOX ローラー vs. ブラウン レビュー


 「ロビー・ローラー vs. マット・ブラウン」については、僕はもう、この2人なら大事件のような試合になること間違いなしと思っていたのだった。リアル版の「柴田 vs. 石井」みたいなことになると本気で思っていた。だから、まさかのフルラウンド判定決着にはややテンションが下がってしまったというのが素直な感想だ。1Rはロシアンルーレットみたいでスリリングだった。いつ銃弾が暴発してもおかしくないように見えたし、どちらが倒れるかは時の運のように見えた。しかし2R以降は、相手を中立化させたり、しっかり距離を取って守るような光景もあり、ああ、タイトル戦線にいるような人の戦いは、やっぱりこういうことだよなあと、目を覚ませられた気がした。こんなふうに、非合理的なまでにバーをあげないで、何の予見もなくこの試合を見たら、すごい激闘だったと感激したのかもしれない。

僕がフォローしている米MMA記者の評価の中には、ブラウンがここまでやるとは驚いたという内容が結構散見された。頭を冷やして考えてみれば、確かにそうで、その当たりが妥当な感想のありかたなのかもしれぬ。

WOWOW放送席では、しゃべるFightFinder、イナガキ氏が、「ローラーはエバン・タナーに負けてUFCをいったん去った」というデータを紹介していた。そんな人がいまだに激しく進化しているというのは、返す返すシュールなことである。そういえば先日、MMA UnleashedにBJペンとジェンス・パルヴァーの引退について書き、両者の戦歴をごく簡単に振り返った際に、要所要所に宇野薫の名前が何度も出てきて、やっぱりすごいなあと感服していたばかりだ。

ダナ・ホワイトもこの試合については、どちらかがぶっ倒れるような大戦争を期待していたようで、試合前日には、この試合が判定までもつれ込むようなことがあったら、ワシはサンホセからラスベガスまで歩いて帰ってやると豪語していたのだ。僕も実はもうちょっとで、「UFCなんか退屈だと思っているプロレスファンの人も、まあだまってこの試合だけはみておけ」とか書きそうになっていた。結果的に言うと、必ずしもそういう種類の試合ではなかったことになる。

試合後のダナ・ホワイトインタビュー。(ジオブロックあり)

Q ダナ、家まで歩いて帰ることになりましたね。7日間ほどかかるそうです。さすが有言実行、新しいランニングシューズも履いているじゃないですか。

ああ、木曜くらいにまた会おう。判定になるとは思わなかったよ。それでもすばらしい試合だった。さっきロビーとも話していたんだが、負けたマット・ブラウンもランキングが上がるんじゃないか。まさしく戦争だった。両者とも1Rにダメージを負い、そこから5R戦い抜いたんだ。1つ残念だったのは、ローラーのミドルが金的と誤認されてしまったことだね。あのときビッグジョンはちゃんと見ていたように思ったんだがな。

Q ブラウンは今週、ヘトヘトだったようです。減量にも失敗しました。そのことが試合に影響したのでしょうか。

ヤツはタフで頑丈な男だよ。ありえないようなダメージをうけながら、前に出続けることができる。あのロビー・ローラーにプレッシャーを与え続けたんだぞ。すごいことだよ。

Q ブラウンは拳を負傷したようですね。

そうだな。痛そうに手を振っていた。

Q 「ヘンドリックス vs. ローラ」の再戦の見通しがつきました。

そうだ。負傷欠場中のジョニヘンにとっても、やりがいのある試合になるんじゃないか。ただ、ローラーも今年もう3試合もした。ここらでまずはちょっと休むといい。

Q ローラーは正月くらいに戦いたいと言っていました。

それでいいんじゃないか。

Q アンソニー・ジョンソンはすっかり復調しましたね。

リトルノグはうまい選手だから、アンソニー・ジョンソンにはきつかったかなとロレンゾと話をしていた矢先、ドカンドカンとあっという間に試合が終わってしまった。ウエルターからライトヘビーにあげてきて、あんなにパワフルになった男ははじめて見たよ。

Q これでジョンソンはフィル・デイビス、リトルノグを連破、早くもタイトルショットが見えてきたでしょうか。

その通りだね。今日の勝ちは大きかった。



>UFCって、英語で見るのと、日本語で見るのとで、全然違うんだよな〜英語で見る方が数段おもしろいのは、いったいどうしてなんだろうか・・・もうWOWOWで見るのはやめようかなあ。

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高橋テツヤ

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