メタモリスの客って、いったいどういう人たちなのだろう?

ベラトールのスコット・コーカーが、ベラトールに新しく女子145パウンド級を新設したいとの意向を明らかにした。昨日来ネット上で、「ベラトールがジーナ・カラーノと契約」との噂も流れていたが、今日のところはその旨の発表は行われなかった。

レスリングオブザーバーラジオによると、ベラトールはカラーノに大金を提示し、かなり突っ込んだ交渉をおこなっていた模様で、「カラーノ vs マルース・クーネン」の145パウンド戦が発表寸前だったとされる。

UFCは1月3日大会で「ラウジー vs. カラーノ」の実現を目指しており、他方でベラトールにとってもPPVメインイベンターの確保は急務。カラーノ側からみれば、UFCでロンダ・ラウジーと戦っておそらく黒星を喫するも、史上最大級のPPVボーナスを受け取るか、それともベラトールのテレビショーで、適正体重145パウンドで戦い、おそらく白星を得るか、という選択が提示されていることになる。ただしネット上には、カラーノにとってベラトールでのクーネン戦のほうがむしろリスクが大きいのではないかとの意見もある。ロンダに負ける分にはカラーノ・ブランドに対して傷はつかないが、クーネンに不覚を取ると目も当てられない・・・という意味で、僕もクーネン戦のほうがリスキーだと思う。

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ステアダウン乱闘事件もあって、決闘ムードが高まっていたジョン・ジョーンズとダニエル・コーミエの試合は、ジョーンズ負傷のため1月3日大会に延期された

残念なのは、乱闘騒動後のジョーンズは、年上で口の立つコーミエに対して、今回はずいぶんと頑張って憎まれ口を叩いていたのだ。トラッシュトークの腕はあがっている。レスリングオブザーバーによると、ジョーンズ陣営ではジョーンズの「フロイド・メイウエザー化」を推進しようとしているとされ、大半のファンに対してはヒールに見え、一部熱心な支持者からみればフェイスに見えるという二面性キャラを模索しているらしい。

騒動後FOX番組に出演したジョーンズは、コーミエがFOXのUFC関連番組に盛んに出演していることの揚げ足を取り、そんなに副業に精を出さないと生活できないのか、俺の銀行口座には1000万ドルあるが、おまえはどうだ、などと語った。さらに、「おまえは俺のような選手と戦ったことがない。おまえがこれまでに戦ってきた老いぼれとの違いを見せつけてやる。50歳のダン・ヘンダーソン、戦績わずか4戦のパトリック・カミンズ、引退間近のジョシュ・バーネットあたりに勝ったくらいでなにを安心しているのか」などと語った(MMA Fighting)。

また、ファン参加のQ&Aセッションに参加したジョーンズはコーミエに対して、「なんなら貴様を俺の嫁さんにしてやろうか。一晩、ジョーンズ夫人になれば、そのでかい腹を撫でてやってもよい」などと語っていた(BloodyElbow)。

なお、乱闘事件で発生した被害状況についてであるが、まずコーミエがジョーンズに投げつけた靴は、ただちにUFC社員が回収し本人に返却したそうだ。また乱闘中にコーミエのポケットから携帯電話が落下し、一時行方不明となっていたが、その後マネージャーがコーミエの番号をならしたところ、拾ったファンが電話に応じ、本人に無事返却された。乱闘中にふっとんだジョーンズのサングラスは、破損した状態で本人に返却された。乱闘を止めようと身体を張ったUFCのセキュリティ担当のジョー・ウイリアムさんがアバラを負傷した。

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「メタモリス4」でのジョシュ・バーネットとチェール・ソネンの試合を見た。正直、膠着している時間が長くて、そんなにおもしろいものでもないのだけれど、UFCの花舞台で見るふたりと比べると、この大会でのふたりには、いつものよそ行きの舞台衣装を脱いで、ここだけの打ち明け話、楽屋話を聞かせてくれているような親密さを覚えるから不思議である。

僕はメタモリス以外の柔術の大会はろくに見たこともないので、以下書き連ねる感想にはナイーブな面があるかもしれないのだが、今回感じたのは、メタモリスの大会のムードが、なんだかやたらに格好いいのだ。延々と続く寝技の応酬にも、観客がシンと静まりかえって観戦する様子は知能指数が高そうで、アホみたいにブーイングをする輩など一人もいない。フィニッシュ後の歓声から伺える観衆の理解レベルの高さも心地よい。この上品な場に、パンツ一丁にリングシューズというプロレスラースタイルで乱入してきたジョシュ・バーネットに対しても、あるいは試合後の「おまえら、プロレス流をまた見たいのか?」というマイクアピールに対しても、どこかメタで大人で懐の深い視点で受け入れている。全員がある種の禅を理解しているような、心地よい空気感なのだ。

これはやばい。これと比べるとUFCの会場がまるでお子様ランチに見えてくる。「会員制クラブ的なスノッブな格闘技興行」という、新しいビジネスモデルの萌芽すら見て取れる。

メディアに対してはフリーパスは発行せず、かといって取材拒否するわけでもなく、取材するならチケットを買ってどうぞお入り下さいというスタンスを貫いているのだそうだ。一部の米MMA記者は、「お高くとまりやがって」的に揶揄するような報じっぷりも見られた。

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ロンドンのウエンブリースタジアムで5月31日に行われたボクシング戦「カール・フロッチ vs. ジョージ・グローブス」のお会計結果が発表され、売上高が実に3,751万ドル(約38億円)であったことが明らかになった。イギリス国内でPPVがなんと90万件売れ、ウエンブリーに集まった観客数は驚きの77,000人(いずれもイギリス新記録)だった。不透明決着に終わった初戦の後、世間を巻き込む舌戦の末の、世紀の因縁の再戦だったという。ただしPPVのキャリアに売上の50%を取られ、さらに選手に巨額のファイトマネーを支払うと、プロモーターの手元に残った最終的な損益はプラマイゼロだったと言う。レスリングオブザーバー。

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WWEが、WWE Networkを1か月だけ契約する場合の利用料金を12ドル99にすると発表した。これまでWWE Networkの利用料金は、6か月契約を前提に、月額9ドル99という一種類だけだった。WWEではかねて、単月契約オプションを19ドル99で導入すると発表していたが、今回の公式発表ではおおきく価格を抑えたことになる。間もなく行われる「サマースラム」や、来年の「レッスルマニア」を、12ドル99ポッキリで視聴できると言うことになる。日本からの加入受付については「後日発表」とされている。オブザーバー

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「ロンダの恋人」エントリは久々に大きなアクセス数を得たけれど、プロレスネタはそれより全然すごかった・・・

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