UFCシンガポールオフィスで退職者続出か!

シンガポールのニュースサイトTodayが報じるUFCアジア事業の現状。

・・・マーク・フィッシャーが2か月前に辞職して以来、UFCシンガポールオフィスから9人の社員が退職した・・・情報筋によると、アメリカ本国の役員と、シンガポールの役員との間に、アジア事業に関する意見の相違があったという・・・米国は、UFCが日本で電通と結んだ、イベント開催とスポンサーシップ全体を引き受けるというマルチミリオンダラーの契約を、アジアの他の地域、とりわけ中国でも実現したいとしている。

しかしシンガポール側は、日本モデルは日本のMMAの歴史があってこそのもので、MMAが未成熟な他のアジア諸国にそのまま持ち込むことは難しいとした。

今年初めにフィッシャーは、1月のUFCシンガポール大会は赤字だった、売上はわずか120万ドルで、大会開催のコストをまかなうことができなかったと明かしていた。このことから、UFCは日本以外で大会開催ができるのだろうかとの疑問が上がっている。スポンサー獲得についても、シンガポール大会・マカオ大会については、それぞれ会場が会場費を負担してくれた程度にとどまった。

UFC国際事業のバイスプレシデント、ジョン・カーは、UFCはアジア展開に注力しており、フィッシャーの後任は現在人材エージェントを通じて探しており、またシンガポールオフィスには十分なスタッフがいて、引き続きアジア地域の事業開発に携わっていると語っている・・・

・・・UFCのアメリカ本国とアジア事務所の間の緊張が、シンガポールオフィスにのしかかり、フィッシャーの負担になったともみられている。情報筋は、「あれだけ退職者が多いと、フィッシャーはアジアを開拓するチームを作ることができなかったはずです。北京事務所を閉鎖したときにも、市場に詳しいスタッフが辞めている。彼らこそがアジア展開の中心的存在だったはずなのです」と明かしている。

「ローカルビジネス風土について理解しているローカルスタッフが必要です。そのようなスタッフが不在の中、本国からの厳しいプレッシャーがくる。フィッシャーの仕事は非常に難しかったはずです」



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MMA PayoutがSports Business Journalをひいて、PPV販売数の多いUFCファイターのランキングを一部紹介している。もっともPPV販売数は必ずしも1人の選手の存在だけで決まるわけでもないため、いろいろな前提条件を作って計算しているようである。

1 ブロック・レスナー 1,021,000件
2 ジョルジュ・サンピエール 688,000件
3 クイントン・ランページ・ジャクソン 613,000件
4 チャック・リデル 605,000件

以下、オーティス、ラシャド、リョート、クートゥア、アンデウソン、ペンの順らしい。ラウジーやジョーンズは入っておらず、なんだか古い名前ばかりである。

また、UFCの全売上に占めるPPVの割合は、2009年には45%であったところ、2013年には30%にまで低下していることも明らかになった。海外のテレビ放映権料収入の増加で売上自体は5割アップしているのだそうだ。放映権収入が多い国や地域は、ラテンアメリカ、メキシコ、ブラジル、インドなのだそうだ

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ダナ・ホワイトがローリー・マクドナルドのタイトルショットを確約した。ただしタイトルマッチはカナダで行うとのことだ。米MMA記者によるポッドキャスト番組Co-Main Event Podcast (10/6/14)でベン・フォークス記者とチャド・ダンタス記者はローリーについてこんな風に語っていた。ホントにそうだよなあと思ったので紹介しておきたい。

記者A 26才のローリー・マクドナルドがテレク・サフィディンに完勝した。ローリーについてはあちこちで「これでローリーのタイトルショットを否定できなくなった」という言い方がされているね。この言葉遣いは興味深いと思うんだ。1つには、単なる事実として、「ヘンドリックス vs ローラー」の勝者に挑むコンテンダーとして、ローリー以上にふさわしい選手がいなくなったことはたしかだ。同時にこの表現は、ローリーに関する真実を示唆しているとも言える。つまり、ローリーのタイトルショットを誰もが諸手を挙げて楽しみにしているというよりは、どちらかといえば受け身の姿勢でその事実を受け入れているという感じがするんだ。

記者B そのとおりだね。ローリー自身も記者会見で、「他に誰もいないだろ」という言い方をしていた。でも本人はそれでいいのだろうか。もっと待望論が高まってほしいとは思わないのだろうか。現状は「オーケー、では何かクレイジーな事態でも発生しない限り、ローリーのタイトルショットビジネスにおつきあいしましょうか」という感じだよね。

記者A で、それってほとんどが、彼のパーソナリティの問題だと思うんだ。だって、ローリーがいい選手だという点についてはほとんど異論はないだろう?パーソナリティのせいだなんていい方は、直裁すぎるし、いくぶんアンフェアに聞こえるかもしれない。でもローリーはインタビューでもたいしたことをいわないし、表情はまるで連続殺人鬼のように愛想がない。

記者B 試合前にリングアナウンサーのコールを受けている時なんて、普通の選手なら気合いを入れたり飛び回ったり怖い顔をしていたりするのに、ローリーときたら直立不動で、遠くを見つめて、口がちょっと開いているんだ。なんだかヘンだよ。

記者A ヒョードルもそんな感じだったけど、どこかかわいげがあったんだよ。大きなテディベアみたいな。

記者B ローリーにとってははなはだ不公平な評価になるけど、でもローリーを見るたびにつくづくそう思うよね。サフィディンをKOしたあと、サフィディンを見下して、何か叫びながらゴリラのように胸を叩いていた。あれも奇妙だったなあ。

記者A 何もしないよりはよかったんじゃないの。おお、ローリー・マクドナルドが感情を表しているぞ、と思ったけどね。

記者B ファンの目から見て、「困ったお子様」のように見えるということには本人は気がついていると思うんだ。それをうけて、自分の演じる役割をどう考えているのか、だよね。それに乗って「アメリカン・サイコ」イメージで行くのか、それともイメージを変えていくのか、どうするべきかは僕にもわからないけど。

記者A 何試合か前のカウントダウンショーでローリーは、高そうなスーツにギンガムチェックのシャツを着て、ガールフレンドと白ワインをすすってみせていたけど、僕はそのイヤミなイメージで行くのがいいと思うなあ。

記者B でも本人はきっと、「それは僕の普段の本当の姿であって、プロレスまがいのキャラをつくっているわけじゃない」とか、「僕はあくまでアスリートとして尊敬されたい」とか言うんだろうな。



ころでローリー・マクドナルドが赤の他人の素人に入場曲を決められていた件は以前報じたが、先日のUFN54サフィディン戦での入場曲はどうしたかというと、いったん自分で決めたものの、UFCに却下され、結局またしても、誰かが決めた何かの曲で入場したことが明らかになった。却下理由を聞かれたローリーは「知らない」と答えている。

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WSOFのバイスプレシデント、アリ・アブデル・アジスが、WSOFは来年もNBCおよびNBCスポーツとの関係を重視していくとMMA Fightingにコメントした。WSOFではつい先日レイ・セフォ社長が「来年からPPVを始める。売上の半分は選手に支払う」と宣言したばかりだったが、アジスは「PPVも将来的には見据えるが、いまは好視聴率を取って、ファンの認知度を高めていくことが肝心だ」と、社長前言を翻している。



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高橋テツヤ

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