真剣を表沙汰にす

MMA in the U.S. Is Far from Its Peak (BloodyElbow)

先日の記事で、アメリカMMA史上、もっとも多くの人が見た試合のランキングを掲載しましたが、デーブ・メルツァーが、同じリストの日本版を作っていました。

1. Akebono vs. Sapp (K-1 2003): 42.5 rating, 54 million viewers
2. Masato vs. Kid Yamamoto (K-1 2004): 31.5 rating, 40 millions viewers
3. Lebanner vs. Sapp (K-1 2004): 28.6 rating, 36.3 million viewers
4. Ologun vs. Abidi (K-1 2004): 28.1 rating, 35.7 million viewers
5. Kaneko vs. Bennett (PRIDE 2005): 27.7 rating, 35.1 million viewers
6. Rulon Gardner vs. Yoshida (K-1 2004): 25.9 rating, 32.9 million viewers
7. Ologun vs. Akebono (K-1 2005): 25.8 rating, 32.8 million viewers
8. Yoshida vs. Ogawa (PRIDE 2005): 25.5 rating, 32.4 million viewers
9. Sakuraba vs. Akiyama (K-1 2006): 25.0 rating, 31.8 million viewers
10. Kid Yamamoto vs. Majoros (K-1 2006): 25.0 rating, 31.8 million viewers

アメリカ一位のキンボvsジェームス・トンプソンは6.51millionですから、まだまだものすごい差があります。

BloodyElbowは、2003-2005年頃の日本は凄え、しっかしフリークショーが多いな、と指摘した上で、日本ですらこうなんだから、キンボ・スライスなんていうのは、ほかの良い試合を見るためにはしょうがない、税金か補助金のようなもんだな、とコメントしています。僕も全くそう思います。やっぱ大晦日系のカードが多いですね。

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GONG格闘技とKamiproSpecialを読んでいて、共通テーマとしてすくい取れたのは、マイノリティとしての柔術、ということでした。

GONG格闘技では木村政彦についての連載で、現在柔道を独占状態の講道館柔道に対して、木村の時代には高専柔道という別流があったそうで、そこでは有効、効果などの細かいポイントが無く、寝技による一本勝ちのみで勝敗を決していたそうです。今の柔道には殆ど見られない新技の開発も盛んで、松葉掴み(前三角締め)、浅野返し、ベンガラ、ホッテン、イタチ抑えといった個性的な技が開発されていたとか。見てみたいですねえ。

KamiproSpecial ではユン・ドンシクを取り上げ、国際試合47連勝の実績を上げながら、彼が韓国の主流派大学に属していなかったために、国内の柔道では勝てなかったエピソードを紹介。ジャッジを介さず勝つためには相手を失神させるしかないと、チョン・ブギョンらとともに寝技を磨いたとあります。

同じ雑誌の青木真也インタビューでも、昔は柔道で極めまくる悪い奴だったことが述べられています。

マイノリティの立場に苦しみ、損をし、それでも真剣を磨いてきた人たちが、MMAという別の舞台で輝けるという. こういう逆転劇のような話、素晴らしいじゃないですか。

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「栃木県」を「とちぎ県」に? 仰天プラン(J-Cast)

栃木県の岩崎信議員(自民)が2008年6月6日の定例県議会で、「栃木県を“とちぎ”県にしてはどうか」と提案し、話題となっている。

岩崎議員は、栃木県のイメージが「日経リサーチ」などの地域ブランド調査によると最下位であることに気をもみ、地域ブランド力のアップを訴えた。


川田利明の栃木愛はガチだったんですね(笑)。

『ハッスルGP 2008』一部カード発表! 1回戦からボノちゃんと天龍が激突!! (Kamipro)

この記事の中で高田総統が、ハッスルエンターテインメント社が表参道から半蔵門のエンターブレーン社が入居するビル内にオフィス移転したことを明らかにしています。

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Fight Opinionのザック・アーノルドが、「RING OF HELL」という本を絶賛しています。
この本はクリス・ベノワのバイオグラフィーだそうで、悲劇の背景を詳しく描いているほか、関連するプロレスビジネス事情やドラッグカルチャーへの言及も豊富、さらにベノワの日本時代の記述もよく調べてあると言うことです。内容充実で気楽に読める本ではないということですが、ベノワのストーリーなら翻訳が出たら僕も是非読んでみたいとは思いますね。

著者のMatthew Randazzoとザックとは知り合いだそうですから、絶賛もちょっと割り引いた方が良いとは思うけど。

Ring of Hell: The Story of Chris Benoit & The Fall of the Pro Wrestling IndustryRing of Hell: The Story of Chris Benoit & The Fall of the Pro Wrestling Industry
(2008/05)
Matthew Randoazzo V.

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ドリーファンク引退セレモニーを見ました。年を取るにつれて、どうもこういうセレモニーに涙腺がゆるみやすくなるな。色んな人が花束をわたしに来ていて、マサ斉藤なども登場していたけれど、ここにもう、馬場も鶴田も来れないというのはねえ・・・ゴング系の重鎮記者なんかも、来れる人は限られてる。ドリー自身がわざわざテンカウントゴングを聞きたかったのかどうかはわからないけど、とっても良い笑顔だったし、一番大きいのは、これをやってあげたいという西村の心意気ですね。どこか浮き足立っているような若林さんの実況も、この試合では、少しづつ時を埋めるように冴えを見せはじめていたように思います。やんちゃな弟テリーの面倒を見る、紳士的でしっかりしたお兄さん、という印象のドリーですが、若林・小佐野両氏の語る思い出話によると、全盛期のドリーは結構ズボラでオラオラ体質だったようです。意外に知らないものだね。楽しかった。ラストマッチでダブルアーム・スープレクス、よく投げられましたねえ。

西村は、ほんとはゴッチにもこれくらい、してあげたかったと、どこかで語っていたように記憶しています。
(3月1日『2008 プロレスLOVE in 両国 Vol.4』 東京・両国国技館)


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