ランページUFC移籍陰謀論説を追う!


ランページ・ジャクソンがベラトールとの契約を破棄し、UFCに復帰したことについての米メディア論調。

裁判沙汰になる可能性がありながら、UFCがランページと契約したということは、UFCはベラトールの側に契約不履行があったと確信するに足る事実をつかんでいるのだろう・・・ジャクソンの移籍は、UFCが得をする以上に、ベラトールにとって打撃だろう。ベラトールには視聴率のとれるキャラが必要で、ジャクソンはまさにうってつけの人材なのだ・・・ジャクソンは36歳、もはや全盛期は遠く過ぎ去っている。ジャクソンのベラトールでの3連勝は、仕事人のジョーイ・ベルトラン、小柄なクリスチャン・ムプンブ、そして多くの人がウソだろと思ったキング・モー戦の判定勝ちだ。モー戦でのジャクソンは、判定結果が読まれる前から、再戦を要求していたほどなのだ。ベラトール移籍前、ジャクソンはUFCで3連敗していた。もっともその相手は、ジョン・ジョーンズ、ライアン・ベイダー、グローバー・テイシェイラという強豪ばかりだった。

現時点でジャクソンはタイトル戦線に絡んでいく事は難しい。しかしUFCも大会数が増え、世間に届くスターパワーはほしい。ジャクソンのような選手の枠はいつでもあるのだ。

問題は、UFCがジャクソンのような手のかかる選手をどう扱っていくかだろう。PRIDEでもUFCでも、TNAでもベラトールでも、ジャクソンは最初はニコニコしているが、だんだん不機嫌になっていく。数週後か数ヶ月後か数年後かは別として、最後はいつも一緒だ。UFC時代、ジャクソンは、レスラーと試合を組むなと不平を漏らしていた。しかし、昨今のトップレベルの選手はだれしもレスリング能力が高い。

UFCはジャクソンを、オビンス・サンプルーやジミ・マヌワ、パトリック・カミンズといった選手をブレイクさせるための踏み台に使うだろうか?それとも、「アンソニー・ジョンソン vs アレクサンダー・グスタフソン」の勝者と、大舞台のメインカードで起用するだろうか?あるいは、ジャクソンが勝てそうな相手をあてがって延命をはかるのだろうか?(MMA Fighting



ランページ移籍が興味深いのは、先だってからUFCに対して行われているアンチトラストの集団訴訟と、タイミングがあまりにも重なっているということである。UFCが最大のライバル会社ベラトールとの法廷闘争に入る・・・陰謀論的に読み解けば、強力なライバル会社に裁判で負けてみせるほど、独占でないことを示す最高の方法など、ないではないか。(MMA Junkie)



オブザーバーによるとランページは、5月17日に開催されたベラトールPPV(ランページ対キング・モー)の販売件数をベラトールが明かしてくれなかったことが契約違反だとしているらしい。MMA Fightingのインタビューでランページは、当初親しい関係だったベラトール元CEOのビヨン・レブニーが「途中から人が変わってしまい、それ以降は縁を切った」などとも語っている。

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年末に向かって米MMAメディアでも「2014年のベストファイト」的な記事が散見されているが、Sherdogは特に2014年にこだわらず、さまざまにユニークな角度からのベスト10を多数発表している。ざっと紹介してみよう。

一発屋ファイター

1位 ルーロン・ガードナー
2位 レイ・マーサー(2009年Adrenaline MMAでティム・シルビアと対戦したプロボクサー)
3位 ジェームス・トーニー(2010年UFCでランディ・クートゥアと対戦したプロボクサー)
4位 ホセ・カンセコ


実力以上の実績を上げたファイター

1位 フォレスト・グリフィン
2位 ティム・シルビア
3位 ジェレミー・ホーン


中止になってがっかりした試合

1位 ジョシュ・バーネット vs. エミリャーエンコ・ヒョードル(2009年Affliction)
2位 ジョン・ジョーンズ vs ダン・ヘンダーソン(2012年UFC151)
3位 アンデウソン・シウバ vs マット・ヒューズ(2002年UFC36 )
4位 チェール・ソネン vs ヴァンダレイ・シウバ(2014年UFC175)
5位 ジョセ・アルド vs アンソニー・ペティス(2013年UFC163)

クールなムーブ

1位 長南亮のフライングシザース・ヒールフック(2004年大晦日PRIDE、アンデウソン・シウバ戦)
2位 アンソニー・ペティスのショータイム・キック(2010年WEC53、ベンソン・ヘンダーソン戦)
3位 ランページ・ジャクソンのパワーボム(2004年6月PRIDE、ヒカルド・アローナ戦)

世紀の大失態

1位 カリブ・スターンズの「走る男」(2008年UFC83。ネイト・クオーリー戦で、ケージの中をスターンズが走って逃げまくった)
2位 チェール・ソネンの裏拳大失敗(2012年UFC148。アンデウソン・シウバとのリマッチで裏拳に失敗、転んだところを仕留められた)
3位 中尾芳広のキス(2005年K-1 Dynamite、ヒール・ヒーリング戦)
4位 青木真也 vs 長島自演乙(2010年K-1 Dynamite勇気のチカラ)
5位 アンドレイ・アルロフスキーの飛んで火に入る夏の虫(2009年1月Afflicition、ヒョードルに飛びヒザを仕掛け,パンチで打ち落とされる)

Sherdogのトップ10シリーズ記事のインデックスはこちら

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こちらは,プロファイターも参考にするという技術解説でお馴染み、リアルキーボードウォリアー、Jack Slack氏選出の2014年ベスト。やはりランキングの「くくり」が興味ぶかい。

●ゲームプラン・オブザイヤー ジョン・ジョーンズ vs グローバー・テイシェイラ

●イベントオブザイヤー GLORY17 The Last Man Standing

●セットアップ・オブザイヤー ファブリシオ・ヴェウドゥムがマークハントに決めたひざ蹴り

●最も技術革新した男 TJディラショー

●不思議なくらいIQの低かった試合 デミトリアス・ジョンソン戦のアリ・バガウチノフ、ハファエル・ドス・アンジョス戦のネイト・ディアス、ベン・ロスウェル戦のアリスター・オーフレイム、BJペン(の幽霊)のラストマッチ

●今年最もブレイクしたテクニック エディ・ブラボーがメタモリス3でみせた電気イス

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CMパンクはミネアポリスのルーファス・スポーツに入団する模様。主宰デューク・ルーファス、主要ファイターにはアンソニー・ペティス、ベン・アスクレンがいる。

WSOFを放送している米ケーブル局NBCSNと、UFCを放送している米ケーブル局Fox Sports Net1および2の、12月15日の週の視聴者数の多い番組ランキングがリンク先に。Fox系列ではUFCがいかに数字を稼いでいるかがよくわかる。



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