年末年始格闘技観戦記


上尚弥。僕のタイムラインは,情報収集目的でほとんどが米国のMMA記者なのだけれども、中にはボクシング記者を兼ねている人もいて、そのせいで結果的に米ボクシング情報を断片的に拾っており、その範囲だけで見れば、年末にはナオヤ・イノウエの名前は日本人ボクサーで唯一、アメリカ人記者のなかでもバズっていたように見えた。まるで火の玉が相手を覆い尽くすような、すさまじい試合。年末のボクシングで随一のパフォーマンスだった。「男子三日会わざれば刮目して見よ」ということわざを思い起こした。


城カイリ。12月10日開催の小橋興行(フォーチューン・ドリームなどという、どこかネズミ講的なおかしなイベント名が気にはなる。スポンサーが証券会社だからなのかもしれないが、こんなオンラインカジノみたいなイベント名、かえってやばくないのか)で唯一組まれた女子の試合で、ベテランの里村芽衣子を相手に、まるで中邑に食い下がる飯伏のような、とにかく負けん気の強い試合をしていた。宝城選手のことは初めて拝見したとおもうのだけれど、一途な試合ぶりには胸が熱くなった。見逃した方は各自調査でチェックするとトクをすると思う。


木真也。タップした山本勇気を「バーカ」とからかったり、完全無視したり、中指を突き立てたりするパフォーマンスは、IGFという舞台に対する青木なりのサービス精神なのだろうと思うのだけれど、どうも僕の目には、こうしたスポーツマンシップの欠片もないことをしている青木が、なんだかものすごくサマになりすぎているというのか、この人は本当にこういう人なんじゃないかと映ってならない。そう思わせてくれる人って、プロレスの悪役にもそういるものではない。たとえば藤田がミルコに突っかかっていき、軽い乱闘騒ぎになったシーンなど、僕のようなすれっからしには、そよ風のささやきのようにしか見えないのだが、青木のパフォーマンスには、パフォーマンスに過ぎないとわかっていても、気持ちがざわついて楽しい。

ちなみに、「ゴング格闘技」最新号の青木真也インタビューはちょっと意外な読後感だった。青木氏のインタビュー記事は、しばしば僕にとっては難解で、気分良く読むことが難しいことも少なからずあった。ところが今回のインタビューは、スルスルっと全部そのまま理解できてしまった。こんなことは初めてだ。ひっかかるところはまるでなかった。なんだったら当たり前すぎて退屈だったのだ。なぜこういう変化を感じたのか・・・ライターとしてはこういう違和感こそ追求して言葉に置き換えるべきなのだけれども、まあ、ブロガーとしては面倒くさいのでこのくらいで放置だ。

(参考)ゴン格インタビューで言及されていた、青木氏と常見陽平氏との対談。
http://toyokeizai.net/articles/-/54468
http://toyokeizai.net/articles/-/54882


VV Mei。大晦日DEEPのJewels提供試合には、各選手の女性的・アイドル的な顔にスポットを当てるような紹介VTRが流されていたが、VV Meiちゃんがかわいくてやられた。実はかわいいのではないかと薄々思っていたことと、いきなり見せつけられたギャップにやられた。かわいすぎたせいなのか、あるいは相手が浜崎朱加だったからなのか、普段は女版のダニエル・コーミエのように頑丈なはずのMeiちゃんの試合ぶりが、今回ばかりはどことなくか細く、頼りなく見えてしまったほどだ。

UFCやインビクタでもそうなのだが、女子格闘技の選手はだいたいにおいて、髪をレゲエのように頭皮に編み込んだかのような、独特のヘアスタイルをしている。Meiちゃんもいつもそうだ。試合の邪魔にならないようにしているのはわかるのだけれども、やはりビジュアル的には萎えてしまうことが多い。だから、特に女子選手の場合には、戦闘モードばかりではなく、普段着なりおめかしして登場する機会がもっとあるといいのになあと思う。

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菊野克紀氏Tweet

UFCの次戦の候補選手を12人も出されて今日は4時間ぐらい試合映像見てた。一人としてこれはイケるだろという選手はいない。めっちゃスピードあったり、威力があったり、スタミナあったり、技が多彩だったり、圧力凄かったり、寝技厳しかったり・・・。みんな危険な相手。あらためてUFCだ。



試合ってそんな風に決まるのか・・・まあ、常にこういうやり方というわけではないのだろうけれど・・・もし僕だったら、一番弱そうなヤツを、それはもう血眼で探しますね。映像チェックは4時間どころでは済まないに違いなく。




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高橋テツヤ

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