ニック・ディアズ語録UFC183版



UFC183が終わり、試合後のニック・ディアズはいつものように饒舌だった。ジョー・ローガンのインタビューでも、大会後記者会見でも、例によってニックは自分の潜在意識の脳内風景を、まるであざなえる縄の如くに切れ目無く垂れ流し、その縄の先は無造作に宙に投げ出されているだけであった。いつ始まっていつ終わるのかわからない、滑舌の悪い言葉の連鎖は、まるで野坂昭如の文章のようでもあり、カリスマ同時通訳さんにとっての頭痛の種に違いない。このあとニックはまた隠退生活に戻るのか、それともこれからはもっとアクティブに試合を続けるつもりなのか、そんなことすらさっぱりわからない、ニックの言葉を多数のメディアから記録しておく。たくさんの記事をつなげ合わせないと、意味をなさないのだ。しかし恐ろしく素直ではある。ソース1 ソース2 ソース3 ソース4 ソース5

UFCは事前のあおりVTRで、オレが殴っているシーンは1つも使わなかった。相手側のいいシーンばかりを探してきては、見せたいみたいだ。そんなものを見せられて、オレとしては気分はけして良くない。もっとも、違う意見を持つだれかと異論を戦わせるのも気分が良くない。オレは論争は避けたい。なんだったらこのまま消えてしまって、みんなもオレの話なんかしなくなるといいとも思う。でもそんな風にはなりそうにもない。

あんたらもみていただろう。オレは試合に先立って、アンデウソンを脅したり、そんなことはなにもしなかった。もし脅していたら、勝てたかもしれないと思う。なにせ1Rのヤツは、オレが挑発してスイッチを入れようとしても、オレから距離を取りまくっていたんだ。

全ラウンド、オレが取ったと思ったよ。試合が終わるといつも思う。ジャッジが何を考えているのかは知らない、でもずっと前に出続けていたのはオレの方だ。ジャッジが何をジャッジしているのか、オレにはわからない。

そもそも、どうすれば勝てるというのか、本当に混乱している。最近では打撃の数か何かを数えていやがる。教えてもらうまで、いったい何の数字なのかさっぱりわからなかった。何発のパンチが出たとか、そういうことはオレには関係ない。オレに言えることは、アンデウソンのパンチはみんな見えていたと言うことだ。アンデウソンにはオレのことはフィニッシュできない。誰かがフィニッシュするのだとすれば、それはオレの方だ。

あんたらの考えもまるで見えん。あんたらは試合をどう見たのか。そこに座って、「ニックは自分が勝ったといっている。アホじゃなかろうか」とか思っているんじゃないのか。どう考えればヤツが勝ったと言えるのか。

アンデウソンのパンチは1マイル先から見えていた。ヤツがパンチを出せば出すほど、ヤツはお返しを食らっていたんだ。だからヤツはパンチを出さなくなっていった。

判定勝ちを狙ったことなんて一度も無いし、これからもありえない。オレの中にはそういうやり方は存在しない。だれかが判定まで行ったら、それだけで小言を言いたくなる。本気でこんなことやってんのか?フィニッシュしようとは思わないのか?、ってな。

(左腕のケガについて)試合当日までパンチは封印した。なにかが切れたり伸びたりしそうに思ったからだ。試合だけは何とかやりとげようと思っていたんだ。何かの腱がひっかかってしまって、腕がロックされる。パンチを出すたびにロックされてもとに戻らないんだ。

医者は手術が必要かもしれないからよく見てみましょうといってる。でもまだ詳しい検査はしていない。手術はしたくないんだ。どうするか、考えてみるよ。でも、殴ることがないなら、手術なんてしても仕方ないだろ

ファンにおもしろいショーを提供できたことはうれしいよ。でも、もう負けるのには飽きたな。



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Yahoo! Sportsが、先日来報道が出回っている「フロイド・メイウエザー vs マニー・パッキャオ」のメガファイトについて、実現に向けた交渉の山場は、プロモーションに必要な日数などを勘案すると今週中になるだろうと報じている。5月2日ラスベガスMGMグランドでの実現が噂されているが、もし交渉がまとまらない場合には、メイウエザーは同じ日同じ場所で別の対戦相手と、パッキャオは5月30日にアミール・カーンと戦うことになるという。選手同士は対戦に基本的に合意しており、パッキャオはメイウエザーが提案した条件をほとんどすべてのんでいるのだという。その条件とは、ファイトマネーはメイウエザー6割に対しパッキャオ4割、メイウエザーが指定する方式での薬物検査の実施、パッキャオの方が入場は最初でコールは後、といったようなことらしい。メイウエザーにはCBS系列のショータイムが、パッキャオにはHBOがついており、カタくなっているのはHBOらしいというのがもっぱらの報道だ。

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One Fighting Championshipがこのほど、団体名を「One Championship」に変更することとなった。その理由についての団体側の説明「”ファイティング”を前面に打ち出さないことにより、血で血を洗う戦いというイメージではなく、MMAエキスピリエンスを売り込んで行きたい。もちろん試合が中心であることには違いないが、これからフォーカスしていくことは、まっとうなチャンピオンシップシリーズを経てチャンピオンを作り上げていくことになる。チャンピオンこそ、ファンが身近に感じる存在、ヒーローになる存在なのだ」——はてな、わしには意味がさっぱりわからんが。

どこの投資家に株の一部か全部かでも売ったのだろうか。あるいはこれからは歌や踊りもやっていくと言うことなのだろうか。2月に予定されていた2大会が中止(ひとつはなんとなくスケジュールから落ち、もう1つは延期と発表されている)されたOne Championshipの今後の注目だ。

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Fight Tracks: Billy Ocean?!? Absolutely, in the walkout songs of UFC 183 (MMA Junkie)
UFC183入場曲リスト


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