デミトリアス、日本人ファンの心まで折る【UFC186レビュー】


デミトリアス・ジョンソン def 堀口恭司

堀口、残念ながら完敗の図であった。失礼ながら正直、もっと早く、もっと圧倒的にフィニッシュされてしまう可能性もあるのではないかと思っていたので、デミトリアスを相手によくぞここまで粘りを見せたものだと思う。これまでオクタゴンでは受けに回る局面すらほとんど無かった堀口だったが、王者に対してこれだけディフェンスができるなら、これからもう一度、フライ級のコンテンダー戦線をきっちりと食いちらかし直すことは全然可能なのではないかと思えた。一足飛びのタイトル挑戦だったので、まだまだ上位陣との楽しみな対戦がたくさん残されているのだ。

別段カナダとは縁の無いDJと堀口の対戦は他人事に見えたのだろうか、カナダのファンからは派手なアクションの欠如にブーイングも飛んでいた(途中で帰った人も少なからずいたそうだ)。しかし、「日本人によるタイトル挑戦」というテーマを持って、気持ちを入れて見守るファンの目には、DJのすさまじさがつくづく伝わってくる試合だった。あれだけ試合全体を通じて圧倒していて、5Rの最後の最後、フィニッシュする必要などまるでないのに、それでも全力で仕留めにかかられると、見ているこちらまで心が折られる。PRIDE時代には単なるマンネリ外人にすらみえたマット・ヒュームが、なんだかまぶしいまでの大物に見えた。

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モントリオールのベルセンターで行われたこの大会ではUFC史上おそらくはじめて、アリーナ席が閉鎖され、フロア席だけで開催された。有料入場者数は5,400名程度とみられる。地元では招待券が出回っており、1人で20枚もの招待券をもらった人もいるという

PPVセールスの面でも苦戦が予想される。もともと「ディラショー vs バラオン」のタイトルマッチとのダブルメインイベント大会だったものが、ディラショーの負傷でフライ級タイトルマッチ単独のヘッドラインになったこと、ランページが吉本新喜劇並みに「でるんかい、でんのかい」を繰り返したことなどで、スターパワーの観点からは今年のPPV大会で最も弱いカードとなってしまった。それに加えて来週末には「メイウエザー vs. パッキャオ」の100ドルPPVが行われるため、お金の節約をしたファンも少なからずいることは想像に難くない。その上、米国の3大PPV配給業者のひとつ、DISHネットワークがUFCとの交渉不成立によりこの大会からPPVを行わないことを決定、米国のPPV視聴可能世帯の約15%にあたる1,400万世帯ではUFC186を買いたくても買えない状態となった

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「メイウエザー vs パッキャオ」のチケットが1分でソルドアウトとなったことは日本でも広く報じられた。あまり報じられていなかった事実は、まずチケットが試合9日前になってようやく発売されたということである。どうしてこんなギリギリまでチケットが売り出されなかったのかについては、色々記事を読んだがよくわからない。ボブ・アラムは「アル・ヘイモンのせいだ!」といっているが、それ以上を言ってくれないので意味がわからない(アル・ヘイモンについては近いうちにブログで紹介出来ると思う。ボクシング業界の革命児です)。次に、一般に売り出されたチケットは、わずか500枚しかなかったと言うことである。つまり、一見さんにはほとんど出回っていないと言うことだ。

チケットの2次売買サイト「Stabhub」では現在、このプラチナチケットが$5,796 (約68万円)から$141,575.25(約1,670万円)で売りに出されているというからアホらしい。クローズドサーキットの150ドルの入場券ですら、再販価格は700ドルに達しているという。

このメガファイトが一夜にしてあげる売上高は、WWEやUFCが9か月かけて売り上げる売上高と同じだという。しかしそれでも、ロンダ・ラウジー出演で大ヒット中の映画「Furious 7」(ワイルド・スピード SKY MISSION)の興行収入の3分の1にも及ばないのだというから、エンターテインメントビジネスは話の寸法がよくわからない。結局すごいのはロンダなのかと錯覚してしまう。(ソース F4W Onlineなど)

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自分のニックネームを自分でドンドンかっこよく更新していくことでお馴染みのローリー・マクドナルドがまたしても斬新な自分語り

僕は自分のことを、シルバーバック・ゴリラとライオンの雑種で、ほんの少しのウサギも混じっていると思っているんだ。ゴリラはパワフルでリーダーだ。ライオンはハートが強い。そしてウサギには愛がある。



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森嶋慰留を続行 丸藤「俺は諦めない!」(東スポWeb)
むむ、病気で引退という人を慰留するとはこれ如何に?!


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高橋テツヤ

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