ロンダのPPV、レッスルマニアを上回る見通し


Dana White: Aldo-McGregor set for Dec. 12 at MGM Grand in Las Vegas (Yahoo! Sports)

それにしてもUFCは、いつまでたってもスタジアム大会をやらないものだとつくづく思う。ダラスのカーボーイスタジアムでの興行計画はこれまで何度か取り沙汰されたけれど、結局常にラスベガスに戻ってくる。オーストラリアのスタジアムやハワイのアロハスタジアムは天候が心配、アイルランドのスタジアムは夜間外出禁止令が心配と、最初からわかっていたような理由をつけて、結局普通の会場での開催となる。不思議なのは、スタジアム興行の情報はつねに、誰も聞いていないのに、ダナ・ホワイト自らが煽って盛り上げているということである。自分で情報を投下しておいて、自分で撤回して、期待していたファンをがっかりさせるというパターンが繰り返されている以上、そこには何らかの理由があると考えざるを得ない。そのことがUFCの成長を阻害しているようにすら見えてくる。デイブ・メルツァーは、ラスベガスの権益との関係だろう、などとぼんやりと指摘している。

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「UFC Fight Night 73:テイシェイラ vs. サンプル−」では、ベニール・ダリウッシュが入場曲にマイケル・ジャクソンの「Rock with you」を使っていて、ああ久しぶりに聞いたけれど良い曲だなあと思って火がついて、昨日今日はそればかり聞いているという有様である。UFNのあとはパンクラス配信をしているのかなあと思ってFight Passサイトをウロウロしてみたが、僕にはその入り口が見つけられなかったという始末である。

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「ラウジー vs. コヘイア」はスポーツバーでも、ネット上でも、レベルの違う盛り上がりを見せた。この試合のあとの3日間で、ネット上ではロンダの試合が3,000万回視聴された。7月31日から8月1日にかけて、「ラウジー」「コヘイア」「UFC190」に関するGoogle検索は680万回行われた。冴えないPPV大会の場合には、Google検索は5万回程度、通常のPPV大会の場合には20万~50万回程度だ。ソネン、ラウジー、マクレガーが関わると100万回を超えてくる。「レッスルマニア」も100万回越えだ。「メイウエザー vs. パッキャオ」やスーパーボウルは1,000万回を越える。

今大会で顕著に明らかになったことは、ラウジーがついに、若い女性ファン層、高齢の女性ファン層をつかんだことだ。これらはこれまでUFCが苦手にしていたファン層だ。PPVを店内で放映していたスポーツバーのオーナーは、客層が普段とはまったく違っていて、高齢の女性がたくさんいたと証言している。女性人気の理由として考えられることは、1つにはロンダがESPNの「ファイターオブザイヤー」を、フロイド・メイウエザーを抑えて獲得し、受賞インタビューでメイウエザーをこきおろしたことがあげられるだろう。メイウエザーは妻に対するDVで知られる悪のセレブとして女性ファンのヒートをかっており、そのメイウエザーをロンダが切って捨ててみせたことは痛快だったはずだ。別の理由としては、ロンダがふっくらした身体のままで水着撮影を行い、「良い身体とは何か」について、男性目線にこびない持論を披露したということもあるだろう・・・(レスリングオブザーバー8月10日号)



ロンダのことは毎日のように報道しているつもりだったが、またしてもロンダについていけていなかった。ロンダは前回のジンガノ戦で人気が急上昇していた。ジンガノ戦のPPV売上はせいぜい35万件程度かと思っていたら、60万件を売りさばいていた。その後さらに明らかに、ロンダの女性人気が爆発した。ロンダの試合はわずか数十秒だが、観客はみな、大満足で家路につく。おそらくロンダのやっていることは、今のわれわれにはよくわからないのではないか。30年後に振り返って見て、まるでハンク・アーロンのホームランやマイケル・ジョーダンのシュート、マイク・タイソンの連勝のように思い起こして、やっと腑に落ちることなのではないか。今回は敵地ブラジルでのPPVで、たいしたアンダーカードもなかったのに、PPV売上はすさまじい。どうみても「レッスルマニア」のPPV売上を上回る。(8月3日レスリングオブザーバーラジオ)



そのロンダ・ラウジー、サイボーグに対して新種のトラッシュトークを開始。MMA Fighting

試合の実現が遅れている理由は体重なんかじゃなく、すべてマネー。サイボーグは、負けても納得できる金額のオファーを待っているだけ。あの人がメインで出場している(インビクタの)大会はすごい赤字になっている。チケットなんか全然売れないからほとんどが招待券。あの人が私を必要なのであって、その逆ではない。私が引退しないうちに試合をしておかないと、あの人の稼ぎでは安心して引退すらできないはず。いまはそのことをあの人が気がつくのをみんなで待っているところだということ。



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8月3日レスリングオブザーバーラジオより

UFCとFOXとの7年の放映権契約が半分を過ぎた。他のメジャースポーツがそれぞれの放送局と巨額の長期契約を結んでいる中、UFCも次回契約では放映権料の大幅アップが見込まれる。最近ではESPNがUFCの報道を強化しており、契約更新時にはFOXとの間で争奪戦の様相を呈するだろう。NBC SportsnetもUFC獲得で視聴率のテコ入れに踏み出そうとするかもしれない。

ESPNは地上波ABCや映画大手ディズニーと資本関係があり、さまざまな興味深い展開が可能だ。ただしESPNはほかにも多くのメジャースポーツを抱えており、ファイトナイト級の大会がつねに良い放送時間をもらえたり、注目を集められるとは限らない。その点FOXに留まる限り、UFCはトップスポーツの扱いを受けられる・・・(注:UFC-FOXの契約は2018年まで)



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9月19日に開催されるベラトールとGloryの合同興行Dynamiteが、いつのまにか「Dynamite 1」と、まるで第2回以降も計画が進んでいるかのようなイベント名に変更されている


【DEEP】大みそか格闘技イベント開催に名乗り(イーファイト)

【読書感想】真説・長州力 1951‐2015(琥珀色の戯言)



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