UFN77レビュー【ヴィトー、RIZINを小馬鹿にする】


グローバー・テイシェイラ def パトリック・カミンズ

ダニエル・コーミエ戦の対戦相手として、ダナ・ホワイトがコーヒーショップから引き抜いたことでお馴染みのパトリック・カミンズ。そのコーミエ戦ではいいところなく負けてしまったが、そのあとは前座試合からやり直し、なかなかの戦績でこれまで勝ち上がってきたのである。今回、ランキング上位常連のテイシェイラを下すようなことがあれば、次は実力でベルトに挑戦できるかもしれない、という出世の階段の最終ステップまでたどり着きながら、いかにも「若手の分厚い壁」的なたたずまいのテイシェイラに、なぶり殺されるように突き落とされてしまった。上位陣からは星がとれないにしても、下位陣に対するテイシェイラの強さはえぐいわ。

ヴィトー・ベウフォート def ダン・ヘンダーソン

ホーンが鳴って最初の2分間はまんじりと何も起きず。そこにヴィトーのおもむろなハイキックで一撃で決着となった。まあ、こんな風になるのではないかと思われるとおりの試合になってしまった。ダンヘンはさすがに対応速度が遅いように見えた。45歳というとRIZINではまだまだ若手だが、UFCのトップ戦線で現役を張り続けるには、見ていて危うさを禁じ得ない。ダンヘンはこれで過去8戦で6敗となった。ダンヘンはUFCとは残り1試合の契約が残っている。

アメリカのメディアではいまやすっかり、ステロイド時代が生み出したモンスター扱いとなっているヴィトー。じっさい、数年前のヘラクレスのような肉体に比べると、今回は明らかにおっさんの身体になっていた。もちろん、しっかり鍛えているおっさんではあるが・・・薬を抜いたヴィトーが思いもかけないほど弱々しい姿をさらしてしまうという懲悪勧善劇をちょっぴり期待していたのだけれども、現実はそう甘くはないことを見せつけられてしまった。「とても不公平」とでも申し上げたい。

ヴィトー、大会後記者会見での腹立つコメント。ソース1 ソース2 

「実はオレはいまだにTRTをやっているんだぞ。わかるか。True Revival Touchだ」(たぶん、キリストが死者に触れると死者が蘇ったことを言っているんだと思われる)

「UFCでマスターズ部門ができると聞いたぞ。だからオレは55歳まで戦うからな」



UFN77大会でかなり気になったのは、ほとんどの試合で、トランクスの色が「白地に黒」対「黒地に白」の対戦となっていたことだ。このリーボックのトランクスはデザイン的に言って、「白地に黒」と「黒地に白」の区別が大変につきにくい。ストロングスタイルじゃあるまいし、黒にこだわる必要もなく、世の中にはいろんな色があるのだし、テレビに出ているんだから、わざわざ衣装かぶりを連発しなくてもよいだろうという気はする。

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●ちょっと雑用に紛れて忙しくしている隙に、流れてくるニュースは「高阪剛 vs. エミリャーエンコ・ヒョードル」(ヒョードルの対戦相手候補の3人以上のうちの1人がTKだという報道もある)、「魔裟斗 vs 山本KID」、「ケン・シャムロック vs. ホイス・グレイシー」、「キンボ・スライス vs. DADA 5000」、そしてFUJIYAMAにチラッと映し出されるヒクソン・グレイシー(息子の宣伝なんだろうけどさ)・・・なんだかMMAが最終回に向かっているような気分もしてくるな。皆さんは楽しいと感じているのですか?これでほんとに大丈夫なのかな。

●そんななかでRENAのMMA挑戦は本当にすがすがしすぎる。唯一の「明日への希望」に思える。RENAがロンダのアゴを蹴り上げる妄想が、いまから早くも止まらないわ。ああ、そして神村、戻ってこないかなあ。

●コナー・マクレガーがシニード・オコナーをアイルランドごと背負って入場をしたように、あるいは鈴木みのるが中村あゆみに見送られて風のように入場したように、入場ゲートで歌う田村ゆかりに叱咤激励されて、ブレーカーをぶっとばすDJ taikiを見てみたいですなあ。

●レイディ・タパは柔術青帯なのだそうですよ!

●ところでOmasukiではもう4か月も前にDADA5000情報をキャッチしていた!

●スパイクTVではRIZINを米国時間の大晦日朝10時から放送。番組タイトルはなんと「Breakfast with Fedor」(ヒョードルと朝食を)。スパイクTVのJon Slusser氏は、「世界的に注目のヒョードル復帰戦を、アメリカのファンには最低限のディレイでお送りしたい。ヒョードルとともに目覚める—こんなすばらしい1年の終わり方があるだろうか」と語っている・・・というか、うまいこと言ってないで、プライムタイムに放送しろや!。RIZINへの期待度はたいして高くないのかな?

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仁義なき戦い?WSOF対WSOFグローバル(SLEEPTALKER - シュウの寝言)

これは僕も全然受信できていない情報だった・・・WSOFグローバルって何さ、とは思ってはいたけれど・・・でもこれ、アメリカでもほとんど報じられていないのでは?
とはいえ、こういう情報を感知できていない以上、僕がいつも頼っているMMAの情報源もたまに見直さないといけないなと痛感する。大手の米MMAメディアの提灯持ち化が結構進んでいますからね・・・

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【直撃インタビュー】青木真也はなぜ、レジェンド桜庭和志と戦うのか?

引退後の設計について常見に問われた青木は、「いろんな方と付き合いつつ、自分の意見を発信する、それこそ常見さんみたいな人になりたいですよ」と語っている。こ、これは痛い・・・


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高橋テツヤ

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