RIZIN「SARABAの宴」レビュー


12月29日RIZIN「SARABAの宴」大会をフジテレビ地上波で観戦した。

高阪剛 def ジェームス・トンプソン

TKの試合ぶりは、リスペクトしない方が難しい。UFCでまだまだ強かった頃のランディ・クートゥアや、ストライクフォースで50歳でデビューし圧勝した元フットボーラー、ハーシャル・ウォーカーを思い出した。こうなったらTKには、キンボ・スライスをぶっ飛ばし、ティト・オーティスを踏みつけて、マスターリーグのP4Pをめざしていただきたい。

所英男 def 才賀紀左衛門

いくらなんでも戦績60戦と戦績3戦の対戦である。あっという間に所が勝つだろうと思っていたので、才賀のがんばりにはびっくりしたし、前途有望な人なんだなあと感じた。もっとも、相手が所だとだれでもある程度優秀に見えるという面はあり得るが・・・。この試合で圧倒的だったのは、なんといってもあびる優である。5分間、絶叫が途絶えることがない。しかも才賀がタップした瞬間には、この上なくわかりやすく号泣していた。これはすばらしい。あびるの悔しさは、この瞬間だけチャンネルを合わせただけの通りがかりのおばはんにも、すさまじく伝わったことだろう。どうにかしてリベンジしていただこうではないか。腹が立ったという人もいるかも知れないが、それも含めて素晴らしい。

ところで、僕はこの叫び声には何だか聞き覚えがある。K-1だかDEEPだかでも、似たような女性の悲鳴がよく聞こえていないだろうか?うるせーババアだなと思っていたのだが、あれはあびるさんの声だったのだろうか。才賀選手以外の人のことも、ああやって応援しているのだろうか・・・

ヘビー級トーナメント

UFCもヘビー級に関しては、老獪なおじさんだらけになっているので、このトーナメントの出場している若いヘビー級ファイターのスピードや無鉄砲ぶりはとても新鮮だった。ドタバタしている人など一人もおらず、アスリート然とした人たちのパフォーマンスがみずみずしい。まだ名前も覚えられないが、いきの良い選手が勝ち残ってくれているのではないだろうか。石井慧が容易には勝てないくらいのレベル感でもあるということだ。これは大晦日が楽しみだ。とんでもない大戦争が展開されるかもしれない。

石井は勝たないと始まらないよなあ・・・オランダまで行って練習しているシーンをあれだけ流した後に、この試合ぶりでは、何だかかえって絶望的な気持ちになりますね・・・オランダでの合宿費用は誰が出しているんですかねえ。そこがダメなのでは・・・?

フジテレビに映るジョン・マッカーシーの違和感に近い存在感にびっくり。RIZIN Tシャツのあの似合わなさよ!

青木真也 def 桜庭和志

まずは青木選手、ご苦労様でした、というところではないだろうか。やりたくもない試合を、余計なことも言わず、きちんとこなしてくれたんだなと思った。試合前にはプロレスをごく軽くディスって、試合後にはちゃんと五味を挑発して次につなげてもいた。行き届いたプロの仕事だと思う。ただ、選手コールの時、マイクアピールの時、青木に対して観客がウンともスンとも言っていなかったのは気になったが・・・

こういう試合こそ、ビッグジョン・マッカーシーに裁いてもらうべきだったと思うのだ。レフリーはたしか梅木氏ではなかったかと思うが、これまでの彼の大舞台での実績を踏まえると、これはもう、ここに梅木氏を起用する方が悪いのではないか。いったいどうなればストップするつもりだったのか。桜庭が1分間余計に殴られたら、視聴率が相当に上がるとでも言うのか・・・(うーん、上がるのかもしれないね)。

こういう試合を普通にストップ出来ない主催者が、「階級にこだわらず、ファンが見たい戦いを見せる」とか、「マスターリーグも作る」などという危険極まりないことは言わないで頂きたいところだ。

(更新)こちらの記事によると、担当レフリーは福田さんという方だった模様。失礼しました。タオルを投げたのは下柳。とほほ、下柳が最後の砦だったとは・・・


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