コナー、お前のセンセイはここにいるんだぞ【ネイト激白】



PPV売上がUFC史上3位の120万~150万件という見通しが出ている先週末のUFC 202。見事に星を取り戻したマクレガーもさることながら、当ブログではネイト・ディアスの発言にしびれるばかりである。

もう次の大会が間もなく始まってしまうが、先週の試合後のネイトのコメントを記録しておこう。電子タバコでマリファナオイルをくゆらせながらの激白である。こちらのUSADAからの処分もおおいに心配ではあるのだが、個人的にはこんなもの、男が一仕事終えて一服しているのだ。もう試合は終わっている。放っておいてやれと強く願う。

試合中にコナーは何度も逃げ回っていた。昔ならポイントを引かれているところだ。ボクシングでもポイントを引かれる。ジャッジはコナーを減点すべきだ。オレがアクションを促さなければ、つまらん試合になっていたはずだ。だからオレは、自分が試合に負けたとはこれっぽっちも思っていなかった。ヤツらがそう決めるまではな。

試合展開は思った通りだった。ヤツはスピードダウンしていく。オレはスピードアップしていく。オレはまず、ヤツの小技を全部やらせてやった。そして第3ラウンドに入るとアクセルを踏み込んだ。

ヤツとの3戦目が組まれるまで、オレはもう何もしない。それまで皆さんと会うこともない。コナーにとっても、他のヤツと戦うというのはビジネス的に利口なことではないはずだ。ヤツもビジネスマンだからわかるだろう。

(コナーが、次戦があるとすればライト級で、と語っていることについて)オレはずっとライト級でやってきたんだ。今日だって177とか178パウンドでケージに入っている。もっと軽かったかもしれない。だからオレとしても155のほうがいいんだ。そうすればシックスパックでやれる。その方が写真写りも良いだろ。

いまは変革の時を迎えている。このビジネスで成功したければ、指導者の言うことを聞かなければならない。ただ、自分以外の誰かが指導者だというのであれば、それは間違っている。コナーを見てみろ。ヤツは今回の試合前に何をした?オレがやれと言ったとおりのことをやっただろう。ヤツは自転車トレーニングをしていた。トー・クリップはしていないわ、ヘルメットは被っていないわで、まるでアマチュアだったけどな。自転車はああやって乗るものではないが、まあ、頑張ったんだろう。世界トップ10クラスの指導者を雇って教わっていた。(注:前戦でスタミナ不足を感じたコナーが、スタミナ強化のためにツーリングのトレーニングを導入したことを指していると思われる。コナーの自転車の練習の様子は、大会前の煽り番組で流れていた)

コナーはほかにもいろいろな指導者を雇って練習していた。ただ、そういうことをしろと教えたのは一体誰だ。お前のセンセイはここにいるんだぞ。格闘技は指導者に習っていればいいってか。あのな、俺が適当なことを言っていると思っているなら、あんまり利口じゃないぞ。オレのような、UFCからもう20回ほどクビにされていてもおかしくないような人間が、まだここにいてメインを張っているんだ。

どれほど戦っても十分とはならないんだ。オレの顔を見ろ。オレは全然大丈夫だぞ。こういう顔にされると、普通のヤツなら隠れて泣いているところだろう。でもオレは、つねに十分ではないと思っている。そう思わないヤツは、そもそも一体何のためにやっているのかわからない。こんな風に思えないヤツは、努力が足りないんだよ。

だからここにきて戦うのはちゃんとした意義があると思っている。オレは自分の価値を十分に吐き出しているからだ。もし自分の価値を十分に吐き出していなくて、それでも良いと思っているのなら、そいつの努力は足りない。それがオレと他のヤツらとの違いなんだよ。ソース1ソース2




>>ちなみに、これはアメリカ人全般にいえることなのか、MMA界隈の人の特徴なのかはわからないが、彼らは「センセイ」という言葉を、どうやら日本語の「先生」とよく似た文脈でわりによく使う。今回のネイトも実際に"Sensei"と言っている。ここでセンセイというカタカナ訳語を使っているのはそのためである。


*****

UFC 202のネイト対コナーをうけて、ネット上では次のような文章が再注目を浴びている。これは2009年6月、TUF9フィナーレでネイトと戦って判定勝ちを収めたジョー・スティーブンソンが当時試合後に書いた文章の一節だ。ネイトの戦い方は7年前と何も変わっていないではないか!

ここは自分がいるべき場所ではないということを、痛い目に遭ってつくづく思い知らされる。みんなは一体、何のために戦っているんだろう。ディアス・ブラザーズに尋ねてみれば、”戦いが好きだから”ということになろう。それが彼らなのだ。彼らと試合をすれば、自分がファイターなのかどうかはすぐに分かる。UFCにいるからといって、必ずしも全員がファイターであるとは限らない。

本物のファイターは、試合中ずっと、チャンスがあると思っている。本物のファイターは、だから戦いが好きなのだ。他人がどう思おうと関係ない。最後のラウンド、最後の1分まで、チャンスはある。でも多くの選手はそんな風ではない。多くの選手は、街で声をかけられて、ちやほやされたいだけだ。そんなヤツはファイターではない。「試合で十分な経験を経て、後にジムを開きたいからだ」という人もファイターではない。それは零細企業の社長だ。自分のために働いているだけのことだ。私はそんな人間を指導したいとは思わない。でもそんな人間と戦うのは構わない。どんな人間でも、殴られれば痛いし、痛ければ人は変わる。

それにしてもネイトは、ずっと前に出続けてくる。たしかに負けたのは向こうで、勝ったのは自分だ。ただ、残り30秒になっても、ネイトは攻め込んでくるんだ。これには本当に感心した。少しでも油断をしたら、完全にたたきのめされたに違いない。



*****

米ミズーリ州ジョプリンで、夜中に空に向かって銃の発砲をしている男がいると警察に通報があった。駆けつけた警官が、現場にいたラスベガス出身の25歳、ユーリシス・リアイナを逮捕した。取り調べに対しリアイナ容疑者は、「UFC 202でコナー・マクレガーがネイト・ディアスに判定勝ちを収めたことが我慢ならなかった」と供述したという



**
スポンサーサイト

毎週更新!

Ad

プロフィール

高橋テツヤ

Author:高橋テツヤ
プロフィール

Ad

MMA Update