はて、ジョシュ・バーネットは勝ったかな


ジョシュ・バーネット def. アンドレイ・アルロフスキー

最初の20秒ほど、両者がガクガク膝を落としながら打ち合う打撃戦でスタート、一体どんな大乱戦になることかと思ったが、ジョシュがアルロをクリンチに捕えてケージに押しつけると、アルロのエネルギーレベルがみるみる減っていき、後半は一方的に塩漬け劇に終わった。へえ、思ったより差があるんだなという印象だ。

アルロフスキーは6位、ジョシュは9位だったから、ジョシュはそれなりにランクアップしてくるのだろう。だからといって近いうちにタイトルに絡んでくるとも思えないが、そうはいってもヘビー級戦線ではなにが起きるか分かりませんよという趣旨のことはスポナビで書いておいた。それは本当にそう思うのだが、スポナビで書けなかった僕の個人的な印象を付け加えると、正直ジョシュはそこまでボスの覚えが良くないので、やっぱりあんまりチャンスは来ないのではないかと思う。

それにしても、トラビス・ブラウンやらベン・ロスウェルあたりにあっさり負けてしまう姿と、今日の試合での強さを見ていると、とても同じ人だとは思えない。思えばジョシュにはPRIDEの頃から、本当はどれくらい強いのかがわかりにくい面があった。プロレスはあんまり上手ではないジョシュだけど、そこは妙にプロレスラーっぽいかもしれない。

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UFC女子ファイターにレスリー・スミスがいる。オーストラリアで中井りんを倒したあと、ショートノーティスでブラジルでのクリスチャン・サイボーグ戦を受けTKO負け。さらに現役UFCファイターとしては唯一、MMAファイターの労働組合に参加する意向を表明している。

サイボーグ戦に自ら飛び込んでいくような真似をするファイターはほとんどいないし、多くのUFCファイターは雇い主の機嫌を損ねることを恐れて、組合についてはダンマリを決め込んでいる。だから僕は、この人はちょっとおかしいのではないのか、かなり変わっているのではと疑っていた。

ところがこのスミス、米AXSチャンネルのMMA情報番組に出演し、「私の胃には摘出できないガンがある」と発言したから驚愕した。まさか、余命いくばくもないからこそのやりたい放題だったのか・・・そう思いながら胸が詰まる思いでMMA Junkieのスミスのインタビューを読むと、どうやらそれもまたこちらの勘違いだったようなのだ。

「まず、これは良性のガンで、何人の医者に聞いても、これで死ぬことはないとのことだった。もちろん、だからといってこんなものが腹の中にあるのは気分の良いものではない。できれば摘出したい」(スミス)

それでも摘出手術を受けないのは、UFCの医療保険が、練習外の傷病に対しては効かないからなのだそうだ

「プロファイターだから、自分で保険に入ろうにも、毎月保険料が引き落とされるのはできない。いつ、いくら入金があるのかが分からないからだ。これが全部UFCのせいだとは言わないけれど」(スミス)

「労働組合について発言するのは、反響のことを考えると怖い。でもこれは正しいことだと思っている。UFCにはよくしてもらっている。でもだからといって、全体的な状況が変わっていくわけでもないし、変わらないといけないことがあることにも変わりはない」(スミス)

その後スミスはUFCの計らいで、腫瘍の摘出手術を無事に受けたのだそうで、リンク先の記事ではムチャクチャ喜んでみせている。それでも労働組合についてのスタンスは変わらないのだという。やっぱり一風トンパチな人なのだろうか・・・とにかく、もはやこの人のことを心配する必要はなさそうだ。

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63歳の空手有段者、クマに襲われるも空手技で撃退(TBS News i)

お馴染みのこちらのニュースとは関係なく、たまたま海外サイトで「クマ対ゴリラはどちらが強いか」という記事が掲載されていたので紹介しておこう。

・・・この「クマ対ゴリラ」論争に科学者として参加させてください。私は有名人ではありませんが、生物学者であり、環境学の教職にあります。そして、クマと霊長類が戦うところを何度も目撃してきました。結論から言うと、常に勝つのはクマなのです。クマはまさにパウンド・フォー・パウンドで、他の動物を皆残しにしてしまいます。カバと水牛もずいぶんなバッドアスですが、体格を揃えればワニやライオンに勝ち目はありません。

とにかくゴリラにはクマに勝ち目がありません。もっとも大型のゴリラは586パウンドありますが、最大のクマは1,000パウンド以上あります。ここで体格を揃えて、両者400パウンドのオスだとしましょう。オスだと仮定するのは、異種動物と格闘をするのはオスだけだからです。仮にゴリラに柔術を教えこんでおいたとしても、クマの完勝でしょう。MMAに即して申せば、ゴリラはダミアン・マイア、クマはハビブ・ブルマゴメドフです。それなら結構良い勝負なんじゃないのかと思う人もいるでしょう。しかし、形態上の違いも考慮しなければなりません。ハビブの両腕には、ランブル・ジョンソン級のパワーが詰まっており、手にはステーキナイフが5本装着されているようなもの、アゴは鉄製のトラップのようなもの、そして全身には甲冑を着ているような骨格があります。それでいてスピードは落ちません。クマは近親種である犬と同様に、敵の首に噛みつく強靭なアゴを持っています。脂肪が分厚い身体も、致命傷を負うまでの時間稼ぎになります。

他方のゴリラの犬歯はクマのつめの5分の1しかありません。ゴリラには甲冑のような骨格もなく、パワー面でのアドバンテージもありません。クマの方がスタミナもあります。ゴリラがケンカをすることは時々しかありませんが、クマは生まれつきのレスラーで、子どもの頃から兄弟でレスリングに取り組み、テリトリーを主張する際にもレスリングで戦います。その上自分より大きな動物を狩る経験も豊富です。ゴリラ唯一の強みは、グリップ力でしょう。とはいえ、マイアがバックを取ったとしても、クマを締め落とすことは出来ないでしょうし、そこにたどり着くまでに、クマのさまざまな攻撃を通り抜けていかなければならないのです。



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ルーク・ロックホールド(31)が、試合の合間にモデル業に進出することを検討しているという。すでにニューヨークの大手ブランド2社からオファーがあるのだといい、金額的にも7桁(数百万ドル=数億円)の可能性があるのだという。

ロックホールドと言えば先頃、人気歌手デミ・ロヴァート(24)との交際も報じられていた。ロックホールドがそんなに二枚目だったとはこれっぽっちも気がつかなかったし、こうした報道を見た後でもなお首肯しかねるが、彼がUFCにこれまでいなかった「鼻持ちならないキザ野郎」キャラのヒールになれる可能性があることは確かなようだ。

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NOAH所属のプロレスラー、デイビーボーイ・スミス・ジュニアがこの夏、プロレスをお休みにして、ジョシュ・バーネットの指導をうけてグラップリングの練習に専念した結果、ラスベガスで行われたグラップリング・トーナメントのスーパーヘビー級部門で優勝したということだ。スミスは今後もグラップリング、もしくはMMAで戦っていくことに強い興味を示しているという。スミスは元々ティーンエージャーの頃にはMMAの練習をしていた。ビル・ロビンソンはかつて、スミスを自分に18か月預けてくれたら、UFCヘビー級チャンピオンに育ててやると豪語していたという。レスリングオブザーバー。


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