UFC、深刻なメインイベント不足にお手上げ


UFCの”メインイベント不足”が深刻だ。UFC205でタイトルマッチを3試合、UFC207では2試合を詰め込んでしまったために、来年の3月~4月頃まで、UFCではタイトルマッチが不足する。

コナー・マクレガーは5月まで産休を取るとしており、これでまずライト級が凍結する。ミドル級王者のマイケル・ビスピンはヒザを負傷しており、復帰時期が定かではない。ヘビー級王者のスティペ・ミオシッチはしばらく休みたいとしており、次戦は早くても4月頃、対戦相手はケイン・ベラスケス対ファブリシオ・ヴェウドゥムの勝者となると思われる。ライトヘビー級ではコーミエが負傷欠場、コーミエ対ランブルのタイトルマッチは3月~4月頃まで延期になる。なおジョン・ジョーンズの復帰は7月以降だ。バンタム級王者ドミニク・クルーズは12月30日に試合をするので、その次の試合はやはり4月頃となるだろう。フライ級王者のデミトリアス・ジョンソンも明日試合をするので、やはり次戦は3月~4月となる。女子バンタム級のスケジューリングも同様だ。

現実的な話、第1四半期に打てるタイトルマッチは、ウェルター級のタイロン・ウッドリー対スティーブン・トンプソン、女子ストロー級のヤンジェイチェック対ガデーリャだけなのだ。UFCは先頃、1月のPPV大会のスケジュールをキャンセルしたが、おそらくこのタイトルマッチ2試合を2月と3月のPPVでやるので、1月には本当にやるべきタイトルマッチが1つもないのである。

こうしたタイトルマッチ不足が、UFC206でコーミエが欠場しても代替カードが組まれず、ペティス対ホロウェイを暫定王座戦に昇格してお茶を濁した背景であるともいえるだろう。正王者になったアルドもつむじを曲げたままだし、ほかに打つ手がない。

1月のUFCはPPV以外も心許ない。1月のファイトナイト大会といえば、NFLプレイオフ中継直後の放送枠で中継されることが恒例で、一昨年はマクレガー対デニス・シバー、昨年はクルーズ対ディラショーを惜しげもなく投入し、視聴者数でレコードを打ち立てたものである。それが今年はBJペン対ヤイール・ロドリゲスだというから盛り上がらない。しかもペンはもう4回連続で復帰戦を欠場しており、今回も本当に出場するのだろうかと訝しがる声も多い。

さらに1月28日のUFC on FOX大会は、UFC史上初めて、1試合も公式発表しないまま、チケット発売日を迎えてしまったのだそうだ(チケット発売後に、ヘクター・ロンバード対ブラッド・タバレスなどがパラパラと発表されている)。これは痛恨の不祥事といえよう。

本当なら、GSPやディアス兄弟を投入したいところだろうが、GSPはそれどころではないし、マクレガー戦で味をしめたディアス兄弟は対戦相手を吟味しまくるだろう。UFCが1月21日のPPV大会をキャンセルしたことをうけ、同日に「ソネン対オーティス」大会を行うベラトールは早速、「心配するな、1月21日にはちゃんと試合があるから」とTweetし、UFCにジャブを放っている。ジョー・シルバ時代にはこんなことはなかったよなあと思わざるを得ない気もする。メガマッチを連発しすぎたUFC、年明けからしばらくは薄味の大会が続きそうだ。

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これはなかなかの珍事。11月18日に開催されたINVICTA20では、トンヤ・エビンジャーの持つバンタム級タイトルにユナ・クニツカヤが挑戦、アームバーによる一本勝ちを収め新女王となった。

この試合でクニツカヤの下からのアームバーに捕らえれたエビンジャーは、クニツカヤの顔面を踏みながら技の解除を試みていたところ、レフリーのマイク・イングランドがエビンジャーにポジションを変えなさいと警告、この警告に従いエビンジャーがポジションを変えたところ、アームバーがさらにガッチリ決まってエビンジャーはタップするしかない状況に追い込まれたのだった。グラウンドポジションにある相手の顔面へのキックやストンピングは反則だが、単に乗ることは反則ではない。

エビンジャーがミズーリ州のアスレティック・コミッションに異議申し立てをしたところ、これが認められ、試合結果はノーコンテストに変更され、一転してエビンジャーのタイトル防衛が確定したのだという

インヴィクタCEOのシャノン・ナップは両選手のリマッチを行う意向を明らかにしている。

このエビンジャー、女版ドナルド・セラーニのようなやさぐれキャラが非常に好ましい傑物である。一度ちゃんと紹介しないといけない人である。

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●初代UFC女子ストロー級王者、カーラ・エスパルザ、負傷あけで試合ができず、生活苦により、TUF20で優勝して獲得したハーレー・ダビッドソンを売却へ


●UFCでは今週木曜日に再び10名程度の解雇があった模様。現役引退後に名誉職的にズッファに籍を置いていたチャック・リデルとマット・ヒューズもこの機会に解雇!ダナの友だちだからという理由はWME-IMGには通用せず!RIZINがリデルあたりを起用してフリークファイトをやらせれば、ダナ・ホワイトに深い精神的ダメージを与えることができそう。与えてどうする、という問題は別として。


●アメトーク「WWE芸人」。なんだか本論に入る前に終わったような感じでしたな。まあ、急にビンスとか言われても、分からない人にはつらいわけだが。


●Amazonで有田のプロレス話を見たついでに、隣にあった松本人志の番組を見始めてみたら、芸人の一人語り部分がTUFの一人語りシーンと同じ撮影方法だったのでイライラ。あの黒目が丸く光っていて、意味も無くカメラが近づいたり遠ざかったりするやつです。RIZINでもよく真似してて、ああまただ、イヤだなあ、やめて欲しいなあといつも思っているのだけれど。もうカメラが動くたびに「また動かしやがって!洒落臭い!」と腹が立つばかりで、話の中身が1つも入ってこないのである。ホントにあれ、何の効果を狙ってやってるんですかね。



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