UFC 207 レビュー




コーディ・ガーブランド def ドミニク・クルーズ

なんだかんだでクルーズが横綱相撲で勝つだろうと高をくくっていたら、ショッキングなくらいに実力伯仲の第1ラウンドの展開に口あんぐり。これはいかん、ちゃんと見なければと襟を正す。ガーブランドにとって初体験のはずの第4ラウンドではクルーズを4回もノックダウン。クルーズが倒れる度に自分でもビックリしたような仕草をするガーブランド。何度倒されてもゾンビのように立ち上がってくるクルーズもちょっとどうかしている。

試合をしながら、まるで自信が確信に変わっていくかのように、ガーブランドはドンドン強くなって、手が付けられなくなっていく。プロレスではよく、格上が中央にどっしりと構え、格下が回りをちょろちょろ回るという構図が描かれるが、この試合はまさにそんな風に見えた。ちょろちょろ回るから強かったはずのクルーズが、そのせいで弱々しく見えるのだ。この試合はガーブランドの完全な実力勝ち。ガーブランド時代到来。ちなみに勝利者インタビューでガーブランドの隣でベルトを巻いてもらっていた子どもについては、調べはついてるので、どこかで詳しく紹介できればと思う。


アマンダ・ヌネス def ロンダ・ラウジー

ヌネスがたった48秒でラウジーの顔面にパンチを1ダースお見舞い、汗もかかずに楽々のノックアウト。最初の一発目で、ホルム戦のときと同じような表情になってしまうラウジー。顔が真っ赤になって浮き上がって見え、視線がぜんぜん動いていない。一発で効かされてしまったのか、それとも悪夢が蘇り闘魂がすっかり消え去ったのか、そこからはほとんど動くこともできず、素人目にはただ単に走って逃げて一息ついても良さそうに思えるところ、無策にも人間パンチングバッグと化して沈んでいった。あの自信の塊のようなロンダ様が、もはやほとんど、オクタゴンで何かを出来る人には見えなかった。このまま引退となっても、敗戦の弁すら一言も発しなかったとしても、それも理解できる。1つの時代の終焉を思わせた。個人的にはとても悲しい。ロンダの試合は本当に楽しかった。


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