岡見、UFCミドル級王座挑戦へ / 上半期ベストバウト

Fight&Lifeで高島学氏が上半期の北米MMAベストバウトを選定していることに触発されて、僕も僕なりに、ベストバウトを選んでみました。

もとより、氏のように現地取材しているわけでもなく、僕の武器はインターネットだけですから、各大会、せいぜいお尻の2,3試合を、小さくて息絶え絶えの画面で見ただけの範囲での話です。北米プロモーターの試合に限ります。

1位 カン・リー vs フランク・シャムロック (Strikeforce 03.29.08)

この試合、最近も何気なく見直してみたんだけど、やっぱおもろいわ。好きだなあ。レベルが高いとは言いません。参戦予定の三崎であれば、ふたりとも簡単にぶっ飛ばしちゃうくらいだと思いますが、とんでもなくスイングしてるし、試合の流れもシャムロックの最後の(骨折後の)一踏ん張りであわや逆転決着かというシーンを作っているし、観客の盛り上がりも素晴らしい。プロの試合、魅せる試合として、強く印象に残ります。シャムロック、桜庭と闘わないかなあ。手が合うと思うなあ。

2位 アンデウソン・シウバ vs ダン・ヘンダーソン (UFC82, 03.01.08)

アンデウソンがいま、どんな高みにあるのかがよく分かる試合。あのダンヘンに対して、最終的にはまるで「ジャカレイ vs イアン・マーフィ」くらいの実力差を見せつけています。まったく口あんぐり、お手上げ。なんというか、アンデウソンの試合って、清潔なんですよ。きっと、無駄な動きがとても少なく、ピンポイントで相手を動かしているということではないのかなあ。ちなみにBJペンの試合は「汚いな」と思うんですよね。だからキライとか、だから悪いとかではないよ。二人とも、ベスト・パウンド・フォー・パウンドと言われていますからね。ただ、とても対照的なイメージがあると思います。

3位 アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs ティム・シルビア (UFC81, 02.02.08)

ノゲイラ流、苦しみの中から一瞬の回転運動で、空気を一気に引き裂くような一本勝ち。シルビアって、大きくて重くて堅くて、我々が当初持っていた「つまらないUFC」のイメージを体現しているような所があって、ノゲイラは殆ど何も出来ないまま試合が終盤に向かうから、「PRIDEファイター、オクタゴンに死す」という、何度も繰り返された、そして最近では忘れていた感覚が蘇ってきた刹那の、息が止まりそうな逆転勝ちでした。小池栄子を絶叫・号泣させた、あのノゲイラ vs ミルコ戦を思い出します。

4位 ジョルジュ・サン・ピエール vs マット・セラ (UFC83 04.19.08)

こんな戦術があるのか!こりゃ新型!とあっけにとられる試合。それもこれも、GSPの素晴らしいフィジカルの裏打ちがあるからなんでしょうね。GSPの地元での大会ですが、盛り上がりは凄いの一言。2万人が声を揃えて歌を歌ってローカルヒーローを応援。そのプレッシャーの中でGSPが嬉々として完璧にノーダメージのまま、柔術マスターをグラウンドにピン留め。ゲーム的には最高のおもしろさ。

5位 ミゲル・トレス vs 前田吉朗 (WEC34, 06.01.08)

ネットの評判が凄かったから期待感ばかりが先走り、あとから実際に動画を見て、ああ、なるほど、こういうことね、という印象がしてしまった。やはりリアルタイムで見ないとダメ。もちろん好試合。でもDJ taiki とかとやってたシーソーゲームと、やっぱすごく違うのかな、どうだったかな。5位に入れようかどうしようか、まよったんだけど、試合後の二人の写真に憧れちゃったんで。

次点はチャック・リデル vs バンダレイ・シウバ(UFC79, 12.29.07)。画面から伝わってくる熱気は随一。たしかにエモーショナルな凄い試合だとは思うけど、シウバってこんなもんじゃないよ、冗談じゃないよアメリカ人め、という気がして、もう一つ納得が行かなかった印象があります。

WOWOWでUFC放送にちなみ、他の印象的な試合をあげれば、UFC79のメイン、GSP vs マット・ヒューズは息をのむほど明確なスター交代の風景。看板選手もこんな風に負けられれば、ある意味幸せかも。UFC81のブロック・レスナーの暴風のような動きは、一瞬の出来事ながら、やはり化け物。UFC84での身の毛も凍るバンダレイ完全復活劇もまだ見ていない人はチェキラでしょうな。そうそう、UFC71から見直すなら、去年8月UFC74、ランディ・クートゥア vs ガブリエル・ゴンザガもお楽しみに。クートゥア、文字通り鉄人。なぜ44歳の選手の契約問題に、こんなに多くの人が巻き込まれているのか、その商品価値が腑に落ちると思います。これが今のところ、彼のラストファイトになっていますね。

*****
ANDERSON SILVA GUNNING FOR TWO BELTS (MMA Weekly)
WHITE SAYS UFC 86 PAVES THE WAY FOR 205 FUTURE (MMA Weekly)

UFC86がまもなく!。大会前記者会見でのダナ・ホワイト発言

アンデウソンはご存じの通り、7月19日UFNでライトヘビー級戦を行う。もし問題なければ、9月6日のアトランタ大会で、おそらく岡見勇信とミドル級王座の防衛戦を行う。その2ヶ月後に。明日行われるアルメイダとコートの勝者が、アンデウソンとミドル級戦を行う。
アンデウソンは2ヶ月前のミーティングで、あなたは私を十分使っていない、私はもっとたくさん試合をしたいと言った。彼は今年、あと3,4試合する。
9月6日の防衛戦は、(7月19日にアンデウソンが負けるとしても、)アンデウソンが健康である限り実施する。
アンデウソンはそのあとも折に触れてライトヘビーに戻る。まずはライトヘビーを体感してみたいようだが、できれば2本のベルトを欲しいのだろう。
彼は2階級のベルトをとって、防衛していこうと考えている。私は普通、こんな馬鹿馬鹿しいことはさせない。でもアンデウソンにはやらせる。

ライトヘビー級は充実しきっている。そのライトヘビーの今後の動向は、明日のランページ vs グリフィンにかかっている。どちらが勝つかによって、その後の動きがかなり違ってくる。


アンデウソンが2階級制覇を狙っている件ですが、今日の別の報道で、米MMA統一ルールの変更が発表され、その中で階級も改訂があり、185パウンドのミドル級と205パウンドのライトヘビー級の間に、195パウンドのスーパーミドル級が新設されています。

この統一ルールの強制力、UFCへの実際の影響はよくわかりませんが、アンデウソンの動向も、何らかの形で、この改訂ルールを先取りしているのかもしれません。改訂統一ルールについては近く触れます。

かなり前からミドル級王座挑戦資格があるかに見えつつ放置プレイだった岡見ですが、まるでWOWOW放送決定を待っていたかのように、ダナの口から「9月」と明言が出ました!アンデウソンは岡見戦を素通りするかのように2階級制覇とか言ってますが、ここは岡見選手、バシッとくじいてやりましょうぜ。アンデウソンは雑巾がけからやり直せ!(無理かも・・・)。

そういえば、WOWOWのおかげで、日本人ファイターが全般に重用されるようになるかもしれませんね。郷野も長南もいます。

*****
Leonard Garcia Cleared by Feds (BloodyElbow)

WEC32で高谷に勝利したあと、麻薬取引の疑いで逮捕されていたレナード・ガルシアに対する、連邦政府による摘発が取り下げられました。ガルシアはまもなく、WECのリングに復帰する見込みだそうです。

スポンサーサイト

毎週更新!

Ad

Ad

MMA Update