米MMA統一ルール改定、新階級王者乱造の恐れも?

Revamped Rules Expand Weight Divisions (Sherdog)
ABC-proposed changes to Unified Rules of MMA (FightOpinion)

Association of Boxing Commissions(ABC、ボクシングコミッション連盟)の総会で、Unified Rules of Mixed Martial Arts (MMA統一ルール)の改訂版が承認されました。州のアスレティック・コミッションなど、40の規制団体が決議しました。2001年4月以来の改訂で、北米MMAルールのひな形になります。

各州のアスレティック・コミッションは、それぞれの州内で独自のルールを設定したり、統一ルールを適宜変更して活用したりすることが出来ます。この統一ルールは、共通最低限の安全基準となることが意図されています。各州はこの統一ルールを州に持ち帰り、それぞれのアスレティック・コミッションで議論し、そのまま州のルールとして採用するのか、それとも修正して採用するのか、これから決めると言うことになります。

なお、主要なMMA大会が多数開催されるカリフォルニア州とネバダ州のアスレティック・コミッションは、総会に出席していませんでした。

ルールの主な変更点や、より明確になった点は次の通り。

●後頭部の定義。頭頂部から首筋にかけてのセンターライン、幅1インチ程度を言う。俗に言う「モヒカン」定義。
●打撃が禁じられていない部位に対する、垂直に落とすエルボーは合法。
●手で相手の口や鼻を防ぐ窒息行為は反則

後頭部の定義については、州によって解釈の違いがあるそうです。カリフォルニアでは明文化されてはいないものの、事実上、両耳のラインより上を後頭部とみなすことで運用されています。

なお、今回の改訂に際し、グラウンド状態の相手の頭部に対するヒザ攻撃の解禁も提案されましたが、採用されませんでした。

また、新しい階級制度は次の通りとなりました。

Flyweight (Up to 105 pounds)
Super Flyweight (Over 105.1 to 115 lbs)
Bantamweight (Over 115.1 to 125 lbs)
Super Bantamweight (Over 125.1 to 135 lbs)
Featherweight (Over 135.1 to 145 lbs)
Lightweight (Over 145.1 to 155 lbs)
Super Lightweight (Over 155.1 to 165 lbs)
Welterweight (Over 165.1 to 175 lbs)
Super Welterweight (Over 175.1 to 185 lbs)
Middleweight (Over 185.1 to 195 lbs)
Super Middleweight (Over 195.1 to 205 lbs)
Light Heavyweight (Over 205.1 to 225 lbs)
Heavyweight (Over 225.1 to 265 lbs)
Super Heavyweight (Over 265.1 pounds)

今回のルール改定が、実際にどれほど実効力があるのかについて推論してみると、たとえばもしUFCが大会を開催する州がこの統一ルールをそのまま採用するなら、UFCとしてはそれに従わなければ、開催認可が下りないと言う仕組みになるのでしょう。また、これが最低限の安全基準だというわけですから、たとえば階級分けについても、例えばネバダ州がこれより大雑把な分け方を認めた場合、州がリスクを負うことになってしまいそうです。だから、どれ位時間がかかるのかはわかりませんが、事実上、ここで示されたルールに収斂されていくのではないでしょうか。

ただ、多くの大会の開催実績があり、ノウハウの蓄積も厚く、UFC等のプロモーターと人的交流を含め関係が深いと思われるネバダとカリフォルニアがどのような方針をとるか、ということも、今後の他の各州での議論に影響を与える面はあるでしょうね。

安全第一はもちろん結構ですが、プロモーターのビジネス面からは、余り細かい階級分けは、ベルトの価値の希薄化や、ブッキングできる選手の選択肢が減ることを意味しますし、ファンも実は階級とかはっきりわからない!という人が大多数でしょうから、より不親切にはなりそうです。

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6月27日のストライクフォース大会(メレンデスが負けたやつ)の舞台裏。ルーク・スチュワートの対戦相手が怪我やら薬物検査で相次いでダメになったため、ストライクフォースではドリュー・フィケットに2万ドルという高額のショートノーティス・オファーを行いました。

しかしフィケットはかねて Maximum Championship Fighting (MCF) というプロモーションと2試合契約を行い、7月25日の大会のメインイベントに出場予定でした。契約によるとフィケットは、大会前5週間、他団体で試合を行ってはいけないと定められていました。何を思ったか、MCFのプロモーターMark Pavelich は、ストライクフォースのフィケットに対するオファーに過剰反応を起こし、フィケットに電話をして、ストライクフォースに出ないよう恫喝してしまいました。するとフィケットは報復に、その恫喝の音声をネットで公開してしまいました。

Pavelich 、自社サイトで。「選手およびマネージャに、何度電話をしてもつながらなかったので、イライラして怒りを爆発させてしまった、マネージャには別途謝罪を入れた」


フィケット、ウエブサイトで「マーク・ナンタラ糞野郎が昨晩電話してきて殺すぞと恫喝された。ヤツのMFCの金ピカ、ダイアモンドまみれの全宇宙チャンピオンベルト戦までは、まだ丸々一ヶ月もあるというのにさ。で、(ストライクフォースの)スコット・コーカーは巻き込まれたくなかったみたいで、オレは試合が出来ない。マーク、どうもご親切に。オレやオレの友達を恫喝し、2万ドルを取り上げてくれてありがと。オレのようなブルーカラー・ファイターが、もうすぐ生まれる赤ん坊のために金を稼ごうとしているのに、随分優しいこって。ああ、糞くらえだ。おっさん、ファック・ユー。会社の方針ファックユー。」


Pavelich、再び自社サイトで「あなたがサインした契約書には太文字で5週間前に闘ってはいけないと書いてありますが、それで私が悪者になるんでしょうか。ありえない。しっかりしろよ。じゃあサインなんかするなよ。誰に反乱を起こそうが構わないが、巻き込まないでくれ。おまえさんとはこれまで一度も話をしたこともないじゃないか。言い訳は辞めて、ベルトを取りに来い」


結局フィケットのMFCの試合はキャンセルされました。フィケットは両方の試合を失い、プロとしての姿勢に疑問符が付けられる結果となりました。なお興味深い恫喝音声、色んな米MMAサイトを探してみたのですが、その形跡はあるのですが、リンクが死んでいたり、取り除かれたりしています。

この項、出所はレスリング・オブザーバー7月7日号でした。

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ジャリズム山下、格闘技デビュー戦勝利! 相方ナベアツや今田耕司も祝福(オリコン)

DEEPで女子プロレスラー闘牛・空を相手に2R判定勝ち。単なる、「男性タレントvs女子プロレスラー」の対戦と思いきや、山下は格闘技歴5年だそうです。また闘牛・空(江本敦子)はWikiによると、パラエストラ小岩で柔術の練習をしており、これまでもDEEPで素人の男性(主にマスコミ関係)に対する門番的な役どころをつとめきているそうです。いろんな役割があるものです。

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秋山、柴田の対戦表明に「おもしろそう」と肯定的! タイソン、朝青龍にも挑戦!?(Kamipro)

柴田勝頼が対戦表明してたことを聞かされると、秋山は「マジっすか? いま初めて聞きましたよ。アチャー。柴田選手ですか? 予想外ですね……」とニヤリとしながら、驚きを隠せない様子だったが、「でも日本人とやるのはおもしろそう」と、柴田戦には肯定的な姿勢を見せた。

さらに、DREAMで闘いたい相手は? と聞かれた秋山は「DREAMの選手の枠外で、タイソンとやりたいですね。あとは朝青龍とか。悪いのを懲らしめようかな」と・・・


アチャーというターザンばりの白々しい驚き方は、13日(日)16時から放送というDREAM番宣のための台詞だとは思うが(柴田の対戦表明の絵に続けて流せば、ぼんやり見ている分には違和感ないだろうし)、朝青龍を引き合いに、「悪いのを懲らしめようかな」と発言しているのには驚いた。おまえが言うな。この辺は韓国でスター扱いされすぎて、チューニングがずれているのかもしれない。そのズレも含めて魔王と言うことなのかもしれない。

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7月7日のK-1MAX、武道館大会はポッドキャストで流す(ターザンカフェ)

別にMaxをターザンが実況するわけではない。大会終了後に座談会を行い、その日の深夜にポッドキャストで流すのだそうだ。これを聞けばもはや格闘技雑誌は読まなくてもいいらしい。まあ、スピードが速いことは結構なことだし、大会直後ならたしかに聞きたくなるかもしれない。
ターザン山本!のポッドキャスト(仮)

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