『1984年のUWF』寸感、その他


ボブ・アラムがマクレガー vs. メイウェザー戦について語っている。アラムはこの試合には関係ないし、もはや老獪すぎて一切の発言を真に受けることができないという高みにおられる方ではあるが、そんな人がイヤごとを言い始めたというところに逆に、背景で何かこの試合の実現にむけての本格的な動きがあるのかなと想像させてくれる。

唯一の障害はUFCだろう。UFCはボクシングプロモーターと違って、選手を信用しておらん。実際にUFCファイターはボクサーよりうんと実入りが少ない。なんでもUFCはコナーのファイトマネーの50%を取ろうとしているらしい。冗談はよしてくれ。私はこんなものは私は試合ではないと思っているが、もしこれが実現しないのだとすれば、それはひとえにUFCのせいだ。




2017年WWEホールオブフェイム、レガシーアワード部門で力道山が殿堂入りするとのこと。オブザーバー


なんか腹立つファブリシオ・ヴェウドゥム


How every UFC fight ended in 2016 (ESPN)
統計好きな方用。2016年、UFCでは全493試合が5,488分にわたって行われた。試合がフィニッシュされる確率は49%、うちKO/TKOが153試合、サブミッションが89試合。248試合が判定、うち65試合がスプリットもしくはマジョリティ・ディシジョン。全打撃数は47,986発、全テイクダウン数は1,063、などなど・・・

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僕はプロレスも大好きだし、MMAのフリークファイトも温かい目で楽しめるというのに、相撲だけはちょっと素直には見れなくなってしまっている。八百長も裏社会とのつながりも公式に認めたというのに、明瞭な区切りと再生が行われたり、新しい相撲の楽しみ方が広がったりするならまだしも、相変わらずNHKで放送され、これまで通りにまるで本物の勝負事のように語られているのが、どうも公平ではないような気がしてならないのである。

こんな見方はいささかひねくれすぎで、自分が損をしているだけのような気はするのだけど、どうしても見ていてスッと醒めてしまうから仕方ない。だから稀勢の里が肩を痛めながら優勝したというのは、これはさすがにちょっと話が出来すぎではないのかなどと反射神経的に思ってしまう。こんなの、新日本の柴田と同じストーリーではないか。

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『1984年のUWF』を今ごろやっと読了した。一部ネット上で熱の高いリアクションも見られていたことから、どんな内容なのかなと思って読んだのだけれど、結論から言えば僕としては、これといった抵抗感もなく、スルリと全部飲み込むように楽しんでしまった。すごくパッケージ化されたエンターテインメント作品だと思った。

とくに前田に批判的な言説は新鮮だった。僕は前田のファンだけれども、確かに言われてみれば、これまでは前田史観が優勢すぎたような気はする。あえて煽るような書き方をしていて、これ必要?と思う箇所はあったけれども(書き方もまたUWF的だということなのだろう、たぶん)、前田がプロレスが下手だったとか、なまくらだったとか、Uはシュートっぽいマーケティングをしていただけだとか、コンセプトメーカーは前田ではなく佐山だったと言われても、それはそういう面もあるのだろうなとあっさり思うし、それがなにか問題だとも思わないし、この本をきっかけに前田を見損なったということも特段にない。

僕がこの本について、最初からずっと疑問に思っていて、読み終わってみてもその疑問が解けなかったことは、なぜいま、このテーマだったのだろうか、ということである。ただ、もしかするとその答は、著者にあるのではなく、熱の高いリアクションの方にあるのかもしれぬ。


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