UFC 210計量、ダニエル・コーミエはインチキをしたのか!?


UFC 210を翌日に控えて、前日計量でまたしてもドラマが展開された。

計量は午前9時開始、午前11時締切のアーリー・ウェイインで行われ、大半の選手は9時に計量会場に姿を見せ、合格していったのだが、10時56分になってもダニエル・コーミエ、アンソニー・ジョンソン、パール・ゴンザレスが計量会場に姿を見せず、米MMA記者のTwitterが騒然とし始めた。

10時56分にようやくダニエル・コーミエが登場、全裸になり、係員が持つタオルで身体を隠して体重計に乗ったものの、結果はライトヘビー級リミット205パウンドを1.2パウンド上回る206.2パウンド。計量失格。

ところがその2分24秒後、再びコーミエが登場、同じようにタオルで身体を隠して計量すると、なんと結果は205パウンドで計量合格!

その直後、ほぼ11時ちょうどにアンソニー・ジョンソンが体重計にのり、リミットの205パウンドよりこちらも1.2パウンド軽い203.8パウンドで合格!

数分の間にタイトルマッチ不成立から成立へと情報が錯綜した。この騒動の様子の動画。



謎① コーミエの体重が2分で1.2パウンド(約544グラム)減ったのはなぜか。

コーミエにはオンデマンドで排便する能力があるのではないか、WME-IMGがニューヨーク州コミッションに巨額の裏金をつかって1.2パウンド分デジタル体重計を調整したのではないか、あるいはロシアが体重計をハッキングしたのではないかなどの冗談も飛び交う中、コーミエが係員の抱えるタオルを掴んで体重を預けていたのではないかとの説が有力だ。ボクシングでもよく行われる、古くさいトリックなのだという。




謎② アーリー・ウェイインでは再計量は認められていないはずではないのか。

ニューヨーク州コミッションのエグゼキュティブ・ディレクター、Tony Giardini氏は、ニューヨーク州のルールでは、タイトルマッチに限り、再計量が認められていると説明している。本当にそんなルールがあるのか、ルールを書面で示せと迫られたGiardini氏は、記者に次のような書面を提供したという。




コーミエがタオルを握っていたのを見なかったのかとGiardini氏は「見ていない」と回答、なぜ2分で1.2パウンド減量できたと思うかについては「そういう疑問は持たない」と回答している

この件についてのコーミエのコメント

今回の減量はいつもよりきつかった。ただ、体重計がちょっとおかしかったように感じた。
タオルを持っていたのは、私のお粗末なイチモツで皆さんのお目汚しをしないためだ。



***

メインイベント成立が報じられた直後、今度はメインカードの女子戦「パール・ゴンザレス対シンシア・カルヴィーヨ」が不成立になったとの情報が報じられた。原因は、ゴンザレスに豊胸手術歴があるから。ニューヨーク州には、胸にインプラントを入れた選手は試合をすることができないとするルールがあるのだという。

しかしその数時間後、コミッションは裁定を覆し、「ゴンザレスの担当医師とも話し合い、じっくりと検討した結果、ゴンザレス氏は試合出場に差し支えないと判断した」と発表している。UFCサイドからの働きかけがあったとの報道も見られた。

ゴンザレスは豊胸手術歴をニューヨーク州に事前申告していたのに、試合中止は今日になって聞いたと語っている。今回がUFCデビュー戦となるゴンザレスは、「私が豊胸していることだけでなく、私がベストファイターであることをお見せしたい」と語っている。

ボクシングの世界ではニューヨーク州コミッションのデタラメさはお馴染みなのだそうだが、ついにMMAの世界でも本領発揮、このところ問題頻発のアーリー・ウェイインとのダブルパワーでのズンドコ劇となった。

なお、豊胸と格闘技の関係についてのリサーチ結果はこちらにまとめているので参考にされたい。

MMAに巨乳は有利?不利?まじめに考える格闘技とおっぱい(MMA Unleashed 2015-10-22)



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