WHO IS フォレスト・グリフィン?


レスリング・オブザーバー7月10日号より。フォレスト・グリフィンはもともとジョージア州の警察官で、格闘技のコーチの家に居候していた。2004年頃には、格闘技は割に合わない仕事と考え、引退直前の状態であった。ジ・アルティメット・ファイター(TUF)のシーズン1に選ばれたときにも、飛行機に乗るのをいやがり、ダナ・ホワイトに直接説得されて渋々参加したのだった。

グリフィンはTUFでこっぴどくやられながらも、勝ちを拾い続ける。当時頭髪はそり上げており、そこから血が滴らせながらも、試合を捨てない姿勢は反響を呼んだ。UFCはグリフィンをトーナメントに参加させ続けるために、最高の医者をあてがって縫ってやらなければならなかった。サム・ホージャーという悪役のパンク野郎を破ったときには、ベビーフェイス人気が急上昇した。

ダナ・ホワイトは、2005年4月9日に行われたTUFシーズン1の決勝戦、グリフィン vs ステファン・ボナーを「MMA史上最も重要な試合」として挙げることが多い。TUFはスパイクTVで良い視聴率を上げてはいたが、局内の人事抗争のため、TUFをプッシュしていた社長が退任させられ、決勝戦の時点でシーズン2の制作は宙に浮いていた。感動的なグリフィンとボナーの試合の直後、スパイクTVはダナにシーズン2の契約を申し出たのだという。

グリフィンとボナーの試合は、グリフィンが判定勝ちを拾ったものの、どうとでも取れる、まれに見る接戦であった。翌年、ティト・オーティスに接戦で判定負けしたのは、今度はグリフィンにアンラッキーだったが、善戦したことでかえってグリフィン人気は上昇する。グリフィンのファンは、彼の試合にハートがこもっているところを支持し、グリフィンは負けても人気が落ちないタイプの選手となる。

殆どの記者はグリフィンの取材をいやがる。事情通は、グリフィンのイメージは彼の実像とはあまりにも正反対だという。だから彼は誰かに助けてもらうことを嫌う。TUF7のコーチ役を務めながら、それほど嫌われもせず、人気も上がらなかったのも、イメージの混乱のせいかもしれない。一つ言えるのは、この選手の身体能力が全般的に素晴らしいこと、しかしながらこれといって特に秀でた分野を持たないことである。さらに、激しいトレーニングの結果、攻撃に対する耐性が高く、メンタル的にも折れにくい。ちょうどミック・フォーリーのように、殿堂入りするようには見えないが、誰よりも痛みに耐えて魅せ、人の記憶に残る試合をやってのけることが出来るのである。ただし、人が自分をどう思うかを気にしているかいないか、という点においては、フォーリーとグリフィンは正反対である。

>デイブ・メルツァー節がうまく訳出できたでしょうか。第一印象は地味だった先日のUFC86、ランページ vs グリフィン、もう一度落ち着いて、ちょっと大きめの映像で見直してみました。やっぱりアクションは地味目なんだけど、両選手の張り詰めた集中力には引き込まれるところはありましたね。でもグリフィンはどこか間抜け。たとえば2Rでマウントを取って、もうどうにでも料理が出来そうに見えたのに、攻め手がほとんどワンパターンくらいしかないみたいで凌がれてしまうし、あれほど効いているローキックをなぜ続けないのかなとも思うし、終わってみれば顔が腫れまくっているのはグリフィンの方だし、でも根性でゲームを破綻させず勝ちを拾えてよかったね、という気分にはなりました。

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Affliction: Banned to air on Bravo UK (MMA Payout)

この時期になって、アフリクションのイギリスでのテレビ放送が発表された。一日遅れの録画放送らしい。
別に1~2週間遅れで放送したって良いわけで(WWEのPPVもそうだ)、まだこれから、日本でも放送の吉報が届く可能性もあるのかもしれない。

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Phil Baroni Wins At Cage Rage (BloodyElbow)

最近は負けが込んでいて、あまりに弱々しく、もうダメかもなあ・・・とも思われたフィル・バローニが、12日イギリスCage Rage大会でKO勝ち。バローニはこの試合から、階級をウエルターに落としていました。リンク先に映像も張ってあります。試合後にバローニは、なぜか相手のセコンドの男からヘッドバットで襲われ、女からはファックユーポーズで罵倒されましたが、乱闘には至りませんでした。

バローニの次戦は8月2日、ハワイのICON SPORTで、対戦相手はRon Verdadero という選手。

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「この心境の変化は自分でもビックリしているんです」秋山成勲インタビュー(DREAM公式)

秋山 自分とやりたいという人間は誰もいてなかったんですよ。
――誰も挑戦してこなかったと。
秋山 はい。だから、試合が決まるのに時間が掛かったんです。

秋山 これは自分でも意外なんですけど、「HERO’Sの選手、頑張れ!」と思って見てましたね(笑)。
――そういう、いわば“HERO’S愛”というような気持ちというのは昔からあったんですか?
秋山 全然なかったです(笑)。DREAMができてからですね。この心境の変化は自分でもビックリしているんですけど・・・


まあまあ、選手が秋山とやりたくないのは分からなくもないので、そこはプロモーターさん、よろしくお願いしますよ。

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THE OUTSIDER2 対戦カード(RINGS公式)

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鈴木みのる def 高山善広 
(鈴木みのる20周年記念大会 2008年6月17日(火)後楽園ホール)

中村あゆみさんの生「風になれ」、そしてシンプルなリングアナウンサーぶりは絵になりましたねえ。しびれる。40度近い高熱をおしての登場だったらしいね。みのるがここまで、この曲を一途に使ってきたタメが効いていました。

試合の方は少々のサークリングのあと、いきなり高山の強烈な掌底が火を噴き、試合のトーンが決まります。そのあとはお互いの期待に応え合うような、そして時には軽くぶち切れながらのU系バチバチファイトとなるんだけど、そこは40過ぎ、どうしても痛いし疲れるし、バリバリの若手とはひと味違ってスローモーになることは避けがたい。でもそのスローモーの中での一生懸命や精一杯は見せてくれました。

高山の頭が揺れる度に冷や冷やしているのに、ゴツンと音が響いてくる頭突きの連発を繰り出すシーンなどは正視に耐えなかったな。高山にとっては復帰後、まだ数えるほどしかこなしていないと思われるシングルマッチなのに、復帰後最大の殴り合いでした。不細工な試合なんだけどね、明日もがんばろうという気分にはなりましたね。

大会全体も、ハッスルあり、マッスルあり、「新日本vs全日本vsNOAH」に風香が飛び込んできたり、ライガーが4人登場しながら本家ライガーには花を持たせないなど、鈴木にしかできそうにない柔らかいプラニングと広いネットワークが堪能できました。僕はそもそも、こういう個人興行で、いろんな選手が星のやりとりをすることについては、ちょっと疑問もあったんだけど、この大会に関しては、これほど明らかに、プロデューサー鈴木の有能さが証明されたことにも、大きな意義があったと思います。鈴木が作る大会、また見てみたいです。冨宅選手のプロレスもまた見てみたいね、特に何もしなくて良いからさ(笑)。

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