北欧のPRIDE難民が夢を見た【DREAM.5レビュー】


●DREAM.5 ライト級グランプリ2008決勝戦 7.21大阪城ホール

そう思ってるなら先に書けよ、ということなんだけど、今回のライト級GP、「ブラックマンバが持って行ったらどうしよう・・・」とはちょっと危惧していたんですよね~。でもまあ、ヨアキムならよかったんじゃないでしょうか。なんだか、このポーカーフェイスの北欧の処刑人があんなに嬉しそうな顔をしているのを見ていると、これはこれでハッピーエンドだと腑に落ちるものはありました。

このトーナメントでもヨアキムは、アルバレスとの激闘もあったし、川尻がとどめを刺せなかったブラックマンバにきっちり勝ちました。PRIDE崩壊後、青木を始め日本人PRIDE戦士同様、ヨアキムもまた、流浪の身だったわけで、この舞台の復活の中心にいるのに、有る意味ふさわしい選手と言えるのかも。

思った以上に宇野を完封した青木の強さは宇宙人的に膨張していたし、ましてヨアキムはかつて青木がいとも簡単に葬り去った相手。どこかに、良い格好をしてやろう、アメリカ人のMMAマニアが腰を抜かす秘技を繰り出してやろうといった山っ気がでてしまったと言う風にも見えたかなあ。本人の胸の内はわかりませんけど、判定勝ちでも良いというつもりなら、落とす試合じゃないですよねえ。

アルバレスの目は大丈夫なんですかね。診断結果は恐ろしげなものだったけれども。相打ちで両者フラッシュダウンしながら、なお殴り合うなんて光景は始めて見ましたよ。アルバレスは片目であの攻防を制したんだろうか?

秋山 vs 柴田戦は一挙一頭足がいちいち面白かったですねえ。入場シーンでエレベータのようなもので降りてくる秋山、なんであんなにレゲエ野郎のように身体を揺すっていたんでしょうか。あれは新しい。柔道着の胸元もいつもより3割ほど多めにはだけて、古くさいスターのオーラがムンムン。そのあとの嫌がらせのような礼を経て、花道ではブーイングを送る客に一瞥をくれてはニヤリとしていました。直接に睨まれたお客さん、しばらく悪夢が抜けないんじゃないでしょうか。とにかく秋山、「いったいどういうつもりなのか」というところが、まるっきり分かりません。もう、笑うしかない。あえていえばコクがある。煽り映像も、日本では大ヒール・韓国では大スターと、両論併記の投げっぱなしの内容でした(それ以外にやりようがないね)。一方の柴田も、血まみれ秒殺されちゃうかと心配したけど、立派な仕事ぶりでした。驚いたことに一瞬、猪木が降りてましたよね!相手を挑発しながら、ピンタとローキックのコンビネーション!だいたいフィニッシュだって参ったしてませんからね!それにしても、胸を張って柴田を締め上げる秋山、柴田がいつ落ちたのか、本人にはよく分かるんじゃないかと思うんですが、レフリーが止めるまで、平気で締め続けていたのも驚愕。

ヤサ男対決と煽られた所は、おかしなもので今日はどちらかといえば強面で登場。でもやっぱ今日はトドメを刺して欲しかったよなあ。アリスターはまたもや元祖KYぶりを発揮して、どさくさに紛れるかのように勝ちを拾いました。なんだか、ミルコが歩くはずだった「ロード・トゥ・ヒョードル」を、アリスターがちゃっかり歩いていくような気がしてなりません。


いまは地上波版を見終わって、この濃縮な流れを一気に見せられて、かなり疲れたし、いまだ咀嚼仕切れない感も強いけど、ニュースサイトや他のブログなども見ないまま、取り急ぎ書き付けてみるのもいいかな、ということで。


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