MMAファイターに聞きにくいことを聞いてみる


やや失礼で、やや聞きにくい、素朴すぎる質問をMMAファイターにぶつけてみるという米VICEの企画インタビュー記事をごくごく大まかに紹介。

答えているMMAファイターは、ドイツのローカル団体のヘビー級王者Andreas Kraniotakes(36)。博士号を持ち、子ども向けの本の著者でもあるという多才なチャンピオンだ。

Q あなたがMMAファイターになったのは、合法的にケンカができるからか。

A そうだったとして何が悪いんだ? 私がMMAファイターになったのは、ノックダウンされた時のように極端に厳しい状況で、自分がどう反応するのかを知りたかったからだ。そしてMMAのおかげで、そんな時でも戦い続けることができる自分を知ったよ。

Q 他人のアゴをかち割るというのはどんな気分なのか。

A それはやったことがない。マウスガードがあるから、アゴが折れることはそんなにないんだ。相手の目の周りを真っ黒にしたり、鼻を折ったことならある。ひどい音がするんだよ。

Q 他人を病院送りにするのは楽しいか。

A 勝利は嬉しいが、ケガについては嬉しくない。相手にケガをさせて喜んでいる選手など見たことがない。

Q MMAファイターをしていると、反社会集団から勧誘されたりしないのか。

A それは聞いたことがないなあ。リング上で対戦相手がそういう人だったことはある。ジムにもそういう人はいるが、同時に警官も弁護士も学生もいるよ。

Q ほとんどのMMAファイターが極右だというのは本当か。

A マット上の風景は社会の鏡なんだよ。アホなヤツらもいるが、すごく頭のいい人もいる。中にはネオナチだっているだろうが、比率までは分からない。ちなみに私は移民だが、リング上で差別されたと感じることはない。

Q ずっと顔面を殴られ続けるに値するカネをもらっているのか。

A いいや。ボクシングをしている方が5倍は儲かるだろうね。MMAはカネのためにやるものじゃないよ。

Q あなたの身体はボロボロなのか。

A 10年選手にしては健康だと思う。実年齢と、リング上での年齢は違うんだ。30歳の新人と、戦績40戦の30歳とではまるで別人だからね。

Q 頭を殴られるとどうなるのか。

A 激しいスパーリングの翌日なんかは、ふだんより考えることが難しいと感じるね。

Q ノックアウトされるというのはどんな気分か。

A 何も感じない。級に目の前が暗くなる。そして、記憶の一部が飛んだ状態で目覚める。私が初めてノックアウトされた時には、目の前にいたレフリーに、自分が勝ったのかどうかを尋ねていたよ。何が起きたのか、さっぱり分からなかったんだ。

Q 怒っていると余計にうまく戦えるものか。

A 1ラウンドは3分から5分くらいあるんだけど、人はそんなに長い間、怒り続けることはできないんだ。怒り狂ってやみくもに攻めてくる相手がいたら、とても倒しやすいと思う。




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プロフィール

高橋テツヤ

格闘技とプロレス、海外とニッポン、スポーツとエンターテインメント、勝者と敗者の際を究めて極めたい、プロレス・格闘技を愛するライター・翻訳者。

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