【UFC87】レスナーのメガトンパンチ炸裂!

Afflictionn weigh-in

『UFC87 Seek and Destroy』
2008年8月9日(土)
会場:米国・ミネソタ州ミネアポリス・ターゲットセンター

○ ブロック・レスナー def (判定3-0)ヒース・ヒーリング ×

すごい。まるで漫画だ。笑うしかない。

なにせ、ゴングと同時にレスナーは暴走機関車の勢いでジャンピングニー!これはかわされたものの、その直後の糸を引く右ストレートがヒーリングに直撃、後ろに倒れたヒーリングはあまりのパワーにそのままフェンス際まで一回転したのだ!よくラリアートを食らって空中で一回転する人がいるが、そのリアル版である。一回転して「ここはどこ?」状態でひざまずくヒーリングに、今度はレスナーの交通事故タックル!

1Rはおおむね、なんというのかな、バックのサイドポジションのような感じでレスナーがヒーリングを押さえ込み、ヒーリングの脇の下から顔面にコツコツ当てていた。ゴング間際にはヒーリングのボディにヒザをたたき込んでいた。藤田のときみたいに、一発ごとに観客から大歓声。僕はこういう説明は下手なんだけど、レスナーが安全なポジションでヒーリングのスタミナを削っている感じだ。

インターバルで客席のミネソタ州知事ジェシー・ベンチュラの絵が抜かれる。館内大歓声。ベンチュラは厳しい表情。

2R。グラウンドでヒーリングもよく動くのだがレスナーがコントロールを失わない。これ、レスナーのグラウンド、かなりうまいよねえ。解説のジョー・シウバ「レスナーは本物。これを見ればもう疑問に思う人はいないだろ」。ヒーリングは顔が腫れあがってもう別人。

3R。相変わらずレスナーのグラウンドコントロールは盤石。ヒーリングも腕を取ったりしようとしているのだけれど、うまく防御している。圧倒的なんだけど、レスナーはここから仕留める術があるのかな。なんどかスリーパーホールドを狙っていたけれど、なーんか大雑把な感じでかわされていたし。

下手に練習するとボブ・サップになってしまわないかとも危惧されたが、MMA三戦目にしてこれ、まさに化け物、ネクスト・ビッグ・シングである。

× ロジャー・フエルタ(3R判定3-0)ケニー・フロリアン ○

1R、2R、スタンドで勝負したいフエルタ、フロリアンは立っても寝ても良さそう。何度かテイクダウンに成功したフロリアンだがフエルタは巧みにスタンドに戻る。テイクダウンといっても単純じゃないな。ごちゃごちゃ色んなことをしながら結果的にそうなってる感じだし、そこから逃げるフエルタもどうやって逃げているのよくわからん。すげえ騙し合いが行われている感じ。でも攻めが多彩なのはフロリアン。

3R。フロリアンがいきなり猛攻。パンチも飛びヒザもヒット。フエルタがよそ見をしてつばを吐く。その隙にフロリアンが足をつかむ!後半はいらつくフエルタがスタンドで攻め込もうとするが、フロリアンがひらりひらりとかわす。フエルタの攻撃は大振りで、時折やる気をなくしたような態度を見せる。見た目以上に、精神的にはフロリアンの圧勝に見えた。

フエルタはUFC初の敗戦。叩いた大口が恥ずかしいよな。ケンフロはライト級王座のコンテンダーの資格を得たでしょう。

○ ジョルジュ・サンピエール(5R判定3-0)ジョン・フィッチ ×

選手紹介。フィッチにはブーイング。フィッチの胸には「犠牲」という漢字のタトゥー。

GSPがいきなり鋭いタックルからテイクダウン。フィッチ、下になって相手に殆ど何もさせていない。観客からはUSAコール。フィッチは人気があるのやら無いのやら。

スタンドに戻るとGSPの右ストレートがあたってフィッチが揺れて落ちる。パウンドとヒジの追撃。大虐殺を一旦のぐフィッチ。再びスタンドに戻るとまたもやパンチがあたる。揺れるフィッチ。GSPのリーチ、長い!

2R~3R、もっぱらサークリングの展開。フィッチのボディ、コンビネーションが当たり始める。フィッチの回復、早いなあ。GSPのタックルを切るフィッチ。フィッチがGSPの勢いを削いだラウンド。

(残念ながら4R後半以降の映像はまだ見れていません。)

GSPが5R戦ったのは初めてのことだそうですが、それでもスタミナ面で全く不安を見せなかったGSPは立派。GSPと5R戦い一本取られなかったフィッチも立派。とくにフィッチの戦いは「ガッツ溢れる」ものだったと、米MMAサイトでも好評です。

試合後記者会見

GSP「5Rまでいったのは人生で初めてで、厳しい試合だった。3Rすぎから、フィッチと時計を見ていたが、彼は死ななかった。1Rにはあらゆることを試した。彼は倒れてもまた立ち上がってきた。なんてことだ、一体どうすればこの男を止められるのだろうとぞっとした」

フィッチ(涙を流しながら)「(家族や友達は)そんなにお金も持っていないのに、色んなことを犠牲にして見に来てくれた」「ほんの少し、愛してもらうためには、他に何をすればいいというんだ。8連勝して、全身全霊で世界王者と5Rを戦って、それでもメディアに取り上げられないなら、もうどうしようもない」「これまでにもっと強い相手でも、じっと観察する時間があった。GSPのスピードでは、それは出来なかった。彼のスピードにあわせるのに1Rかかったが、それまでに左目をさんざん打たれて、殆ど見えなくなっていた」

試合結果は、やたらにアップが早かったKamiproからどうぞ。

メイン級三試合、いずれも判定決着とはなったけど、内容では勝者が圧倒しており、スキッと明快な結果が出ました。楽しい大会だったと思います。

MMA Weeklyによると、Fight of the Night はGSPとフィッチ、サブミッション賞はデミアン・マイア、KO賞はロブ・エマーソンで、この4人がボーナス6万ドルをゲット。

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レスナーの試合終了間際の変な踊りや、試合後の自信満々でサービス精神旺盛すぎるコメント(Can You See Me Now? - Yey! の繰り返し)が、一部のハードコアMMAファンの不興を買っているようです。しかし、試合後記者会見でレスナーはこんな発言をしています

気分を悪くした人がいるなら謝るよ・・・いや、ちょっとまて、謝るもんか。そんなこと、俺にとってはどうでもいいのさ


ヒール役を引き受け始めているのでしょうか(笑)

ダナ・ホワイトの試合後記者会見の発言「今晩のレズナーのすばらしさにはぶっ飛んだよ。」「ブロック・レズナーは総合格闘家だ。あのヒーリングが圧倒された。」

Kevin Lole はレスナーの次戦はシーク・コンゴが有力と書いています。もうちょっとステップアップ感が欲しいかな。

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Kowalski update (F4Online)

キラー・コワルスキーさんが集中治療室で重体だそうです。

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Frank Trigg: FSN Working to Bring World Victory Road's Sengoku to US Airwaves (BloodyElbow)

フランク・トリッグがネットラジオで明かしたところによると、米ケーブル局フォックス・スポーツネットで戦極の放送が開始される見込みです。トリッグは、だからこそ戦極と契約したのだと、お得意のマーケティング理論を語っていたそうです。

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