戦極4観戦記

●五味 def スーファン

五味にはホント、「ひょっとしたら負けるんじゃないか」「なんとしても負けないでくれ」というドキドキした気持ちにさせられてしまう。やっぱり積み重ねて見せてくれている歴史が違うと言うことか。結果、スタンドで圧倒したと言うことになるのだけれど、上半身だけしか動かなくなってもスーファンのカウンターはいつまでたっても恐怖感を抱かせた。五味が慎重な戦いぶりになるのは当然だ。「ロード・トゥ・自分」と称してわざわざトーナメントが開催され、しかも日本人選手が全部残った。ここで負けたらかっこうわるいわ、興行的にもグダグダだわ、相手は「地味に強い」「失うものなど何もない」選手だわ、しかも日本人には意地でも負けたくない韓国人だわで、まあよくこんな試合するよなあと感心してしまう。それでも3Rあたりは、ファンサービスのためのKO狙いで踏み込んでは、結構カウンターをもらっていた。僕のような無責任なファンまでもが、もう判定決着でいいよ、踏み込むな!五味!と祈るような思いだった。

やっぱり五味はモノが違うわ。詳しくは分からないけど、封じ込めたのは技術ですよねえ。つまり、たまたま勝ったんじゃなくて、何回やっても基本的には勝つんだろうなあと感じさせてくれました。基本的には、ですよ。

●ライト級トーナメント

冷え冷えとした静寂感漂う前座三試合が何となく終わり、第4試合に組まれた廣田選手の試合が始まると、とにかく選手とセコンドの熱気、本気さレベルが突然急上昇、求心力溢れるリングに一変していた。IFLのチャンピオンだったというライアン・シュルツ、普段からリングで戦っているIFL選手にとっては、ハンディ無く実力発揮が出来る舞台だったと思うけど、廣田選手が見事返り討ちに。クリスプで、ソリッドで、スティッフな打撃戦だった。私的ファイト・オブ・ザ・ナイト。光岡の試合はどうなんですか、どうもラッキーパンチがあたったようにも見えるんだけど、とにかくこの人、強豪を倒すレコードを積み上げてる。北岡は盤石、あんな展開がどうして可能なのか不思議なくらい。それにしても、こうしてIFLの中核選手をバッサバッサと切り捨てることによって、戦極のこの階級の世界的なレベル感もある程度に示せたと思う。負けた選手は今後どう扱うんですか。マスビダルなんかも勿体ないねえ。日本人全滅もあり得るんじゃないかと思っていたけど、全勝するとは、うまくいきすぎである。モチベーションが高まっているんですねえ。これならDREAMとの統一王座戦への期待感も、一消費者の声として、あげておきたくなる。

●滝本は残念だった。僕は個人的に「異端児フェチ」なところがあって、滝本のことは結構好意的に見てる。ただ、ドカンと弾けないのであれば、もうちょっとこの人、試合数をこなすべきだと思う。いきなりトリッグ、という感じがしてしまう。本人は「もう限界かな」と寂しい発言もしている。そりゃないだろう。いいからもっと、儲けろよ。
それと、トリッグの老かいな試合を見ていると、桜庭とかも、退屈な試合でいいから、と開き直れば、こういうズルイ勝ち方をできるものかなと思う。

●試合後のご挨拶タイム、日本人選手についてはインタビュー形式を導入していた。修斗のリングアナにインタビューをされると、あれ、後楽園だったっけ?という感覚に陥ってしまうが、勝手に喋らせるよりはあの方がいいと思う。でも北岡の受け答えは気持ち悪かった。イベント・プロダクションの方はPPVでみるかぎり、まるでフックのない、無難なものとなっていた。何も感心しないが、特にケチを付けるところもない。これならこれでいいと思う。ライト級GP開会宣言は、日本総合格闘技協会のコミッショナーが読み上げていた。ただ「コミッショナー」とだけ紹介され、協会の名前は触れられなかった。

●うん、始めてこんな事を思ったが、戦極、次回が楽しみですね!

ザック・アーノルドは、戦極はまた観客数を発表していないと突っ込み、シャードッグは「五味は印象的とは言えなかった。もしスーファンにもっとスタミナがあって、ローキックの防衛が出来れば、判定は逆になっていただろう」と、そりゃ何でもそう言えばそうだろうという変な理屈で五味への落胆を表明しています。

*****
9月号のテレビ番組情報誌を見ていたら、9月23日午後9時からのDREAM中継の欄に、

「PRIDE王者ミルコがK-1王者ハントを倒した男と試練の一戦」

という案内文がありました。普通に考えれば、前回大会でハントを下したオーフレイムを前提としているのでしょう。ただ、仮にミルコがオーフレイムを受けないとして、かつ、主催者が自らの宣伝文句に掲げた約束を守るとすれば、一体誰が該当するのでしょうか。

ハントを倒した男と言えば、シュルトも該当します。3年連続GP覇者のシュルトをわざわざ「ハントを倒した男」と紹介するのはどうも腑に落ちませんが、TBSならやりかねません。ハントのK-1時代の戦績を見ると、バンナにも何回か負けています(勝ってもいます)。とはいえ、シュルト、バンナはK-1ソウル大会直前だからないとしても、実はレイ・セフォにも負けています。セフォなんか、ちょうど良さそうかもしれません。

また、9月14日(日)深夜2時40分(15日早朝)からテレ東で全日本プロレスの1時間番組があるようです。テレ東、全日本のサイトに未だ公式な告知は見あたりませんが、タイミングから考えて、8.31両国大会を中継するのではないかと思われます。東京地区だけかもしれません。

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