失明と10万ドル【エディ・アルバレス】

WEC To PPV in 2009 (MMA Payout)
Dropping weight classes a gamble for WEC (Kevin Iole, Yahoo! Sports)

かねてから噂が報じられていた、WECの中・重量級のUFCへの移管が年末年始にも行われるかもしれないそうです。ライトヘビー級とミドル級を移管、WECはウエルター、ライト、フェザー、バンタムの4階級となります。

WECでは来年は今年より多くの大会を開催し、5月からPPVも開始する予定ですが、Kevin Ioleは、この移管によりWECの選手数は三分の二に減るため、少ない選手でより多くの大会、しかもビッグマッチを組むのは至難の業ではないかと分析しています。このため、日本のプロモーションから選手を登用するべきだとしています。Five Ounces は、さらに軽量のフライ級の創設や、女子戦の追加を提案しています。

ただ、WECライトヘビー級の有力選手はブライアン・スタンくらい、ミドル級ではパウロ・フィリオくらいで、戦力的には大打撃とはならないとの見方もあります。フィリヨはUFCでアンデウソン・シウバの強力なコンテンダーとして使えるという案もあるようです。二人は仲が良く、マネージャも同じ人だそうですが、そのマネージャが、求められれば両者の対戦を検討すると語っています

WECのPPVについては、Fight Opinion が「PPVなら買わない」としているのに対し、MMA Payout はかったるいライトヘビー級の試合を第一試合に見せられるよりは、好選手の軽量級に集中したほうがいいPPVになるだろうと歓迎。

DREAMがしっかりしない場合は、選手はWECに取られちゃうかもなあ。WECはそんなにファイトマネーは高くないですけどね。

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EDDIE ALVAREZ, "I'M GOING TO GET MY DAY" (MMA Weekly)

エディ・アルバレスのインタビューが MMA Weekly にありました。DREAM5での川尻戦について、なかなか緊迫した様子を語っています。

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一旦互いのパワーを感じ、殴り合ったら、そこから先は大騒ぎになったよ。

(目をカットしてドクターチェックが入り、試合が50秒間中断したことについて)川尻に休憩時間を与えようとしているのかと思った。ゲームプランはこうだった。つまり彼は30歳で僕は24歳。僕のコンディショニングは他の殆どの選手より優れている。そこが強みだ。だから攻め続ける。あの中断によって、その強みを削がれたように思った。だからコーナーでレフリーに言ったんだ。僕は大丈夫だから、早く試合に戻してくれ。

(試合終了後)控え室に戻り、アイシングをした。(インターバルの過ごし方は)過去6週間、実践してきたことだ。要領は練習の時と同じだった。マッサージをし、カーボとプロテインを取った。調子は良かった。15分か20分くらいですっかり回復した。目を開けておくようにしていた。

医者が何度も検査していたが、問題はないような様子だった。僕はこのトーナメントを続けることが出来ると思ってやる気満々だった。最後に、7人くらいの医者が入ってきて検査をした。僕は全ての検査に合格した。指が何本に見えるかとか、そう言う質問をした。自分の知る限り、チャント答えたと思う。

そしたら医者が盛大に協議を始めた。僕は思ったよ、一体何が起きているんだ?だれか通訳してくれよ。何なのか教えてくれよ!で、マッチメーカーがやってきて、これ以上打撃を受けると失明すると言うんだ。いや、もうすでに失明のリスクがあるってね。白目の部分から血の泡が流れ出ていて、彼らはそのことを心配したみたいだった。

それって、10万ドルあっても治せない話なのか?僕はあの優勝賞金が欲しかった。でも彼らは「君をリングにあげることは本当に出来ない」と言った。僕は女の子のように泣いた。どうすればいいか分からなかった。ものすごく練習してきたんだ。

振り返ってみれば、あの夜の出来事に後悔はないよ。ただひとつ、賞金を取れなかったことだけは腹が立っている。自分がコントロールできることについては、すべて満足した。でも自分のコントロールできないことが起きるというのは、慣れていないんだ。
End of Quote

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Coker the man behind Strikeforce’s curtain (Kevin Iole, Yahoo! Sports)

ストライクフォースのプロモーター、スコット・コーカーの略歴が Yahoo! Sports で紹介されていました。

コーカーは21歳の時、カリフォルニアの自宅でテコンドーを教えていた。格闘技への情熱はあったが、将来についてはこれといった考えもなかった。ある日練習を終えると、ジムの生徒が話しかけてきた。この生徒はビール会社クアーズの社員で、「クアーズがキックボクシングの大会をスポンサーしたいと言っている。ESPNで放送もされる。やってみないか?」

コーカーは、プロモートの仕事など何も知らないまま、それを引き受けた。すべての領収書を揃え、すべての請求書を支払い終えると、手元に1万ドルの利益が残った。「金持ちになった!と思ったよ」。

あれから25年、コーカーはまだ金持ちとは言えないものの、アメリカでもっとも成功しているMMAプロモーターとなった。ストライクフォース興行は毎回、黒字である。

フランク・シャムロック談「スコットの強さの秘密は、けして他人と喧嘩をしないんだ。」

ダナ・ホワイトもコーカーの悪口だけは言わない。ダナ・ホワイト談「この業界にはスコット・コーカーのような人間がもっと必要だ。彼はよい興業を打つ。彼の悪口を言う選手はいない。」

コーカー談「仕事の秘訣はネットワーキング。他人と良い関係を保つこと。キャリアも長いし、古くからの知り合いもたくさんいる。そしてカリフォルニアのベイエリアは米国最大のMMA市場だ。ジムもたくさんあるし、才能有る選手もいる。そう言う人たちとの関係が、仕事に役立ってる。」

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レスリング・オブザーバー9月3日号によると、先日の戦極4の観客数は9500程度。なぜか全日本プロレスのスタッフが多数来場していたそうです。

Sherdog によると、日曜日の韓国 SPIRIT MC 大会にデニス・カーンが登場、キム・ジェヨンを圧倒し1分31秒TKO勝ち。カーンもうまくDREAM戦線に戻れるといいのだけれど。

リアル・ボノちゃん出現

デーブ・メルツァーのネットラジオでキラー・コワルスキーの話をしていました。医者も家族も諦めて生命維持装置を外したあともよく頑張ったこと、60を過ぎてもサイコロジーも糞もないノンストップなヒールファイトを展開していたこと、その背景には菜食禁酒禁煙なヘルシーなライフスタイルがあったことなど。また、彼の死は日本では広く報じられると思ったが、アメリカでも広く報じられている、やはりみんなが知っている名前ということなんだなと再認識したというようなことでした。後日、オブザーバー本誌で詳しいバイオ記事が出ると思います。面白いエピソードが有ればこの場で紹介できると思います。

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