K-1 World GPソウル大会レビュー

K-1ソウル大会を地上波で見ました。全体的に僕にはちょっと退屈でした。なんど体勢を立て直しても、睡魔に襲われる始末でしたが、何とか最後まで見たと思います。例えば前回ハワイ大会なんかと比べれば、選手の技術レベルはうんと高いんでしょうけど、なんでこんなに退屈だと思ったんでしょう。こちらの体調やら精神状態の問題かな。判定が多かったと言うことは言えるんだろうけど。

バダ・ハリ def チェ・ホンマン

興味があったのはチェ・ホンマンに対する韓国ファンの反応。入場時にはゆるい歓声とブーイングが聞かれましたが、総じて様子見のような感じ。バダ・ハリの入場シーンの方が大歓声だったくらい。ところが試合が始まり、緊張感が高まると、満場一致のチェ・ホンマンコール!ホンマンがダウンを奪ったときには大爆発!しかし判定でホンマンに最初の一票が入るとブーイング、結局引き分けになったときにも、タオルが投入されたときにもブーイングという状況でした。

これらのリアクションを僕なりに解釈すると、正々堂々、気持ちを出して戦え、俺たちが評価するのはそこだけだ、プロテクトもホームタウンディシジョンも許さないぞ、といった、「上から目線の精神主義」みたいなことになるのかな。非常に厳しい視線であるように思いますが、その同じ観衆が、一瞬アップで抜かれた秋山には手放しで大喜びしているのですから、文化の違いというのは簡単には理解できると思わない方がいいですね。

それにしても、バダ・ハリの慎重な闘いぶりを見ていると、ホンマンが強いわけでもないんだろうけど、ホンマンを倒すのは、つくづく難しいことなんだなあと。そして、バダ・ハリはシュルトとやったらもっと苦戦するんだろうなあ、と。なおホンマンの棄権は下記コメントによれば、ビジネス・デシジョンの匂いがします。

チェ・ホンマンのコメント
――右の腹部は大丈夫ですか?
ホンマン (叩きながら)問題はありません。心配はないですよ。ただ、ファンは失望したと思います。ですが体の方が重要です。12月に試合が残っているでしょうし、ここまでにしようと考えました。
――12月の試合とは?
ホンマン 決勝大会のリザーブファイトに出る可能性はあるでしょうし、年末に試合をすることもあり得ますから。


レバンナ def 澤屋敷
煽り映像やら、アフリクションTシャツも決まってる入場シーンの佇まいからは、バンナのフィジカルの良さや、メンタルの充実などが伝わってきましたが、いくら根性が座っていても結局のところ、澤屋敷の前回と同じ作戦に対して、これと言った策もないまま、仕留めることが出来ませんでした。僕が技術論に踏み込むとボロが出ますが、「左に回られて距離が遠くなる」なら、その分、右が近いんじゃないの?蹴りはどうなの?対策って考えたの?とか思うんですが、違うんですかね、たとえば、ですよ。

アーツ def シュルト
バンナに比べれば、アーツのタクティクスの方がいつも芸があるように思えますね。今回は間合いを詰めて打つという、他の選手が取らなかった(取れなかった?)作戦で、みた目にも新しかったし、その代償に随分ジャブを食らっていたとは思うんだけど、シュルトを踊らせていたようには見えました。だからといって、あれで判定勝ちになるというのは万々歳という感じでもない、あれだけシュルトの試合は退屈だと煽っておきながら、ポイントゲームで渋く勝つということでは、カタルシスに欠ける。例によって放送席では偏向放送が繰り広げられ、シュルト敗戦の報に紀香ちゃんと西山マキちゃんが肌を重ねて喜び合っていました。今日は欠席の東原亜紀さんが応援する人は必ず負けると言う伝説があるそうですので、東原さんがアーツを応援できなかったことも、アーツ勝因のひとつかもしれません。

顔に一つの傷も腫れもないシュルトは、うっすら笑いながら、淡々と引き上げていきました。シュルトのことを、急に好きになりそうになりました。

終わってみればシュルトがいないK-1なんて、なんだか寂しいじゃないか(笑)これが決勝トーナメント組み合わせ。寂しいだろ?ここまで丸々と太ったヒールを仕留めるおいしい役回りを、この競技をよく分かっているアーツに奪われただけのような感も。残ったのは、アーツの寿命が延びただけのことか。そしてこの策士、次はバダ・ハリを選んでる。

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"Master" of Ceremonies (SI.com)

ストライクフォースのスコット・コーカー代表が今週来日し、ヨアキム・ハンセン、石田、川尻らの招聘についてFEGと会合を持ったそうです。しかしコーカーは、もっとも印象に残ったことは、石井館長とのミーティングであったと言います。コーカーの印象では、石井氏は自分の名声と日本の格闘技界を同時に再興しようと考えているようだったそうです。ちなみにコーカーは、K-1ラスベガス大会のプロモーションを担当したことから、石井氏とは古い知り合いなのだそうです。

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WEC Drops Middleweight & Light Heavyweight Divisions (MMA Payout)

WECが、ミドル級とライトヘビー級の試合を12月3日の大会を持って中止することを正式にアナウンスしました。今後は軽量級だけに特化して展開していくことになります。

また、12月3日大会のメインカードとして、ミゲル・トレス vs マニー・タピアが正式発表されました。

ちなみに、現在のWECミドル級王者はパウロ・フィリヨ、ライトヘビー級王者はスティーブ・カントウェルです。アナウンスの中で、現在WECと契約中の中量級以上の選手がどうなるのかについての言及はありませんでしたが・・・

Stann vs. Cantwell III added to UFC Fight Night 16: “UFC Fights for the Troops”(Five Ounces of Pain)

12月10日にノースカロライナ州の米軍基地で行われるUFCチャリティ興行に、WEC戦士である「スティーブ・カントウェル vs ブライアン・スタン」が早速組まれることとなりました。要するに、UFCにシームレスに移籍というわけですね。ブライアン・スタンは現役軍人であり、イラクで功を成したことで有名で、軍基地での大会なら大ヒーローとして迎えられるでしょう。

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格闘技かタレントか......水面下で井上康生"争奪戦"が勃発中!?(ニッカンサイゾー)
K-1が大晦日に「井上康生 vs 鈴木桂治」を検討中といった記述もありますが?

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“秋山vs三崎”ではなく“吉田vs三崎”!? 秋山発言に対する國保広報の返答の真意(Kamipro)

なんじゃこりゃ。薄っぺらいんだよ(怒)。



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