深読み石井慧フリーダム/時の人ペトルゼリ

【ニュース】総合転向を否定、石井慧の会見全文「団体との交渉は全くない」(GBR)

ご存じの通り、総合格闘技行きを広く報じられた石井慧が、昨日の記者会見で、一転して態度を翻した。これを受けて大晦日参戦は消滅と報じる向きもある。GBRさんが起こした会見の模様によると石井は「これから振り出しに戻ってゆっくり考えていきたいので、時間をいただきたいと思います。」と語っており、正確には肯定でも否定でもなく、態度を保留している状況であるといえよう。

格闘技団体とは交渉していないとか、格闘技の練習をしていないと語ったそうだが、これはどうも眉唾ものだ。DREAMで1億と具体的に報じられていたし、秋山のところで打撃を鍛えているとか、柔術に取り組んでいたと既に報じられている。

卒業がプライオリティだというのも、わりにどうでも良さそうな話に聞こえるが、そうでもないのだろうか。ヒマでもてなくてプロレスばかり見ているような学生ならともかく、石井は金メダリストである。留年くらいしたって世の中の誰もが納得だと思うのだが。もっとも、忙しい割にはすでに124単位中107単位を取得しているとのことだ。MMAを始めると、これまで以上に、単位取得が滞るとでもいうのだろうか。

個人的には、プロ契約をしても3年たてば柔道界に復帰できる道もあるとの記述と、強化委員長が「4年間鍛えてきた選手の方がかわいいし、(石井が復帰しても)こちらとしては使えない」と発言したという記述を読んで、石井の大晦日参戦は本当なんだと思っていた。

なんといっても柔道界にとって、鉄板の金メダリストは石井だけである(男子)。内柴には年齢的なことがある。その石井が4年たって柔道界に戻ったときに、「4年間鍛えたヤツの方が可愛いから」と言う理由で選から落とすというのはちょっと考えにくい。世論が許さないだろうし、柔道界だってメダル狙いが本音だろう。だから、石井の大晦日参戦は、制度上も次回五輪を棒に振ること無く可能で、かつ委員長の発言は柔道界のメンツのための仕方ないものだったのだろうと個人的には読んでいた。このポイントさえ抑えれば、これ以外のことは何が報じられようとも、石井の大晦日参戦はある!、と見ていた。

ところが、どうも五輪への道というのは、ちゃんと強化選手に選ばれて、コンスタントに国際大会に派遣されて、ポイントという形で実績を積み上げないと達成できないものらしいということを、スポーツ紙報道を通じて徐々に知ることとなった。なら、あまり総合に取り組む余裕はないわけだ。

それでもまだよくわからない。まず、五輪への道がポイント制なら、可愛いと思われなくても、ポイントという実績を重ねればいいのだろうから、むしろ合理的で、格闘技との両立はしやすいのではないかとも見える。強化選手でなければどうしても国際大会には出場できないのか。強化選手の権利と義務は何なのか。どの程度の国際大会に出れば五輪のキップが取れるのか。

石井にしても、もともとある程度、両立のシナリオがあったからこそ、総合進出を口にしたのではないのかと思う。今のところ、「卒業後に振り出しに戻って、自分がやりたいことは柔道なのかを考えていきたいと思います。」と、場合によっては柔道を止める可能性にまで触れている。石井に読み違えでもあったのか、翻意をうけて再考したのか、ともかく両立への道がクリアでなくなったと言うことなのかもしれない。ただ柔道をやめるなら、卒業を待つ必然性はない。

石井自身の希望をあまり表だって周囲が押さえ込むような行為は職業選択の自由に反する。柔道とプロMMAを両立させた前例はないのかもしれないが、石井を前例に従わせるというのも陳腐な話だ。基本、本人がやりたいと言っているのだから、上手く両立への道を探って欲しい。記者会見での石井の神妙さが、どうもかえって不自然な後味を残した。

ちなみに、格闘技通信11月号の福田FILA副会長のインタビューによると、FILA(国際レスリング連盟)では新たに、「総合格闘技」をレスリングスタイルの一つとして認定、今後世界選手権の開催や、五輪競技採用を目指して活動していくという。

「女子レスリング」についてはFILAが認定したのが1983年、世界選手権をスタートしたのが1987年、五輪競技に取り入れられたのが1995年であった。FILA認定から五輪採用まで、12年掛かっている。ただ総合格闘技は世界的に熱もあるので、五輪採用への道は早いのではないかと福田氏は語っている。

となると、最速で8年後のオリンピック(東京かも?)で、MMAが採用されたりする可能性もあるのかもしれない。石井フリーダムはその頃まだ29歳。五輪に拘るなら、そんな選択肢もありえるかも。五輪二冠王は彼によく似合う称号かもしれない。

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キンボをKOしたあと、八百長まがいの発言で話題のセス・ペトルゼリですが、どうも本人はゲイであることを公言しているようで、本人のマイスペースのページには、セスがHGな服装を着て局部を強調したり、男性と絡み合っているような写真が掲載されています。ゲイが悪いということはありませんが、このような写真を公開することに関しては悪趣味と見る人が多くても不思議はなく、せっかくのスター候補生としてはどうもこの人、色んな意味で脇が甘いような印象も与えます。

Commission sees 'no reason to believe' wrongdoing occurred between Petruzelli, EliteXC (Sportsline.Com)
フロリダ州のボクシング・コミッションは、セス・ペトルゼリの発言については認識しているものの、作り試合であるとは考えておらず、自主的に調査を行うことはないと言明したそうです。ただし、何者かが正式に提訴することがあれば、これを受けての調査が行われる仕組みになっていること、いまのところ提訴はないことも明らかにしています。

Knockout gains instant fame (News-Press.Com)

ペトルゼリのもとにはすでに、King of the Cage と、日本のプロモーションから出場オファーが来ているのだそうです。日本のプロモーション?

Five Ounces of Pain ブログにはペトルゼリのインタビューが。インタビュアーは、「話をしてみれば、彼がメインイベントに抜擢されたのも分かる気がする」という感想を残しています。

Q サップとキンボは似ていますか。つまり、サップは、本当は戦いたくなんかないのに、お金のためにやっていて、けして期待に応えてくれない。キンボにもそんな感じを持ちますか?

セス それは違う。ふたりとも素晴らしい人間だよ。サップは試合前後に喋っている分には世界一ナイスな男だ。キンボはとても謙虚で、試合後もナイスだった。キンボはしっかりしたファイターになろうとしているし、よく努力している。金を稼いだら止めてしまうような感じではないな。長く続けるんじゃないか。

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英デイリーメール紙によると、ロシアのプーチン首相が「Let's Learn Judo with Vladimir」(ウラジミールと一緒に柔道を習おう)というDVDを発売するそうです。

リンク先には、セスの男色写真を見たあとにぴったりの、マッチョなプーチン氏の写真が豊富。

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