【書評】Gリング vol.3 レビュー

Gリング最新号を購入しパラパラと見ているが、個人的な感想としては満足度が低い。がっかりした、というのが正直なところだ。本号では、大晦日・正月の興行を特集している。ところが、すでにこれらをテレビや会場で見て、携帯ニュースサイトや主なブログくらいには目を通した者にとっては、新しい情報、深い見方はほとんど書かれていない。座談会でターザンが、面白かったねえと言っているだけのことなのである。ただしターザンはおいしいコメントを意図的にセーブしている可能性もある。それにしても全体に、分厚い週刊誌を読んでいる気分になる。週刊誌なら速報性で買えるが、これで千円近い月刊誌というのは厳しい。週刊誌並みの日程だったことは分かるが、他誌はもっとちゃんと取材している。大晦日を見て、秋山をスルーするという守備範囲の持ち方も、いくらプロレス雑誌とはいえ、ちょっと考えられない。おまけにGKは署名記事で小橋の若手時代の同じエピソードを二回披露している。こんな不注意をしながら、他方で自分は雑用の天才であるといっているからたまらない。夏目ナナの力のあるインタビューが唯一の救いだが、それもいちばん良いところでストップをかけられている始末。

ただし、これがGスピリッツより売れているとしたら、それは分かる。

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ところで、Gリング執筆陣はハッスルについて、こんな風に評価している。

ターザン「(ハッスルは)完全に一つのジャンルとして確立しつつある。ただしそれには、プロレスとは全くベツモノという認識が大前提になるだろう」
「キーワードはどれだけ馬鹿馬鹿しいことをやれるかである。そのときハッスルは本当の意味で弾ける。ブレイクする。その点、まだまだだ。想像力に突出したものを感じない・・・みていると考えていることがプロレスファンの頭脳の限界を感じる。駄目なマスターベーションだ」

GK「しゃべりがなければ成立しないのがハッスルの世界であり、本来、しゃべりを必要としないのがメジャー系プロレスだと言うこと。」

井上穣二「ハッスルこそ完全なショー。その方向性を批判することは誰も出来ませんが、リングで思い切り痛い目に遭い、死ぬ思いでトレーニングを積んでいる選手にすれば、一緒にされたくないに決まっています。そのためにも明確な線引きをする必要性が出てきたのです。まずはハッスルにレギュラー参戦している選手を使わないことが肝要。」


こういうのってみなさん、どう思っておられるのでしょう?ファンにとっても、これが平均的な、あるいは多数派の意見なのだろうか。個人的には、脳みそが腐っている(by猪木)と思うんですけど。子供でも喜んでみているし、女子も普通に号泣している、読売新聞だって普通に理解して評価して紹介できるという、このわかりやすいイベントを、なにを無理にこねくりまわしているのか・・・

話の根拠がまるで見えないターザンには、頭脳の限界とマスターベーションはあなたにこそあると言いたくなるし、GKにはメジャーはどっちなんだと事実認識を迫ってみたいし、井上穣二に至っては、ファンは関係なくて選手のために線を引くという。どうぞご勝手に、そんな線の上には誰もカネは落とさない。

もちろん、プロレスで食っている人が、新種のプロレスに抵抗し、排除し、保守に回ろうとするインセンティブを持つであろうことは普通に理解できる。彼らも得意分野を生かして食わなければならんし、世の中そういうものだと思う。それにしても、第三者の目には、想像を絶するような抵抗派ぶりである。I編集長は随分前からハッスルに八代亜紀を出せと言っていたらしいが、何故この人は言えるのに、他の人は言えないのだろう。なぜハッスル絡みで本や雑誌で儲けようとは思わないのだろう。それは確かに難しそうだけど、プロレスをよく知っている人なら出来るのではないのか。出来ないのか?

一体全体、何割くらいのファンがこの辺の旧来型大御所の意見に賛成で、何割くらいは反対するのだろうか。そういうデータがないから駄目なんじゃないか?というか、調べた上でこれなのか?

ハッスルの批評はプロレスマスコミには期待できない、と当ブログではかねてから訴えているが、それどころか、ハッスルについてプロレスマスコミの書くことに耳を貸してはいけないと思う。せっかくのイベントが楽しくなくなる。ソンをする。

雑誌について言えば、このごろのKAMIPROは作りが粗っぽいというか、ちょっと奢りも感じなくもなくて、競合誌には期待したいところなのだが、これではどうしようもない。

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WEC ANNOUNCES ALBUQUERQUE FIGHT CARD (MMA Weekly)

リンク先でWEC次回大会の全カードが発表されていますが、「前田吉朗 vs チャーリー・バレンシア」というカードが組まれていました。

K-1MAX MVPにはラウンドガールとの合コン賞!?(ナイガイ)

アメリカにもこういう団体がありましたね。あ、違うか。

朝青龍“天敵”内館委員に闘志メラメラ(スポーツニッポン)

リング土俵下でにらみ合ったらしい。もうこうなったら、内舘委員は土俵に上がって、朝青龍に張り手くらいかましてみてはどうだろうか。もしそうなるなら、ビデオの予約をしてでもNHKの相撲中継を見るよ。

契約保留中の棚橋「お互い準備不足だった」=新日本プロレス(スポーツナビ)

「棚橋弘至を手に入れるということは、未来を手に入れるということです」と言ったらしい。それを会社に分かってもらおうというのなら、いつまでたってもお互いに準備不足だろうと思うが、どうか?
新日本の契約公開情報は例によってブラックアイさんで。
新日本プロレス・2008年契約更改情報まとめページ

Angle set for trial on DUI charges (Wrestling Observer)

働くおじさんカート・アングルが飲酒運転で法廷に呼び出されているそうです。

CAGE FORCEフェザー級・バンタム級トーナメント開催 GRABAKA山崎が再び金網へ(スポーツナビ)

Cage Force の年間スケジュールとトーナメント企画。余計なことだが、割に大事な情報だから、GCMのウエブサイトも更新しておいた方がいいと思うが、どうか。

●昨日放送された「踊る!さんま御殿」に風香が出演、見事「踊るヒット賞」を獲得していました。海ほたる、売れるんでしょうか。

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