エリートXCまとめ:選手の動向と今後の展望

石井決断!Dynamite!!でリングデビュー(スポニチ)
柔道から総合格闘技へ…石井慧特集(スポニチ)

年寄りの目からは、若気の至りと紙一重、とも見えるが、こればかりは他人が決めることでもない。ゴング格闘技などを読んでいると、打撃への対応に課題を見いだす識者が多い。どうかどうか、周辺のジジイの小言なぞ軽くクリアして大スターになって欲しい。

*****

●エリートXC崩壊の経緯

9月下旬
プロエリートのCBS/Showtimeへの売却はほぼ確定していた。来年はCBSで4大会か6大会、PPVでも4大会か6大会を行い、ShoXCをShowtimeで放映する予定だった。視聴率を見るまでもなく、10月4日の「サタデーナイト・ファイツ」当日に発表しようという話もあったほどだった。

10月15日
CBS/Showtimeは、プロエリートに対する630万ドルの融資に関し、プロエリートが一定の預金残高を維持しておくことという条件に違反していると指摘、3日以内に対応せよと命じた。同日、Showtimeの役員の一人が辞任を表明。

10月20日
プロエリート、破産を申請

●今後のシナリオ

シナリオ1 Showtimeが破産会社の資産・選手契約を買い取り、新しいプロモーションを立ち上げる。CBS Fights とでもいうべき新会社の設立。この場合、儲かるビジネスモデルと、優れた経営者が必要になる。

シナリオ2 CBS/Showtimeが別のプロモーションと放映契約をする。アフリクションが最有力。ただしアフリクションも経営が順調とは言えず、現段階でそう言う会社とCBSが取引をするだろうか?

シナリオ3 CBSのUFC放映。

シナリオ4 CBSがMMAから足を洗う

CBSの担当役員はこれまでにコメントを出していない。
Showtimeの担当役員は、「ShowtimeはボクシングやMMAを含むスポーツ放送のリーダー的存在であるので、様々な可能性を検討したい」と述べている。

●選手の行方

プロエリートの選手契約は、破産手続きが終了してみないとどうなるか分からない。仮にCBSが資産を買い取るという処理をするなら、選手契約も全てCBSに引き継がれることになる。

なお契約書条項には、選手側からプロモーターへ契約違反の通知をした日から30日間返答がない場合(現状では返答があるわけないのだが)、選手は契約から自由放免になると言う記述もあるとのこと。モンテ・コックスは、ロビー・ローラーをフリーにすべく、またシーザー・グレイシーはニック・ディアズとジェイク・シールズをフリーにすべく、契約違反通知の手続きを取ったという。

【キンボ・スライス】
ダナ・ホワイト「もし彼がUFCに来たいなら、TUFに来るべきだ。YouTubeで100万アクセスを取った以外に、彼がUFCに値することをしてきたか?私は彼を真のアスリートだとは思わない。TUFでも勝てないだろう。TUF へのオファーならする。彼はとらないだろうが」
・本人は日本行きも希望の一つ。IGFが交渉中。レスリング・オブザーバーは、本来ならハッスルが最適ともっともな指摘。
・なるほど、と思ったのが、Five Ouncesブログの提案で、M-1の「ファイティング・ヒョードル」参加者の一人になるというもの。たしかに番組のアメリカでのテレビ放映の切り札になる。
・こんな動きが本当にあり得るなら、当然UFCも対抗策として、高額ギャラでTUFに引っ張り込むかもしれない。手薄なヘビー級強化策にもなる。キンボのためにヘビー級TUFをやるという噂もある。

【ジナ・カラーノ】
ダナ「ジナは才能ある選手だ。スターだと思う。CBSでも、彼女かジェイク・シールズをメインに据えるべきだった。女子格闘技への私の考えは、新しい部門を作るほど、十分な数の優れた選手がいないと言うことだ。ときおりやるというのもいいかもしれないが、それはわれわれのやり方ではないんだ」
・アフリクションも女子戦開催については沈黙しているが、女性格闘家向けブランド Sinful を展開しており、広告塔としてあまりにも最適
・ジナはかつてストライクフォースで戦ったことがあり、つながりがある

【ジェイク・シールズ】
ダナ「世界最高の選手の獲得には常に興味がある。ジェイクは明らかにその一人だ。」
ジェイク「UFCに行くことになると思う。まだ話しはしていない。まず契約を解除しないと。エリートとの契約条件によれば、問題なく解除出来ると思う。UFCにはもう何年も言ってみたいと思っていた。自分よりランキングの上の選手はみんなそこにいるんだから、いくしかないでしょう。契約を売り渡すと言った複雑な取引には巻き込まれたくない。フリーになって、新しい契約を求めたい。」こちらは相思相愛。

【フランク・シャムロック】
・UFC入りについては何度か交渉が決裂した経緯がある。
・エリートとは2試合分の契約が残っており、うち1試合はストライクフォースとの共同開催への出場が義務づけられていた。自らプロモートする兄弟対決にもケリを付けなければならない

【エディ・アルバレス】
・年に3~4回DREAMに出場する一方、1~2回、アフリクションやストライクフォースに参戦するというのが本人の希望にも即しているのではないかとの見方
・フィラデルフィアにストライクフォース型のローカルプロモーションが出来るとの噂もある。ご当地選手の一人として登用されるかもしれない。

【ニック・ディアズ】
・MMA Weeklyでディアズのマネージャが、年末年始のDynamite!か戦極に送り込むと明言している

●傘下プロモーションの行方
親会社が倒産した場合、元の経営者が経営に戻れるという契約内容になっていると見られている。

とはいえCage Rageは赤字額が大きく再建は難しいか。King of the Cageは唯一の黒字会社で、程なく再開の見込み。ハワイのIconは現地のMMA熱が冷え始めているため、様子を見ながら再開の予定。そしてRumble on the Rockの動向は不明である。

●ローカル団体台頭への期待

プロエリート崩壊にともなって、ローカル団体が立ち上がってくるだろう。ストライクフォース、UFC、WECで吸収できる選手の数には限界がある。ある者はローカル・プロモーションに行くだろうし、ある者はメジャー団体に行くだろうし、引退する者もいるだろう。

既存のローカル団体は、メジャー団体から漏れてきた選手を確保しようとするだろうし、新しいプロモーションが立ち上がることもあるだろう。ロジャーズ vs ハーマンといった試合が、ローカル大会で行われる。有名選手を確保できたローカル団体は、おそらくただちに、HDNetと契約できるだろう。

(資料出所)
レスリング・オブザーバー10月27日号
What’s Next: Predicting where EliteXC’s top fighters will go (Five Ounces of Pain)
Some Upside From ProElite's, EliteXC's Demise (BloodyElbow)
ELITEXC CHAMP JAKE SHIELDS EYES FUTURE AND UFC(MMA Weekly)
DANA WHITE COMMENTS ON THE SPOILS OF ELITE XC(MMA Weekly)
'Ruthless' Free in Days, Says Manager(Sherdog)
NICK DIAZ HEADING BACK TO JAPAN FOR NEW YEAR(MMA Weekly)


スポンサーサイト

毎週更新!

Ad

Ad

MMA Update