ファーザー・フィギュア【ダナ・ホワイト】


アフリクションが記者会見を行い、1月24日大会のカードを正式発表しています。試合はかねてから報道されていたとおりで特にニュースはなし。海外MMAスケジュールのページをご覧ください。また、放送の解説にティト・オーティスが起用されることになったそうです。

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Levens and Wife Found Dead (Sherdog)

水曜日、元WEC、UFCライトヘビー級のジャスティン・レーブンス(28)が奥さん(25)とともに、自宅で遺体になって発見されました。訪ねてきた奥さんのお母さんが発見し通報したそうです。無理心中の疑いで捜査中だそうです。

WECでデビュー後7連勝を飾ったレーベンスは、2006年9月のUFC59でエバン・タナーに敗退。その後IFLに転じるも戦績は0勝3敗でした。7月のアフリクション旗揚げ戦に参加の予定でしたが、試合前のドラッグテストで鎮痛剤が検出され出場できず、現在は出場停止期間中でした。生涯戦績は9勝8敗でした。

ご冥福をお祈りします。

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夢の対決か、因縁の決戦か? 両者に聞いた桜庭和志vs田村潔司という一戦の意味。[PART.2/田村潔司編](DREAM公式)

──そのとき(かつてPRIDEで、この試合が実現するのではないかと騒がれていた頃)田村さんは、桜庭戦に関して「一つの“駒”と“駒”という形で組まれるのはイヤだ」って言ってたんですね。
田村 いやぁ……どの部分でそう発言したのか覚えてないですねぇ……。ただ、彼との試合に関しては、ほかの試合とは同じようには考えられないから、そういう“駒”っていう感じでは考えたくないってことだよね。


桜庭が押しつけてくる組織論を嫌ったのだと言うことでしょうね。自分なりにはよくわかるわ。

「三本勝負」というのも、桜庭は素手でバコバコ・スカッと殴りたいんでしょ。試合を点で考えてるし、桜庭は負けても食っていける。他方で田村の選手生活は、もっと長くて、いろいろあって、孤独で辛抱強いんだと。組織論につぶされたら食っていけないんだよ、三本勝負なら一本は見せ場を作れるでしょと言いたいんじゃないんですかね。

この記事のインタビュアー、突進力はあるんだけど、落としどころなく暴走している感じかなあ。ちょっと物足りないなあ。

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ホンマンがミルコ戦に向け強気発言を連発!!
「ミルコ選手のハイキックが届くか? ムリデス!」(DREAM公式)

「戦極の乱2009」キャリア13戦無敗のデイブ・ハーマンが日本初見参!対するは韓国の雄チェ・ムベに決定!!(戦極公式)


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The Atlantic Online が、ランページ・ジャクソンのルポタージュを掲載しました。長文だし、掲載からだいぶ時間がたったのですが、大変すばらしい記事でした。全文をどこかの雑誌に翻訳掲載してほしいくらい。なんなら引き受けますが。ごく一部(それでも長い)を抄訳。

【ジャクソンのリボーンの話】

ジャクソンは、自分が生まれ変わった話を好んでする。強烈なパワーボムでヒカルド・アローナを下したあと、2週間も続いたパーティの日々。ジャクソンはある夜、悪夢に目を覚ました。悪魔が自分の胸に手を当てて、魂を抜き取ろうとしていたのだ。「悪魔はどこか女性的なスピリットをまとっていて、大丈夫だよと言っていた。そしたら強い声が聞こえた。この男のことを知っているのか?俺は答えた、いや、知らない。すると声が言う。じゃあ大丈夫じゃないぞ!そこで目が覚め、俺は胸をかきむしって、あり得ないような大声を上げたんだ」

ジャクソンは息苦しいまま、その後数週間を恐怖感と孤独感のうちに過ごした。しばらくたってジャクソンはまたしても胸をつかまれる恐怖感を味わうことになる。それは息子のダンジェロを学校の送り届けた帰り道、車でユニバーサル・スタジオのラジオ・コマーシャルを聞いたときのこと。「何かの呪い、とか言ってるんだ。よく覚えてないんだけど。で、おまえの魂は俺のもの、と続いた。」その声はジャクソンの悪夢と荒々しく反響し、彼はいっそう取り乱す。「クリスチャンになってからラジオをつけ直してわかった。それは、ミイラの復讐、という乗り物のCMだったんだ」


【フォレスト・グリフィンに負けた後】

試合後のロッカールームにダナ・ホワイトがやってきた。ダナはまず、マネージャのイバラを誘って便所に入り話し込んでいた。それからジャクソンの所に行き、肩に手を置き、「王者らしく戦った。不満も言わないでくれてありがとう」と語りかけた。

深夜二時、私はダナを捕まえることが出来た。私は、ファニアート・イバラと何を話していたのか聞いてみた。ダナの表情が曇った。

「俺はファニアートのことがもうひとつ苦手でね。彼は煽り映像で、クイントンが負けたら自分は引退する、というシーンを流されたことに腹を立てていた。何人かのアホがそれを真に受けて、ファニアートに引退を迫っていたらしいよ」

「少なくとも彼は、選手のことを愛していますよ。そこは美点でしょう」と私。

「そうだといいんだけど」とダナ。「ランページが駄目になっていったらどうなるだろう?今夜負けて、このあとも何度も負けて、UFCをクビになって引退するとしたら?ファニアートはそこまで面倒見る訳じゃないだろ。なあ、どう思う?」


試合の数週間後、ダナとロレンゾはランページを招いて、ビジネス・ミーティングを兼ねた夕食をとった。ところがランページはビジネスの話には興味を示さず、食事にも手をつけなかった。その代わり、子供の頃、いとこや兄弟からどんな風にいじめられたかについて語った。「捕まえられて火をつけられたりしたらしい。で、彼が暴れるので、ランページ(凶暴、大暴れ)というあだ名をつけたらしい」とダナ。「食事の後、自分とロレンゾは、うわ、こんな食事会になるとは思わなかったな、って感じだったよ」


ジャクソンが自動車事故を起こし、事故写真がインターネットに掲載されると、ホワイトは直ちに飛行機に飛び乗って、本人よりも先に警察署についていたという。「朝の三時にロレンゾと弁護士に電話してさ。そのあとランページに会ったが、そのときの彼の様子と来たら、君らには絶対に想像もつかないものだよ。」

過熱報道が落ち着いた頃、私はホワイトに、ランページの復帰戦について聞いてみた。

「たぶん、ヴァンダレイ・シウバ戦になる」とホワイト。

「シウバはジャクソンに二回勝ってますよ」

ホワイトは肩をすくめて「知ってるよ」。

ランページの今のコンディションを考え、タイトルとトレーナーを失ったばかりであることを考えると、すでに二回もKOされている相手と戦うというのは必要以上に残酷なことに思えた。別の対戦相手の方がいいのでは、とホワイトに聞いてみたところ、彼はまた肩をすくめて、

「これがファイト・ビジネスなんだよ。厳しいビジネスだ」


インタビューの終わりにランページが言う。「さあ、家に帰って俺の試合を見るがいい。ヴァンダレイをイヤと言うほどやっつけてやる。ヤツとはケリをつける。あと、ショーグンにも、桜庭にも借りがある。フォレストもそうだ。今は自分が世界一の選手みたいな気分なんだ。」

うつはどうやって治したの、と私。

「あんたは選手経験はあるか?」
「ありません」
「では、ケツを蹴られた経験は?」
「一度だけ」
「どんな気分だった?」

私は、とてもいやな気分になった、だから自分はファイターにはならなかったのだと答えた。

「経験は二種類に解釈できると言うことだな。我々は違うハートを持ってる。俺のハートはサムライのハートだ。神が俺をファイターに仕立てた。これまでの人生で何度戦ったかわかるか?何千回だ。これが自分なんだよ」

(出所)
Rampage (The Atlantic - Dec 2008)

またこの記事の中で、ランページの現在の奥さんが日本人であること(ランページ陣営のメンバーからはママサンと呼び親しまれているそうです)、そのママサンが、ランページの都合3人の奥さんから生まれた合計4人の子供の面倒を見ていることが紹介されています。ママサンにとっても、今年はさぞ大変な一年だったことでしょう。それにしても、あの狂犬ランページをどっしり支えているのは、ニッポンのおっかさんだというのは、なんだか愉快ですね。そしてダナ・ホワイトのランページへの視線も、まるで親父みたいです。



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