ロックな男たち【青木・北岡】← ええかげんにせい


UFC92の感想は今晩にでも。いやあ、メインイベントはほんと、すさまじい試合だったなあ。今日の所は、少しづつ書きためていた三大格闘技誌の感想を。

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三大格闘技誌を購入しトボトボ読み始めている。割にがんばって大晦日までに読まないと、気の抜けたビールになっちゃいそう。Kamipro 読了、ゴン格と格通は途中までの状態。

Kamipro。 なんだか雑誌の方針として秋山バッシングをすることに決めたかのような猛攻撃ぶりで、BJやアンデウソン・シウバまでつかまえては秋山批判をさせている。アンデウソンが秋山をどう思うか、知りたいかあ?それより、Kamipro がそんなに秋山が気になるなら、本人にインタビューしてはどうか。取材努力はしているのかもしれないし、「秋山は出ない」というポジションが、別の部分で「売り」につながっているのかもしれないけど、なーんか欠席裁判のように見える気がして気持ちのいいものではない。せめて、もっと意味のある人からのコメントで構成してほしい。

菊田のインタビューは素直で良かったな。チャーミングな人だなあと初めて思った。それと、夢枕獏さんのインタビューでの次の発言は痛く同感。

猪木の怪しい試合があったから、俺の脳内プロレスは持ったんだと思うんだよ。猪木の幻想でプロレスは残った。たとえ一回でもそういう試合が起きると、「いつかまたやるだろう」っていう興味は残る。だから俺はプロレスを見続けたんだよね。

UがMMAの源流だという説が根強いし、特に反論するつもりもないんだけど、よくよく考えてみれば、この「なにかあるだろう」幻想を持ってプロレスを見る、という見る側の態度こそが、本当の源流なのかもしれないなあと思ったり。実は割に最近、いつ録画したのかもわからないような、ハードディスクの肥やしになっていたワープロ・クラシック「猪木 vs 藤原」(猪木勝利直後に前田が乱入してハイキックしたやつね)をみていて、今の目線だとこんなもの、プロレスに他ならないとよくよくわかっているのに、やっぱり「どこかにリアルがあるんじゃないか」と昔の気分に戻って結構ワクワク見れてしまった。

「アキレス腱固めの向きが違う」と猪木が藤原の体勢を指導するシーンなんかは、藤原もそこまで大雑把な間違いはしないだろ、ということなんだけど、それより、猪木がいかにわかりやすい言葉を選んで、あえてかろうじて聞こえるように言ってるかと考えると、言葉のプロレスのレベルもとんでもなく高い。そして、プロレスだというのに猪木のノドを蹴り上げる前田って一体・・・キックの瞬間のテレ朝のカメラワークも、ほんの一瞬だけリアルを写し取っているようないないような・・・

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格通。桜庭自身の連載記事で、「法定速度を守れないなら、最初から車に乗らなければいい」と田村を揶揄してみせている。うわ、これはつまんないたとえ話だ。こんな四角四面なこと言い出す人の方がイヤだ。かように田村の話となると、桜庭の磁場は明らかに狂う。桜庭がこんな風にむき出しになるのはたぶん初めてだし、田村にしてもこんな風になっちゃう人との試合は避けたいという気持ちになるのもわからんでもない。この試合、勝敗は別として、やっぱり先輩が後輩に何かを教える試合になるんじゃないかという気がする。宮戸氏インタビューで、近親憎悪かも、という説が出ていたのがピンと来たかも。

青木・北岡対談で「ロックじゃないヤツが多すぎる。俺がロックだ」という発言には噴いた。君らはロックじゃない、オタクだろう。だからいいのに。しっかしこの二人、ぐんぐん増長してますなあ。ここまで来ると、そうはいかんぜよと、五味にお灸を据えてもらいたいというのが年長者の願いとなるわけだ。五味はほんとに本気になってるのかなあ、毎回そんなことを言ってる気がするけど。ほんと、このまま突っ走られると、青木・北岡は来年の大晦日、日本にいないんじゃないかと思うなあ。まあ、それもいいか。それと前田日明が、美輪明宏さんに刀を処分するように言われながら、いい気分が入ってくる刀とそうでない刀があるなどと、いまだにグダグダ言い訳をして処分していないことが判明。さらに、美輪さんや江原さんの前世についても掟破りの逆占いを展開。

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ゴング格闘技。桜庭・田村問題は脇に置いて、戦極やUFCもバランスよく取り上げているように見える。このバランス感覚が、時につまらない原因にもなりうるけど、今の僕にはありがたかった。20周年記念号だと言うこともあるのだろう。

石井館長インタビューが掲載されていたのには驚いた。内容は抑制が効いていて、特にニュースになるようなことはないけど、ドシーンと睨みをきかされたような気がする。頼もしい。これからの自分の仕事は財団を作ってK-1を世界の若者に広げること、という、虚か実か、裏があるのかないのかわからないような行動計画を語りつつ、まず格闘技界の「テレビありき」の収益構造を批判、イベント中心主義で現場に戻れとのご意見。一番テレビを握っている人のこの発言、いろんなところにシャープな牽制球を投げ込んでいる気がするなあ。そしてバダ・ハリ問題。15年間の苦労が一発で吹き飛んだ、と激怒してみせつつ、すぐその後に、ああいう選手は過去にもいた、それはマイク・タイソンだと、プロモーターとしてさっそく心躍らせている。

石井慧が毎日、岡見に揉んでもらっているというレポートには安心させてもらったし、問題作の宇野インタビューにもとびっきりの取材力を感じますね。

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