UFCの市場独占は是か非か?

411 MMA Interview: Jon Wertheim (411 Mania)

Sports Illustrated のベテランで、著名スポーツライター、最近 Blood in the Cage という書籍を上梓した Jon Wertheim のインタビュー抄訳。

Q どのようなきっかけでMMAの本を書いたのか

A 2007年にSports Illustrated のカバーストーリーにUFCを取り上げた際に、豊かな分野だなと思った。記事を書き終えた後も、まだ書くべきこと、発見すべきことがあるように思われた。そこで書籍というより大きなプロジェクトに取りかかったんだ。

Q いろんな選手がいる中で、パット・ミレティッチに題材を求めたのは?

A 僕が書きたかったのは、UFC や MMA がいかにして文化の中で根付いてきたのか、ということだった。同時に、物語に個人的な面を取り込む必要もあった。MMA の歴史を振り返るだけでは、たいした読み物にはならないからね。パットは、過去と現在をつなぐことが出来る男だった。彼の略歴はそのまま映画になりそうだよ。個人的にもつきあっていく中で、彼を題材にしたことを光栄に感じていたよ。

Q MMAにはまだ批判的な人もいるが、将来的には野球やフットボールのように、スポーツ・イラストレイティッドでもカバーされるようになるだろうか。

A それはそうは思わない。現実問題として、二人の男が金網の中で戦うわけだから。常に論争はあるだろうし、ファンやテレビ局やスポンサーの中には不快感を示す向きが常にあるだろう。MMA も UFC も、凄い勢いで成長している。ただ、フットボールや野球を乗っ取ってしまうか、といわれれば、それは絵空事だと思う。ただ、確かにより多くの人がMMAに触れ、認識(誤解)と現実との違いがわかるようになれば、このスポーツはどんどんメインストリームで受け入れられていくだろう。まだまだ道半ばだよ。未だに僕なんかも、「武器は使って良いの?」とか、「真剣勝負なの?」「タフマン・コンテストとは何が違うの?」と聞かれることがある。事態は変わってきているけれどね。

Q UFCはここ3ヶ月連続で、PPVを百万件近く販売している。デラホーヤの記録(240万件)を抜くような事態になっていくのだろうか。

A ちょっと頭に置いておいて欲しいのは、2009年にUFCはおそらく25大会ほど開催する。多くの人がPPVを買っていると言うだけでなく、UFCはそれを月二回やってる。そしてボクシングとは違い、ファンはメインイベントだけでなく、大会全体を見ている。さらにいえば、PPV成績が不況と無関係に見えるというのは驚きだ。

Q MMA全体としては、UFCの独占は望ましいことだろうか

A イエスでもありノーでもある。有力な競争相手があるほうがいい、と考える理由はたくさんある。選手の懐も潤うだろう。他方、独占企業が一社あることで、MMAはボクシングが抱える多くの問題を回避できている。無意味なプロモーションやサンクションの乱立で混乱させられることがない。選手が戦うべき相手を回避して、戦績ばかりをいたずらに積み上げることもない。素晴らしい選手が一つの団体に集まっていて、組まれるべき試合が組まれている現状は、ファンにとっては素晴らしいことだろう。

Q あなたのフェイバリット・ファイトは何か

A パッと直感で言えば、最初のTUFのフィナーレかな。何年か後にDVDで見たときにも、改めて魅了されたよ。ライブで見た中で印象的だったのは「レナード・ガルシア vs ロジャー・フエルタ」。オクタゴンサイドでランディ・クートゥアと一緒に見た。非常に濃密な経験をさせてもらった。鉄砲で撃ちまくりあうような試合だった。試合が終わったとたん、二人は抱き合い、お互いの手を挙げて賞賛し合っていた。現実と認識との違いについて教えてくれた試合だった。

(訳注)TUFシーズン1フィナーレは、「フォレスト・グリフィン vs ステファン・ボナー」。この試合に感動した SpikeTVの幹部が、TUFの継続放送をようやく決定したというエピソードが残っており、文字通り UFC を変えた一戦であったと言われている。

Blood in the Cage: Mixed Martial Arts, Pat Miletich, and the Furious Rise of the UFCBlood in the Cage: Mixed Martial Arts, Pat Miletich, and the Furious Rise of the UFC
(2009/01/15)
L. Jon Wertheim

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Judge allows MMA fighter's trip to Russia (The Olympian)

公共物への落書きで絶賛裁判中のジェフ・モンソンに対し裁判官が、2月28日にロシアで予定されている試合への遠征を許可した。モンソンに対しては、国外逃亡のおそれがあるとの理由で、パスポート没収措置が命じられていたため、弁護士らが一次返還を働きかけていたものが功を奏した形。

なお、3月の戦極での試合は、すでにプロモーターサイドがキャンセルをしたという。弁護士は、「東京での試合はビッグな給料日だったのに」と残念そう。

今回のパスポートの一次返還措置には、モンソンの弟さんからの嘆願書も提出されていたと言うが、モンソンの弟さんはなんと警察官だそうである。

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Figure4Weekly のデイリー・アップデートによると、先日ベラトールから解雇された変人ウォー・マシン選手が今度は逮捕された。土曜日の夜、ラスベガスのゲイクラブでセキュリティを殴ったもの。自分で橋を焼き落としまくってるな。

Christian Wellisch and Eddie Sanchez added to list of recent UFC cuts (Five Ounces of Pain)

UFCが戦績不振者を中心に契約解除を連発。対象となったのは、リッチ・クレメンティ、ルイージ・フィオラヴァンティ、デレク・ダウニー、クリスチャン・ウエリッシュ、エディ・サンチェス。

FROM THE ASHES OF ICON RISES KINGDOM MMA (MMA Weekly)

エリートXCに買収され、その後閑職に追いやられていたハワイICONのプロモーター、T・ジェイ・トンプソンがたった一人でMMAのプロモーション活動を再開。新イベント名はなんと「キングダム」というそうだ。3月最終週の週末にホノルルのブレイズデル・アリーナで旗揚げ戦、メインイベントにはハワイでヒール人気が覚醒した経緯のあるジェイソン・メイヘム・ミラーが登場する。この人、次回DREAMにはでないんだっけか?

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東スポモバイルが戦極の国保広報の発言を報じている。

「最後は本人の意志が最優先になりますが、秋山選手は実力も十分にありますし、ここ数年で完全に総合格闘技に順応した。ミドル級の層がさらに厚くなりますし、戦極としては受け入れる準備はあります」
「ミドル級は人材が豊富です。三崎選手もいますしね」


これはちょっと古くて2月10日付のニュースだった。これくらいの内容はかねてから発言していたかもしれないが、今になって急にこんな発言が飛び出したように感じられたのが気になった。他所であまり報じられていないようではあるが。

DREAMウェルター級GPにマッハ&青木の出場決定!! 早くも舌戦!! (Kamipro)

DREAM.8 (4.5 日本ガイシホール)のダイレクトメールはがきが届いた。記者発表された桜井、青木、美濃輪の三人の写真が大きく掲載されており、さらに小さめの写真で石田、ジャカレイ、ハント、後もう一人分からない人(ゼルグ・ベンケイかなあ)が載っている。傍らに、「写真と実際の出場選手は異なる場合があります」と書いてあるが、まるで根拠なく人選もしないだろうと思うので、出場予定選手の目安にはなるだろう。

猪木vsアリ戦、33年目の真実が高視聴率ゲット!しかし、闇の中の真実はまだまだ眠っているのだ (Kamipro)

テレ朝から見たアリ対猪木 (深町秋生のベテラン日記)

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