戦極フェザー級グランプリへの提言


Figure4Weekly の Daily Update より。4月の UFC97 カナダ大会のチケットは、ファンクラブメンバー優先発売ですでに13000枚、300万ドルを売り上げ、今週土曜日の一般発売前に売り切れてしまうかもしれない勢い。カナダでのUFC人気はホントに凄い。

ところが、最近カナダで開催された Strikebox という興行のジョシュ・トンプソンの試合で、観客が空き缶やボトルを投げ込む暴動騒ぎになったことを受け、カナダ・ケベック州の Alcohol, Races and Game Commission が、UFC はひざとひじを禁止にしないと開催を許可しないと言い始めたという。

「コミッションがルールを変える」という報道と(MMA Weekly)、「以前から存在した州のルールの適用を厳格化する」という報道(Sherdog)があるのだが、ヒジ・ヒザ以外にも、スタンディング・ダウンがあるとか、オクタゴンのサイズが小さいとか、いろいろな違いがあるらしい。

Strikebox で暴動が起きたのは、立ち技の興行だということだったのに、コミッションが急遽、「小さなグローブで戦うならMMAルールでやりなさい」と命じた、そこで選手一同の口約束で、スタンドで試合をしようと言うことになっていたのに、トンプソンがグラウンドワークを仕掛けた、これを見た客が騒ぎ始めた、という経緯であったという。

どこの国にもマッチポンプなお役所仕事ははびこるものだと思うし、プロモーターや選手の良くない仕事ぶりも良貨を駆逐してしまう。やっかいな問題だ。

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プロエリートのストライクフォースへの売却関連の届出書類はこちら
肝心の買収可能な選手契約リストなどは隠蔽されている。今回明らかになったのは、ストライクフォースが支払った買収価額が300万ドルであったということ。
ちなみに Zuffa が PRIDE を買ったときの値段は、6500万ドルという報道があり、1億ドルとの噂もあった。

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Strikeforce's Scott Coker on Kimbo, Tito, Fedor, Ken Shamrock and Dana White (MMA Fanhouse)

ストライクフォース、スコット・コーカーが主要選手についてコメント。抄訳。

キンボ・スライス
キンボはちょっと落ち着いて、ジムでしっかり練習してはどうかと思う。メインイベントに出てくる必要はない。10試合程度やってみて、それからどうするか考えればいい。とはいえ、年内に試合には出て欲しい。話し合いはこれからだが、具体的な詰めの問題だけだと思っている。

ティト・オーティス
契約したい。実は先週、ちょっとした方向性の変更があって、ティトとは話をする必要が出てきたんだ。

ジェイク・シールズ
話し合いはしているし、4月の大会に出て欲しい。ジョー・リグス、ジェイ・ヒエロン、フィル・バローニといったあたりが対戦相手候補になる。彼が世界トップクラスと試合をしたがっているのはわかっている。いくつかの良い試合は組めると思う。特に日本との関係が使えるだろう。ジェイクはかつて、フランク・シャムロックやロビー・ローラーとも戦いたがっていたし、階級を上げたり、キャッチウエイトで戦うことも問題ないといっていた。

アリスター・オーフレイム
日本で忙しいのは分かるが、年内に試合をして欲しい。彼はヘビー級で世界のトップ4に入ると思う。ヒョードル戦も無理というわけではないと思う。

アントニオ・シウバ
カリフォルニア州のコミッションに事情は聞いた。7月にヒアリングが行われるそうだ。彼はしばらく、日本で戦うことになるだろう。ライセンス問題がなんとかならないと、彼と交渉するわけにはいかない。

カン・リー
別に俳優業を優先しているというわけでもないと思う。彼とは昨日話をした。もしフランクがニックに勝てば、次には彼が登場する。その旨確認した。

ケン・シャムロック
CBSがケンに対しては怒っていて、いっしょに仕事をする気がない。だから契約もしない。「フランク vs ケン」の兄弟対決は素晴らしいアイデアで、実現されるべき試合だとは思うが、テレビ局は大事なパートナーだ。すぐに実現できるとは思わない。

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戦極とDREAMが続々とトーナメント参加選手を発表している。ニュースとしては確認しているのだが、どうも特別に取り急ぎコメントしたくなるような感想を持たなかった。

敢えて言えば戦極のここまでに発表されたメンバーは、これはやはり、かなり寂しい。知らない選手も結構いる。トーナメント参加選手よりも「戦極育成選手」のことをよく知っている、というのも変な感覚だ。選手に罪はないが、これでメジャー大会級のクソ高いチケットを買って楽しみに見に来いというのは難しい話。

去年も今年も、戦極とDREAMは同階級のトーナメントをぶっ放している。個人的にはプロモーターとして、戦極がDREAMの後塵を拝しているとは特に思っていないのだけれど、ことフェザー級に関しては DREAM にすっかり軍配が上がってしまったようにみえる。

海外事情で言えば、エリートXC問題が解決して、多くの選手に新しく落ち着く先が出来てしまったこと、WEC もこのクラスの軽量級をスタートすること、それにもしかするとベラトールもトーナメントを行うことなどが、ブッキングに不規則に影響を与えてしまったのかもしれない。WECを目指したい日本人選手もいることだろうし。

各階級で「DREAM王者 vs 戦極王者」でもやるというなら、同じ企画で走ってくれても良いが、そういうわけでもない。狭い場所で限りある選手を取り合うと、普通に考えれば、プロモータから見ればコストアップにつながるだろう。それが双方の狙いなのだろうか。

しかし、それってファン目線で何か意味があるんだろうか。はっきりいって、「フェザー級グランプリ」なんていう企画は、そんなにたいした企画でもない。地味である。ハードコアファンはいろいろと楽しみを見つけることができるだろうが、世間的にピンと来る話ではない。こんな企画でメジャー団体が競り合っていて良いのかなあとは強く思う。プロレスで複数団体がジュニアのトーナメントを一年がかりでやるか、という話だ。普通はマイナー企画だし、すぐ飽きられるだろう。

まあ、無名選手だからといって試合がつまらないとは限らない。戦極というブランドを利用して、ここから結果的にニュースターが現われてくれるといいと思う。逆に、そうでないならあまりにも意味がない。戦極もせめて、極上の煽り映像でも作って、戦極Gの枠も使って、選手をしっかりプロモートしてやって欲しい。思い切って日本版TUFにしてしまってはどうか。PPVの一時値下げも検討してくれるとうれしい。

DREAMについては、決定戦を制した DJ.taiki が怪我らしく、笹原氏は一大会ずらして出場というのも検討したいとしているらしい。なんかちぐはぐだ。KIDならともかく、怪我で出れないなら、残念だけどそれで仕方ないのではないのかと思うが。一月前に決定戦をするという時点でおかしいわけで。とりあえず、昇侍に怪我がないなら、リザーバとして控えてもらってはどうかと思う。

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