なぜか墜ちてしまう人たち

DREAMミドル級王者のゲガール・ムサシが、休暇中に勝手に太り、あたしゃヘビー級になってアメリカに行きますのでDREAMのベルトは他の誰かに差し上げる、等と発言したことについて、当ブログではこんな男は制裁せよと批判的に報じた。昔のプロレスの時代から、こういう行為は御法度と決まっているだろう。代わりの王者はジャカレイが良い、などと勝手に新王者を指名しているのも失礼千万な話である。契約がどうなっているのか知らないが、是が非でも減量させてえぐい防衛戦をやらせるか、賠償金をふんだくるべきだ。ただ、確実に制裁してくれそうな選手も見あたらないのが苦しい。何なら試合前のドラッグテストの結果を公表してやればいい。それでクロならベルト剥奪というなら話は分かる(もっとも、そういう前例を安易に作るのもまずいかもしれないが)。最低限、日本に呼んでリングの上で、ムサシ自身の言葉で、ファンに対する説明と謝罪をさせるべきだ。本人はしていることの意味がよく分かっていないのではないだろうか。

気になるのは、ムサシのマネジメントはヒョードルと同じ、レッドデビルのなんとかワジムがやっていると思うが、ワジムはこの件、どう思っているのだろう。容認しているのだろうか。考えてみれば、選手が勝手にこんな不用意なことを言うわけもない。普通ならマネージャが血相を変えて発言の訂正をするのではないだろうか。ワジムもムサシを投入してアフリクションを盛り上げないと行けない立場なのは分かるが、他方で日本との関係は大切にしてきていたはず。そこに亀裂が入ってしまっているのだろうか。

それ以前にDREAMは、怒りのコメントを出しても良いと思うのだが、沈黙している。何か弱みでもあるのか・・・ひょっとして、ちゃんとファイトマネーは支払っているんだろうか・・・?

一方のヒョードルは、「6月にダナ・ホワイトと会って、ブロック・レスナー戦が実現できないかどうか話し合う」と言明。こちらも匂う話だ。4ヶ月も先のミーティングをわざわざ公表するだろうか?用件があるなら今すぐ電話すればいいのではないのか。アフリクションの経営状態、レスナーのミアの後の対戦相手不足、UFC100という記念大会の予定、レッドデビルの日本への無関心といった事情を考え合わせると、話の地ならしはもう出来ているのではないかとも邪推させる。

お知らせ(インリン・オブ・ジョイトイの日記)
インリン未払い問題でハッスルがコメント発表(スポナビ)

ハッスルのよき時代の立役者で、女神キャラを最後まで演じ上げ、ハッスル社員と結婚までしてハッピーエンドに見えた蜜月タレントから手を噛まれる。真実はどうあれ、ハッスルにとって相当にみっともないこととなった。しらける。しかも今頃になって・・・インリンに甘えるにもほどがある、と思われても仕方ない。

ハッスル側も「訴状が届いていない」としながらも、事実関係自体は否定していない。アングルかも、と勘ぐったが、インリン実名で「誤解が生じないように公表した」とあるので、お遊びでもないのだろう。

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中川財務大臣のラリラリ記者会見は誠に傑作だった。昔のドリフで、禿ズラの加藤茶が酔っぱらって葬式など真面目な場所に参列し粗相失態を繰り返すコントと寸分の違いもなかったが、ただしあれはヤオだがこちらはガチ、かなうわけがない。ましてこの不景気のさなかの、世界に配信されるような記者会見での出来事だ。いってみればトーナメント決勝戦でヌルヌルしたり反則暴走してしまうのと同じことである。この人の心の中に、何かこういったドラマチックなスクリプトがもともとビルトインされていなければ出来ない業だ。これから各種コントやおそらくプロレスの世界でも、何度もパロディ化され末永く楽しまれるネタとなるだろう。

政治のことは詳しくないが、政治家タレントプールの中でも中川さんとか麻生さんというのは、かねてからバッドボーイ系として異彩を放っていた。謝罪に来た中川氏に向かって首相は、「早く風邪を治せ」とシンプルに言ったという。無責任と言いたい気持ちは百も承知ながら、紙一重で親分肌な美談でもある。ちなみに中川氏は「渦中」を「うずちゅう」と読んだことがあると言うから似たもの同士だ。きっとドン・フライとかもアメリカ人のくせに中学生レベルの文法を間違えまくってるんだろうな。こういう人が一定比率いると言うこと自体は組織力学としてはおそらく健康的なことだと思う。もちろん、中川氏や麻生氏の個人的資質や能力をほめているつもりではないし、今回の失態の責で辞任というのは納得だし不可避だが、こういう人がいないと丸く収まらない件というのはあると思うし、あまり潔癖ばかりを追求していると、そのうち政治家全員が山本一太のようになってしまうと、これはうっとうしくてたまらない。

Kimo Leopoldo Arrested for Meth Possession (BloodyElbow)

ここにも聖なる高みを目指しつつ、俗なる地に一気に墜ちた男が。空席のカリフォルニア州アスレティック・コミッションのトップに突然立候補、腐敗を一掃すると意気盛んだったキモが、覚醒剤所持で逮捕された。なぜか警察官の制服を着ているうろついているところを発見され、不審に思った本物の警官がキモの車を捜索したところ見つかったという。

ファイトマネーを支払うことも、記者会見前に酔っぱらわないことも、公職に応募中には覚醒剤を持ち歩かないことも、全部本人たちも分かっているだろう。そこをやらかしてしまう。その弱さなり事情なりって、話を聞けばきっと理解できるんだろうな。でも、世間に説明する余地は無い仕組みになっているんだよな。

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世知辛い話の後は目の保養を。ジナ・カラーノ写真集

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