前田日明降臨に寄せて

前田日明の新日本登場が間近となった。記念日のお祝いに行くのだからきな臭いことはないだろうが、思い起こせば前回はビッグマウスラウドのリング上で半笑いで「新日本、ヒア・カムス・トラブル」とアピールしたのではなかったか。考えてみればどうして急に英語だったのか不思議だが、前田にトラブルなどという言葉を吐かれるとなんだか心底不吉でワクワクした(実際には柴田が普通にプロレスをやってしまい、前田は上井氏への不信感を表明しBMLを辞してしまう。当ブログも当時の上井氏のことは、一匹狼の面を被った飼い犬だと糾弾し続けたものだった)。

アウトサイダーにはプロレス向きの選手はいないのかなあ、とも思うが、今の新日本に物騒な喧嘩スタイルは似合いそうもないので、無理にはめこむこともないか。リアル・チンピラにカツアゲされる天山なんか、ちょっと見てみたい気もするが。本来、50前のおっさんが記念式典に呼ばれていくだけのことだし、たとえば去年の秋のシュートボクシング S-CUP にも前田は普通にシーザーに花束を渡しに登場したりしているわけで珍しいことでもないのだが、それだけでは勿体なさ過ぎるというか、それでは前回との連続性が・・・というか。それとも、往年の名選手としてスーツ姿でニコニコして登場するだけでおしまいで、ネオ・平成のデルフィンたちからはおっきくて優しいおじさんと認知されて結構なことだが、われわれ世代には「おまえらも年を食ったんだよ、いつまでも何を期待してるんだよ」という現実を突きつけてくるばかりになるのだろうか。

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Exclusive: Jared Shaw talks EliteXC collapse for first time (Versus)

エリートXC崩壊以来、姿を潜めていた副社長兼マッチメーカー Jared Shaw のインタビュー。ネットでのこの人の評判は、エリート崩壊の元凶・ゲイリー・ショーのバカ息子・縁故の後光でやりたい放題といったところで、崩壊後元社員が Jared の稚拙な独断専行を強烈に批判する記事も多数露出。セス・ペトルゼリがキンボをKOしたときには、リングサイドで怒りの表情で立ち上がり、拳を振り上げて何かを叫んでいたところが CBS の映像にしっかり映し出されたからスタンドゲート疑惑はますます深まり、ダナ・ホワイトからは「ラッパー・キッドは実家の地下室でおとなしく遊んで暮らせ」と言われたお調子者が久々に吠える、という趣のインタビューである。やっぱり、かなりこいつのせいだと思う。抄訳。

>Quote
Q 元同僚を含め、会社終了以来無数の非難があなたに投げつけられていましたが。

A 傷ついたよ・・・と言いたい所なんだが、単なる人生の真実の残念な一面に過ぎない。自分を嫌う者も、ねたむ者もいる、ということだよ。あれは、あまり事情を知らない人たちなんだ。どんな風に他人から扱われようが、憎しみや感謝の矛先になることには慣れてしまったよ。元同僚が僕に石を投げつけたり、悪口を言ったり、物事をほのめかしたりしていたが、真実をついていないんだ。彼らは事情を知らないんだよ。誰しも権力の座にはつきたいだろう。そんな仕事の一つがマッチメイカーなんだけど、誰でもなれるというわけではないんだ。だれもが選手の才能を見抜ける訳じゃないし、船頭多くして船山に上るとも言うしね。要するに、そんな機会に付きたかった人たちなんだろうね。あのころ、彼らの声を聞いてやれなかったこと、会社の将来に意見する機会をあげなかったことを、申し訳なく思うよ。僕は自分の仕事をしただけだ。自分が良い気持ちになるために、自分が将来有望に見えるために他人を悪く言う必要は僕にはない。このスポーツを本当に理解しているインサイダーの人たちから見れば、僕が何を成し遂げたか、よく分かっていると思うよ。

・・・一つ言えるのは、MMAはとても憎しみあうことの多いサークルだなと言うことだ。ちゃんとしたジャーナリズムは育っていない。もちろん、中には尊敬できる記者も少なからずいるが、MMAにはブロガーが多すぎる。本当にたくさんの人が、キュービクルの中から、ロクに仕事もしないで書き込んでいる。Facebook や My Space に飽きると、ちっぽけなサイトやらフォーラムやらを立ち上げて、ブログを始める。あいにくこのスポーツはまだ新しいので、テレビ局の人すらもネットを見ては、不正確な情報に頼ったりするんだ。

ある意味、僕は悪役に祭り上げられたんだと思うよ。僕のせいで会社がつぶれたことにしたい人もいる。近しい人はちゃんと分かってくれてるけどね。まあ、とくに言うべきこともないから発言はしていないんだけどさ。僕はカルマを信じているんで、会社を潰した人は自分で痛みを感じていることだろう。特定の人を指さすつもりはないよ。

Q やり直せるなら、やり直したいことはありますか

A キンボが殴られたときに立ち上がるべきではなかったな。キンボと個人的に親しい関係を築くべきでもなかった。不正をしているように見えてしまった。

Q もっと気持ちをコントロールすべきだった?

A そのとおりだ。ところで、僕が立ち上がっていたのは、実を言うとKOとは関係ないんだ。何人かの人は分かってくれてるし、あまり細かい話もしたくはないんだけど、なんだか法律の問題にまで発展してしまったし。実はゴングが鳴ったとき、僕は自分の席に向かうところだった。試合はたった12秒で終わったので、そんなに早く座れなかったということなんだ。まあ、あのときもっと気持ちを抑えていれば、みなさんのJared Shaw に対する印象もかなり違っただろうね。

Q セス・ペトルゼリが試合後にいろいろコメントしてしまったことについて、怒っている?

A いやいや、怒ってなんかいないさ。訳を言ってやろうか?だって、何もなかったんだから!セスは、何もなかった、ごめんなさいと言ってないだけなんだから。それにあの週末、セスは人生最大のローラーコースターに乗って、15分間の名声を楽しんでいただけなんだ。ちょっと口が滑ってしまったようだけれど、僕は彼のことを怒ったりしない。だって僕が彼に怒っても、みんなは僕に怒ってるんだからね!



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【大相撲八百長訴訟】「裏付け取材していない」…北の湖前理事長が勝訴、講談社側に1500万円賠償命令(産経新聞)
【八百長判決 要旨(1)】「記事は社会的評価を著しく低下させるもの」 (産経新聞)

判決要旨、一読してみたが、どうもすっきりしないな。八百長を隠そうとする相撲協会サイドのモチベーションについて一つも触れていないところがマークな判決に見える理由の一つだ。言ってみれば、「前哨戦のタッグマッチで佐々木健介が秋山準をピンフォールしたからといって、最終戦のタイトルマッチで秋山準が勝つことになっていたとは言い切れず、現に秋山は緊張したと言っているし、八百長の証拠も不十分である」と言っているような感じで、ナイーブだしピントがずれてるように見える。

もともと、「昭和50年の「北の湖 vs 貴乃花」が八百長であるとの報道は名誉毀損に当たる」という協会の訴えが、講談社の証拠不十分として認められたという話であって、相撲界における八百長問題そのものを否定しているものではない、のだと思うけれども。

ムラ社会に法で切り込むときの限界、みたいなものも感じる。

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特集ワイド:プロレスどこへ 日テレ地上波「引退」 ゴングには早すぎる(1/3ページ)(毎日新聞)

【特別寄稿】石井慧がブラジルを目指す、ほんとうの理由(GBR)

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