DREAM.7 レビュー

DREAM.7 フェザー級グランプリ2009 開幕戦
2009年3月8日(日) さいたまスーパーアリーナ(PPV観戦)

ビビアーノ・フェルナンデス def 大塚隆史
なんと言っても不思議だったのは1R、ビビアーノへのイエローカードだ。「フィニッシュにつながらない行為をしたため」という説明だったと思う。下から守っている人に対してではない。上から攻めている人に対するイエローである。意味が分からない。それでイエローなら、今大会はイエローが全部で20枚くらい出るべきであった。

インターバルでビビアーノが赤い色の飲み物を飲んでいるのが気になった。いいのか?中身は何?

昇侍戦を見ていても、大塚というのがどんな選手なのか、イマイチよく分からなかったが、今回は、ああ、こういう人なんだ、というのがかなり伝わってきた。大舞台が選手を裸にするという部分はきっとあるのだろう。

ジョー・ウォーレン def チェイス・ビービ
ウォーレンは尿検査をした方が良い。この人、やばい。ビービはもっと見たかったが、なんだか堅さがとれないままに終わってしまった。

エイブル・カラム def 西浦ウィッキー聡生
カラムはこれはもうまさに、アメリカの今時のケージファイター、という感じだ。強いと言えば強いし、つまらないと言えばつまらない。

石田光洋 def 中村大介
といっても、じゃあカラムと中村は本質的に何か違うのか、といわれると、一つか二つの戦略を徹底的かつ頑固に遂行するという点では、あまり代わらないようにも思う。でも中村は香ばしい。どこがどう違うのかな、と思いながら眺めていたがよくわからない。解説のKIDは中村を見て、「桜庭さんに似てますね」と謎のコメント。石田は、昨年のストライクフォースでの勝利といい、攻め手が多彩になってきたなあとの印象。

青木真也 def デビッド・ガードナー
ガードナーのニックネームは、パンチが見えにくいことから「ザ・ステルス」というらしい。青木にバックマウントを取られたガードナーが、後ろに向かって闇雲にパンチを出したところ、解説のTKが「これぞステルスですね」と言い放ちご満悦。さらにフィニッシュシーン。ガードナーが客席に手を振りながら「ハロージャパン」と叫んだ刹那に、青木がチョークで締め落としたわけだが、これをみた解説の須藤元気が大喜び、「これじゃあハロージャパンじゃなくてグッバイジャパンですよ!」とキラー発言。

バックからの青木の嫌がらせパンチ、青木は注意して側頭部を狙ってはいたが、何発かが後頭部に当たっていたように見えた。それにしても陽気に挨拶している人を締め落とすとは冷酷だ(嘘)。

川尻達也 def ロス・エバネス
川尻勝利後のマイクで、「勝ったのでわがままをいわせてくれ」的な前置きの後、DREAM 9でJZカルバンと、挑戦者決定戦をやりたいとコメント。皆さんの後押しをよろしくとのことだったが、思いつきで言ったわがままとは思えないほど、日付から試合背景まで、しっかりできあがった話である(笑)。

でもちょっと待て。もともとJZは大晦日にハンセンと戦うはずであったが、ハンセンの都合(と、アナウンスされてはいる)でキャンセルになった。ならJZはハンセンと戦うために川尻を退ける必要はないはずで、これではJZにとって気の毒な展開だ。しかもJZはウエルター級トーナメント参戦も噂されており、本人も「オファーが来るはずなんだけどなあ」などとコメントしていたが、それはない、ということになるのか。さらに、ハンセンはもうしばらく、試合をすることが出来ない、という意味にもとれる。問題がないなら、パッと来てさっとJZ相手に防衛戦をすればいいのである。

ロス・エバネスのコメント

この試合のオファーを受けたのが1週間くらい前で、そこから体重を20ポンド近く落とさないといけなかった。でも、自分としては絶対にギブアップ、タップだけはしたくないという気持ちで試合に臨みました。



前田吉郎 def ミカ・ミラー
高谷裕之 def キム・ジョンウォン
今成正和 def 山本篤


このメイン3試合はとりあえず、計画通り、周囲の期待通りの結果となって一安心ではないかと思うが、だからこそ、つまらなかったのだと思う。思えば昨年のライト級トーナメント1回戦も、堅い試合が多かった。選手の身になれば、トーナメントにブッキングされた以上、一回戦敗退というのはまさに悪夢だろう。だから、勝ちたいというより、負けたくない試合になってしまうと言うことなのかもしれない。二回戦以降は、お尻に火がつくような対戦相手が登場するので、そうも言っておれないだろうが。

しかしだ。笹原さんは前日会見で、こんな良いことを言っているのだ。

ここであらためて申し上げたいのですが、『DREAM』は我々や選手が夢を見る場所ではないと思います。夢を与える場所です。観にきてくれた方やテレビを通じて観戦した方が夢を感じられるイベントだと思います。そういう夢をあらためて発信できればと思います


特に前田と今成の試合、結果的には見ている側としては、夢を感じると言うより、どっちが強いのかわかりにくいなあという疑問を持つようなものだった。山本とミラーは判定に不服だろうが、じゃあ逆の判定がベターかと言われれば、わかりにくくてそうとも思いにくいのであった。

*****

●UFC96の結果はこちら <MMA Planet>。僕は明日のWOWOWまで待つわ。もう疲れた。ところで今回のWOWOWはどうして一日遅れでの放送なのかな、と思っていたが、今日は高阪が埼玉に行ったからスタジオ収録が出来なかった、というだけのことかもしれないな。

●フランク・ミアのヒザの怪我のため、5月のUFC98で予定されていた「レスナー vs ミア」が7月のUFC100に移動。代わってUFC100で予定されていたラシャド・エバンスのLH級タイトル戦がUFC98に移動。ラシャドの対戦相手は、さっきジャーディンに勝ったばかりのクイントン・ランページ・ジャクソンであると報じられているが、体調等々勘案してから決断するとのこと。ランページが辞退する場合はマチダがチャレンジ。< Dave Meltzer, Yahoo! Sports>

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