ダナ・ホワイトが女性記者に大暴言

シャードッグの女性記者ロレッタ・ハントが、UFCの会場で選手のマネージャやエージェントが締め出しを食っているとレポートしている。特定のマネージャやエージェントの元に、IDやバックステージパスの支給をしない旨の通告が行われたということだ。報復を恐れて匿名を希望するあるエージェントは、もちろんこの措置には不満だが、UFCにたてつくことが出来る人などいないし、質問すら出来ないと述べている。また別のマネージャは次のように分析している。

UFCは、マネージャと選手を分断しようとしているんだ。マネージャやエージェントから力を奪おうとしている。ロッカールームで選手に直接、ボーナスを手渡す。何かあれば直接言ってきなさいとたぶらかす。そして、スポンサーも見つけてきてやるとささやきかける。

この記事を読んだダナ・ホワイトは何故かこれまでになく大炎上、自らのビデオブログで、UFCではかねてから、選手に対し一定数のIDを支給することになっているだけのことで、定数の範囲なら誰を連れてきてもいいのだと説明、「報復を怖がっているエージェント」なんて、名を名乗る程度のタマもついていないオカマ野郎に決まっている、あるいはロレッタの自演乙ではないのかと決めつけ、映像の最後ではカメラに向かって指を突き立て、このビッチめ、ファックユー、ロレッタと罵詈雑言を尽くしている。

ザック・アーノルドは、いまZuffaに刃向かえる人などいない以上、今後選手がよりパワフルなマネージャや代理人の元に集結するのではないか、と分析し、ダナの大炎上はハントの記事が痛いところを突いた証拠だろうと見ている。Bloody Elbow は、メジャースポーツを目指すMMAの総帥として、今回のダナの言葉使いは一線を越えていて品がなさ過ぎる、スポンサーの心証が心配だと非難。

その後MMA Fanhouse は、問題のダナのビデオが Youtube のUFCチャンネルから削除されていることを確認している。ビデオを見たい人は、Fight Opinion のこのページにある right here というところからダウンロード出来る。

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ジェフ・モンソンが3週連続で試合を続行中。すでに3月21日、ロイ・ネルソンに判定勝ち、先週末はベルファスト(アイルランド)の Cage Wars というプロモーションでSergej Maslobojevという選手に勝利。そして今週末4月5日はDREAMでハリトーノフと戦う。試合と旅行とでさぞかし疲労困憊だろう。出所はレスリング・オブザーバ (web)

【速報】UFCにWEC勢続々参戦、生き残り合戦の行方は?/UFN18 (MMA Planet)

【Strikeforce】トムソン、またも負傷でタイトル戦キャンセル (MMA Planet)




ゴン格最新号をおおむね読んだ。感想。

●青木完封論

「関係者もファンも含めて日本人は、お互いに攻めて守って、守って攻めて、それで最後にどちらかが勝つという試合が好きじゃないですか。要はリスクを背負って戦う=グッドゲームという発想ですよね。でも僕はそれは違うと思うんです。野球に例えて言うと10-8じゃなくて1-0で勝つ・・・僕は格闘技において8点取られたけど10点取れば勝ちという発想は出来ません」


 いや、野球でも10-8なんていうのは、おおむねグダグダのバッドゲームだと思う。俗に野球は「8-7」が一番面白いといわれている、と思うんだけど、要は攻守入れ替わってやり合うにも限度があるということだ。

で、「1-0」の野球がつまらないかというと、それも一概には言えない。そりゃ、両チームが無策貧打で、重い展開のまま、ゲッツー崩れの一点で勝負が決まるといった展開の試合は面白くない。でも、先発投手が胸のすく好投を見せてくれたり、その好投を四番打者が見事に仕留めたりする展開であれば、1-0でもしびれて酔うことは出来る。昔、江川だったと思うのだが、自分の理想のピッチングは全員三球三振、81球で試合を終わらせることだと言っていた。江川にはそれを本当にやらかしそうな雰囲気もあってゾクゾクした。実際秒殺ならぬ「2時間殺」でさっさと終わらせて、日テレの放送時間を持て余させたりしていたものだ。例が極端すぎるけど、これなら「1-0」でも誰しも大満足するだろう。

青木のコメントは、彼のマインドが江川レベルに達していることの証左だとは思う。あまりにも自信満々な発言ではあるが、傲慢な感じもしないし、説得力はある。僕など、技術音痴の一素人ファンだけれども、それでもホントにすごい技術は、それはそれでナチュラルなエンターテインメント・バリューを持っているものだと思う。ハロージャパンを完封して見せてくれても、凄さはよくわからない。

ただ、大多数の青木ほどの高みに達していない選手の場合には、やっぱりイエローカードを守りきるような人より、「8-7」の試合ををやってくれる選手を見たい。それはあたりまえのことで、関係者もファンも含めた日本人が否定されるほどのことではないだろうと思う。

●石井慧がリョートの道場で練習しているレポート、誠にたくましい。若くて才能がある人はうらやましい。これまでデビューした日本人エリート選手の中でも、ここまでじっくり世界修行してから登場した選手というのはいなかったし、どんな形でデビューしてくるのか、楽しみ以外の何者でもない。きっと凱旋デビューのプロレスラーのような鮮烈なデビューをしてくれるだろう。リョートと一緒におしっこを飲んでいるのかどうかはちょっと気になるが。

●一読者として、高島学氏がジョシュ・バーネットにプロレスの話を聞いているインタビュー記事には、強く不満足の意を表したい。これはもう、ジョシュのインタビュー記事というより、高島氏の演説記事だ。940円も払ってゴン格を購入したのは、ジョシュのインタビューなら値打ちがあると思ったからで、ふたを開けたら高島氏のナイーブなプロレス演説だったということでは、この分、金と時間を返して欲しいくらいである。記事に記者の主観が混入するのはやむを得ないけれども(そこがそれぞれの記事のチャーミングさにもなるんだけれども)、その枠を超えてひたすらに自説を流布したいというのなら、そして、流布するに値すると思うなら、それはご自身のコストとご自身のメディアでやるべきだと思う。

内容についても、堂々巡りのつまらないものだし、懇切丁寧にUWFの基本を解説してくれるジョシュに対しても恥ずかしくて申し訳ない気分になった。こういった内容の主張が必ずしもゴン格の総意では無いことを祈りたい。

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