ズッファの選手採用基準


WECのマッチメーカー、Sean Shelby のインタビューがMMA Fanhouse にあった。抄訳する。若手格闘家の皆さんは、どうかとにかくすぐに、自分の試合映像を Youtube にアップなさるようお奨めする。

Quote
自分の仕事は一言で言えば、チャンピオンと戦う素晴らしい挑戦者を捜すことなんだ。有望な選手のリストを作っていて、順位をいつも入れ替えている。チャンピオンさまさまだよ。いろんなことはあるが、要は世界で一番の選手を見つけ出そうとしている。それだけじゃない。世界で二番も、三番も、四番も探してる。実務上の多くの時間は、契約交渉だったり、スカウト活動、書類仕事、ミーティングなんかに割かれる。Zuffa 社員の毎日の仕事は想像以上にたくさんあるよ。

4年くらい前までは、ボクは部屋にビデオテープをため込んでた。でも今は、Youtube に頼ってる。もうビデオデッキは用済みで、ずっと Youtube を見てるんだ。欠かすことが出来ない、素晴らしい道具だ。これまでは、見たい選手の映像を巻き戻したりして探すのはホントに大変だったけど、Youtube のおかげでずいぶん時間が節約できる。みんな、自分の試合を Youtube に載せて、メールでリンクを送ってくれる。

UFCで戦いたいという手紙やテープが送られてくると、ひとまずボクのところに来ることにはなってるんだけど、最近ではあんまりあてにしてない。だって、ホントにいい選手なら、ジョー・シウバもボクも、もう知ってるはずだからね。各階級でそれぞれ20人くらいの選手に目を付けて、コンスタントに戦っているか、勝っているかを見ている。空きが出たら、そんな選手のマネージャに電話を入れるんだ。

プロっぽい選手を欲しいよね。経験の豊富な選手も欲しい。最低でも4戦だ。スタンドがきびきびしていて、かつMMA選手としてコンプリートな人がいい。はいずり回って、消してあきらめないような選手もいいなあ。

(水垣偉弥のブッキングについて)ボウルズの欠場が決まって、ジョー・シウバと相談し、誰か最強の選手を探そうときめた。これはトレスのおかげでもある。トレスは簡単な試合では満足してくれないからね。それでボクは水垣のことを思いついた。アメリカでは彼は有名ではないけど、ハードコアファンなら喜ぶはずだと思った。結果として、素晴らしい試合になった。信じられないくらい素晴らしかった。WECがハードコアファンを喜ばせることを証明できたと思う。

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映画『GOEMON』出演のチェ・ホンマンが韓国で大バッシング! スーパーハルクトーナメントにも批判集中!? (Kamipro)

“スーパーハルクトーナメント”企画の是非はさておき、日本と違ってプロレス文化が発達しなかった韓国では、格闘技を見るうえでプロレス的な思考を働かせて考えるファンは非常に少ないからか、このトーナメントに理解を示すファンはごく少数だ。


まるでニッポンでは、多数のプロレスファンが、このトーナメントに諸手を挙げて賛成しているように見える文章だ。

怪人がゾクゾク来日、という感じがする点だけは、昔のプロレスっぽいところではあるが、実際には「プロレス的」とまでいえるほど出来のいいトーナメントでもないだろう。誰がバッドガイで誰でグッドガイかもわからないし、カンセコとホンマンの間には何のストーリーも因縁もない。サップや美濃輪の外見はプロレスラーっぽいけど、試合じたいはプロレスでも何でもない。

さらにいえば、このトーナメントを理解しないのは、韓国人だけではないだろう。

Kamipro のこの韓国情報連載記事は、希少性が高くてありがたいのだが、よく迂闊な一言があって、がっかりな読後感が残るのが玉に瑕だ。

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今年の全日本チャンピオン・カーニバルは GAORA が提供してくれるがままに、全く受け身に、開幕戦と最終戦だけを録画し、やっと開幕戦を1.5倍速再生でチェックしおわったところなのだが、この開幕戦で行われた「諏訪魔 vs 小島」を見て襟を正した。そうだ、チャンカンの諏訪魔は見なければならない。

諏訪魔の開幕は小島戦。とにかく諏訪魔が攻め続けた。こんなに一方的に攻め続けてもいいのか?と思うほどだった。ポップ音楽にたとえれば「Aメロ→Bメロ→Aメロ」とかじゃなくて、「Aメロ→フィニッシュ」なのである。そして、技を受けてもすぐに立ち上がってしまう。まるでハンセンの若い頃のようだ。とはいえ、去年までのような、怪我人が出そうなクレイジーな動きでもなく、一定の抑制は効いているし、なんと言っても客席が沸いている。フィニッシュだけは派手にラリアートを食らって突然カウント3を許し、そのあとすぐ立ち上がってスタスタと帰っていく。これからワイルドに大酒を食らいに行くような風情がこれまた外人っぽい。凄くいろいろ考えて、いろんなスタイルを試行錯誤して、段々良くなっているのが素人目にもわかる。とても僭越な感想だけれど、守・破・離で言えば、守から破に移ったような花がある。

というわけで、これからもGAORAをコツコツとチェックして、諏訪魔の試合だけは見ていこうと思う。去年の私的ベストバウト、鈴木みのる戦は今年はどうだったのだろう。楽しみである。

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